「新米はおいしい」は本当?【前編】

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「新米はおいしい」は本当?【前編】(2/3)

連載企画:お米ライターが行く!

「新米はおいしい」は本当?【前編】
最終更新日:2018年12月06日

新米の時期は「新米だからおいしいよ」という売り文句も聞かれます。しかし、年が明けて「新米」の季節が過ぎました。「新米」と呼ばれる期間は、現在の米業界では収穫された年内が一般的。そのため、店頭では1月になると「新米」シールが貼られた米袋は見かけなくなります。じゃあ、新米の時期が過ぎてしまったらお米の味は落ちてしまうの?そもそも、新米って本当においしいの?もしかしたら、「新米=おいしい」というのは、多くの日本人が抱く先入観にすぎないのでは…。その疑問を解明すべく、“新米神話”を検証しました。

「日本人は新米を心で食べている」

黄金色の稲穂を見て豊かな気分になるのも日本人ならではの感性だろう

ではなぜ新米はおいしいと言われているのでしょうか。その疑問に答えてくれたのは、東京・原宿「小池精米店」店主の小池理雄(こいけ・ただお)さん。「米のツヤ、香り、粘りに惑わされて、お米の旨みを味わうところまでいかないのでしょう」。たしかに、あのキラキラにだまされているような気が…。「あとは、味というよりも、豊穣を神様に感謝してありがたくいただくという側面でおいしいと感じるのでしょうね」(小池さん)。

稲に詳しい農学者・佐藤洋一郎(さとう・よういちろう)さんは「新米はうまいというよりも香り高い」「日本人は新米を心で食べている」と言います。新米がおいしいのは、炊きたての香り、そして日本人の感性に左右されている面もあるのかもしれません。

たしかに、食事のときに「今日は新米だよ」と聞いた途端に、急にごはんの香りを嗅ぎ始めたり、おかずは後にしてまずは白ごはんだけで味わおうとしたりと、ごはんへの向き合い方が厳かになる人、いますよね。

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