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生産者の試み

よりおいしく、より品質の高いトマトを作る 生産者グループの挑戦

よりおいしく、より品質の高いトマトを作る 生産者グループの挑戦

最終更新日:2018年09月11日

宮崎県門川町のトマト生産者グループ「門川町高糖度トマト部会」は、8人の農業者が高糖度トマトを栽培しいています。会長の新門剛(しんかどつよし)さんは元サラリーマン。92年に門川町に移住し、トマト農家に転身しました。自身が感じる「〝おいしい“という幸せ」を求めて、トマトと向き合う日々を送っています。「おいしいフルーツトマトを届けたい」という思いを共有する仲間が作る「かどがわ ひなたのとまと」の魅力に迫りました。

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日本のひだまり 宮崎の太陽が育てるトマト

「日本のひだまり」と呼ばれる宮崎県は日照条件に恵まれ、年間を通してトマトの栽培に適した地域です。「門川町高糖度トマト部会」がある門川町は、県の北部にある海沿いの町。温暖な気候と土壌が「糖度以上においしさを感じられる」トマトを育てます。
一年中トマトを栽培するために、温室の中で低段密植栽培という方式で25日から40日をかけて苗を育て、本圃に植え替えます。3週間ほどたつと、黄色い花が咲き、その花が夏は35日、冬は70日ほどかけて大きくなり、赤い実に育ちます。この間に肥料や海水塩を与えることで、「かどがわ ひなたのとまと」らしい糖度が加わります。
一般的なトマトの糖度は3~5度。部会の作るトマトは、春先に高いもので10度、夏場の低い時期にもほとんどの人が「甘い」と感じる7度を維持しています。

グループで目指す品質の保持と出荷量の平準化

トマト部会は、品質の保持と出荷量の平準化などを目的に、2017年11月から、農業経営支援サービスを行うテラスマイル株式会社(本社:宮崎県宮崎市)が提供する生産管理や販売管理が可能になるシステム「RightARM(ライトアーム)」を導入しました。
すでにこれまでも、オランダ型の大型温室、環境制御システム、非破壊糖度選別ライン、サイボウズ社のkintoneを用いた出荷・栽培管理システムなどのICT技術を利用し、蓄積したデータを栽培に活用してきましたが、「RightARM」の導入で、部会員の経営の可視化や計画、出荷予測、業績評価までを一元で管理し、より強い組織の構築を図ります。従来からあった売上予測と業績評価を行うクラウドシステムだけでなく、コンサルティングサービスが組み合わさって、データの実用性を高めることで、経験と勘にだけに頼らない未来型トマト生産を目指して行きます。

【RightARMの特徴】

・ICT/IoTデータの営農への利活用
・過去データを活用した出荷・売上予測の実施
・区画別の収支と業績評価をデータ化する

「今よりもっとおいしく、多くの人に届けたい」。その願いが、消費者が求めやすい価格で、安定して供給できる体制づくりの原動力になっています。

生産者が作る極旨トマトジュース

部会のメンバーは、収穫量の多い春に獲れた、最も糖度の高いトマトを活用した「トマトジュース」づくりに挑戦しました。ジュースという姿になったトマトを楽しめるように、風味と品質を維持しながら〝ジュースらしさ″を演出する工夫に、地区特産の柑橘「へべす」を使いました。「へべす」のしぼり汁を1%添加することで、「かどがわ」ならではの「ひなたのとまと トマトミックスジュース」の味が完成し、製品化に成功しました。九州地方の生協店舗、スーパーで販売。日向農業協同組合が運営する「ひむか彩館オンラインショップ」で販売中です。

宮崎を味わうトマト「かどがわ ひなたのとまと」

8人の農業者が、総面積4ヘクタール84区画で生産する「かどがわ ひなたのとまと」は、九州の生協やスーパー、宮崎空港で販売されているほか、宮崎県内の飲食店で味わうことができます。トマト人気が高まる中、全国各地で特徴豊かなトマトが生産されています。宮崎県には、熱心なトマト農家グループが手塩をかけて育てた「かどがわ ひなたのとまと」があります。宮崎に足を運んだ際は、ぜひ、味わってください。

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