農業?林業?「アグロフォレストリー」って何!?

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農業?林業?「アグロフォレストリー」って何!?(2/3)

農業?林業?「アグロフォレストリー」って何!?
最終更新日:2018年09月07日

農地確保のために森林を切り開くことは、もうやめよう…。そのような考え方に基づき、アマゾンなどの熱帯雨林地域を含む世界各国で、農業と林業を両立する「アグロフォレストリー」が注目されています。
環境を守るとともに、現地の人々が持続的に収入を得ることができる農作物の生産手法として期待されるアグロフォレストリーの普及活動の陰には、日本人の姿もありました。今回は、その歴史と展望に迫ります。

きっかけは「黒いダイヤ」の反省

アグロフォレストリーの歴史を語る上で重要な地域が、1929年に日本人移民が入植したブラジル北部のトメアス市です。トメアス市は1950年代に当時「黒いダイヤ」と呼ばれたコショウ栽培で一時、莫大な富を得ました。しかし、コショウは病害で壊滅的な被害を受け、他の基幹作物が必要となりました。

単一栽培に頼っていた農業への反省から、日本人移民を中心としたトメアス総合農業協同組合がカカオの植樹を提案。こうしてさまざまな作物を同時に育てるアグロフォレストリーが地域に根付いたと言います。

トメアス市の荒廃地では、病害に弱いコショウが10年以内に枯れると見越した上で、コショウと共に果樹などの他の苗や樹木を一緒に植えていきます。5~10年後にコショウが枯れたころに果樹を収穫することができ、20年後以降には高木が育って森林が再生するという仕組みです。

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