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パナソニックの『栽培ナビ』を導入したらどうなる?! 農業のICT化を目指す若手生産者がトライアル体験中!

パナソニックの『栽培ナビ』を導入したらどうなる?! 農業のICT化を目指す若手生産者がトライアル体験中!

最終更新日:2018年09月27日

「農業のICT化を進めていきたいが、実際どんなことが可能になり、何から始めたらいいのか」──近年、スマート農業を実現する取り組みが注目されるなか、このように悩む方もいるのではないでしょうか。滋賀県栗東の株式会社「リッチグリーン」の若手生産者・高寺さんもその一人でした。そこで高寺さんが注目したのは、パナソニックが手がけるクラウド型農業管理システム『栽培ナビ』。小松菜が生き生きと育つ圃場で、Panasonic『栽培ナビ』への期待を伺ってきました。

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生産者のネットワークを生かし、安定出荷・高収益を実現

そもそも「リッチグリーン」は栗東有機栽培グループを前身とし、2015年に生産者19名の出資により設立された株式会社。生産者は20代〜60代まで幅広い世代がいますが、そのうち半数を30代までの若手が占めています。
会社員から転職した人や他県からの移住者もおり、今回取材させていただいた高寺さんも県外からの移住者です。
同社の特徴は、生産者全員で滋賀県の「環境こだわり農産物認証」を取得し、土づくりにこだわって、農薬をなるべく使用せず、堆肥や有機質肥料を活用した安心・安全・おいしい野菜を生産していること。集出荷施設を共同で利用することで、流通や販売を一元化し、年間を通して安定した葉物野菜の供給を行っています。
「生産する野菜は、小松菜、水菜、ほうれん草、青ネギ、ミニトマトなど。数量や品質などをあらかじめ決めた契約栽培を行っているのですが、会社として受注することで、自分のところが不作でも他の生産者が栽培量を増やすなどして収穫量を調整できるのが大きなメリットです。以前の栗東有機栽培グループは任意団体でしたが、現在は株式会社なので融資も受けられますし、自分たちで販売することもできる自由さがあり、今後の展開の可能性も広がりました」
生産者のみが出資した株式会社は滋賀では珍しく、安定的に農業を営む仕組みづくりに大きな期待が寄せられています。
しかし生産者が20名(設立から人数が増え19名から20名に)も集まる組織ならではの課題もあると言います。それは情報共有の難しさです。

営農の流れ

生産者の栽培情報共有が困難。『栽培ナビ』の新機能【情報共有】で解決できるのでは!

「現状の課題は、20名いる生産者の栽培状況を会社の事務方側ですべて把握するのが難しいことです。
圃場は合わせると300カ所ほどにもなるので、実際に見てチェックするのは不可能。それで現在は集出荷施設にノートを置き、1週間先の収穫予定をそれぞれが手書きすることで情報共有しています。でもこれは、20名それぞれがまちまちに自己申告しているだけなので、どれくらい正確かわからないんです。
また私たちの会社やその周りはいまだにアナログで、やりとりはメールじゃなくてFAXや電話、栽培記録などの書類もいまだに紙ベースでの対応のため、管理が大変です。例えば、先週出荷した小松菜の栽培記録を見せてほしいと言われても、簡単には探し出せません」こうした現状の課題を解決するため、高寺さんが試してみたいと考えたのが、パナソニックのクラウド型農業管理システム『栽培ナビ』。同社の農業に関する取り組みは2013年にスタートしており、その時現場のニーズをすくい上げるために農場現場に足を運んでいたパナソニックの技術者たちと高寺さんの交流はすでに始まっていたそうです。
「商用化前の実証実験時のシステムは、まだまだ現場に即したシステムとは言い難いものでした。(苦笑)ですが、生産者から意見を収集し、一緒に創っていく過程で、どんどん魅力的なシステムに改善されていったようで、商用化した『栽培ナビ』を使って、正直驚きました。実証実験時とは比較にならないほど、いろんな配慮、工夫が感じられ、よくなっていました。私は以前から農業のアナログを変えていきたいと思っていましたし、若手の生産者から同じような意見も聞いていましたので、そろそろ『栽培ナビ』を試すいいタイミングだと考えトライアル対応することにいたしました」

丁寧に小松菜の状態を確認する高寺さん

『栽培ナビ』で変わる未来はすぐそこ!新たな試みに行政も期待

『栽培ナビ』を使い始めてまだ約1カ月ですが、これを本格導入すればどんなメリットが生まれるか、大きな手応えを感じていると言います。
「まずはやはり生産者の栽培状況の把握ですね。今までノートに手書きで1週間後の収穫予定を自己申告していたのが、『栽培ナビ』だったら生産者が種をまいた時点で入力しておくだけで、冬なら3カ月後の収穫量がだいたい予測できるわけです。これはただ単に効率化されるだけでなく、まったく新しい強みが生まれると思います。いかに先を読むか、タイミング次第で同じ野菜でも10円で販売するのか、100円で販売できるのかが変わってきます。経営面でもかなり大きなサポートになるに違いありません」
また「リッチグリーン」は滋賀県の「環境こだわり農産物認証」を取得しており、農薬や化学肥料の使用量を通常の半分以下に減らして栽培しているため、いつ、どんな農薬や化学肥料を使用したか、栽培記録の提出が常に求められています。しかしこれらの書類も現在はすべて紙ベースです。
「環境こだわり農産物の場合、1作につき1枚、栽培記録などの書類を行政へ提出しなければいけません。私たちのように年に何種類も野菜を作る生産者は、年間約500枚の申請書を出すことになります。これが本当に大変で・・・」
と高寺さんが苦労を語られる横で、行政の立場である滋賀県大津・南部農業農村振興事務所 農産普及課の松田さんもうんうんと頷き、言葉を続けます。
「今は生産者さんが申請書を記入した後で確認し、また別の第三者が確認し、最後に県の担当者が確認するという流れです。しかし担当者が申請書を何百枚も確認するとなると、やはりヒューマンエラーが起きる可能性がありこれがICT化され、栽培記録を入力した時点で関係者が確認できるようになれば、生産者はもちろん行政担当者の負担軽減にもつながると思います。また生産者と行政、肥料メーカーなど、農業にかかわる様々な人との情報共有もぐんとスムーズになるでしょう。栽培ナビの【情報共有】はそれを実現できる新機能なんです」

左上:生産者にとっても行政にとっても情報共有が大事だと語る高寺さん(左)と農産普及課の松田さん(右)

生産者、行政、消費者…農にかかわる人が『栽培ナビ』でつながる

もうひとつ、高寺さんには『栽培ナビ』を使って実現したいことがあります。消費者の方たちへの情報公開です。
「環境こだわり農作物はかなり規定が厳しく、私を含めどの生産者も苦労と工夫を重ねて野菜づくりをしています。しかし消費者の方たちに、私たちの思いが果たしてどれくらい伝わっているのか。そもそも滋賀県は琵琶湖の水を守るため、魚毒性の強い農薬は使えなかったり、化学肥料の基準値が厳しかったりします。その上で、基準の半分以下の農薬・化学肥料で作る環境こだわり農作物がある。消費者の方があえてこの環境こだわり農作物を選ぶことで、安心・安全・おいしい野菜を食べる事となり、琵琶湖をとりまく自然環境を守ることにもつながるんです。だからこそ、『栽培ナビ』を導入したら栽培記録などの情報も逐一アップし、消費者の方に将来性を見てもらえるようにしたいですね」
この考え方は、パナソニックの“Farm to Table,Table to Farm”につながります。
生産者の栽培情報や作業記録の“見える化”、生産者同士の情報共有はもちろん、行政や消費者ともつながるパナソニックの『栽培ナビ』。工夫次第で様々に活用が期待できます。
また、パナソニックでは、システム以外にデータを自由に加工できるツールも別に準備されており、簡易的に経営管理や収穫予想なども対応できるようにサポートされています。
「パナソニックさんは家電メーカーなので、小さい子どもからお年寄りまで誰が使っても直感的に動かせるユーザーインタフェース(UI)づくりに定評があります。ICTというと難しいですが、“生産者向けの家電”と捉えればとっつきやすいですし、使いやすければどんどん普及していくでしょう。私たちも自分たちのやり方に合うよううまく機能を使いこなしながら『栽培ナビ』を本格導入し、活用していきたいと思っています」
近い将来、『栽培ナビ』は生産者のなくてはならない当たり前のシステムになっている──。そんな予感を感じさせる取材でした。

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