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“農”に打ち込む大学生が集う 「農業系サークル」って何?~慶応「スローフードクラブ」の場合~

“農”に打ち込む大学生が集う 「農業系サークル」って何?~慶応「スローフードクラブ」の場合~

最終更新日:2018年11月03日

全国の大学で増えつつある“農業系サークル”。食と農に関心を持つ若者たちは、どのような活動をしているのでしょうか。そして、大学生たちは、どんなきっかけで農業に興味を持ったのでしょうか。「食の楽しさ、大切さ」を分かち合うことをコンセプトにした慶応義塾大学の公認サークル「スローフードクラブ」の菅井麻友(すがい・まゆ)さんに、活動の様子をレポートしてもらいます。

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「スローフードクラブ」は2009年6月に設立され、来年で創立10周年を迎えるサークル。部員は約130人で、主に神奈川県の日吉キャンパスで活動しています。

日吉キャンパス内に畑⁉40種もの野菜を栽培

サークルの主な活動内容の一つに、スローフードクラブの畑、通称「スロフ畑」での畑仕事があります。慶応生にもあまり知られていませんが、なんと日吉キャンパス内に私たちの畑があるのです。
私たちは週3回、授業の空き時間などを利用して畑での野菜活動を行っており、今年度は40種類もの野菜を育てました。粘土質の土や病害虫と戦いながらも、美味しい野菜作りに日々励んでいます。ほぼ無農薬での栽培にこだわっているため、いびつなものや虫に食われてしまったものもありますが、「愛着がわく!」「虫に食われるくらいおいしいってことだよね」と言ってみんなで食べています。

自家栽培野菜を食す!こだわりの料理会「ビストロ」

月に1、2回、大学近くの市民公民館で「ビストロ」という料理会を開催しています。中華、沖縄料理、NY風など毎回テーマを設定し、畑でとれた季節の野菜を用いて様々な種類の料理に挑戦しています。和気あいあいとした雰囲気の中、皆で力を合わせて作るので、料理が得意な人もそうでない人も楽しむことができます。

農業系スポーツから料理まで幅広い大会に全力投球!!

他にも、食に関する様々なイベントに参加し、メンバーの親睦を深めています。

田んぼで大学生の熱い戦い!「泥んこバレー」

例えば、東京から一番近い棚田として有名な千葉県の大山千枚田にて開催される「泥んこバレー」があります。これは、主に関東の農業系サークルが参加し、水の張られた田んぼの中で泥だらけになりながらバレーを行うというインカレイベントです。スローフードクラブは昨年度に優勝を果たしました。普段は目にすることのできない広大な自然の中、価値観の違う他大の方と親睦を深めていくことで、過疎化が進む地域で美しい自然を守るために私たちに何ができるのかを考える良い機会となりました。

ギネス更新⁉「練馬大根引っこ抜き競技大会」

毎年12月に東京都練馬区南大泉で開催される「練馬大根引っこ抜き競技大会」にも参加しています。本大会は毎年様々な局が取材にやって来る超注目イベントです。昨年は、制限時間内に引き抜く本数を競う「選手権の部」で男子部門3位、女子部門2位、さらには「園主お気に入りの大根」を引き抜いた選手に贈られる特別賞などを獲得する部員もいました。中太りの江戸東京野菜「練馬大根」は通常の大根の3~5倍の力が必要といわれています。その為膝の屈伸を利用して身体全体で引き抜く必要があり、後日筋肉痛で苦しむ部員も多かったとか…。また昨年は「大根を同時に引き抜いた最多人数」という記録名で見事492人のギネス世界記録を獲得しました。

農業だけじゃない!料理の腕前も日本一!?

また、8月上旬に開催された第3回「山梨ふるさと料理コンテスト~すもも~」では、部員2名が優勝を果たすという快挙を成し遂げました。優勝した料理名は「すもものサルサソース~タラのムニエルとともに~」というスローフードクラブらしい食へのこだわりの詰まったものでした。副賞として11月に丸の内仲通りで行われる「Japan Harvest(ジャパンハーヴェスト)」という農林水産省主催のイベントでの販売権も獲得ています。

食全般にこだわるサークルによる「三田祭」での模擬店

毎年11月下旬に行われる三田祭では、味、素材ともにこだわった料理を提供する模擬店を出店しています。昨年度は朝、自分たちの畑で収穫した自家製カブを使用したポトフや、食べ歩きに最適なスティック状の大学芋を販売し、大好評でした。お客様の満足度を第一に考えて何度も試作を重ね、スローフードクラブにしか出せない料理をとことん追求しています。

<スローフードクラブよりお知らせ>

スロフの料理を食べるチャンス!三田祭へ行こう

もちろん今年もスローフードクラブは三田祭に出店します。もうすでに4回以上も試作を繰り返しています。今年度の三田祭期間は11月22日(木)から25日(日)です。メニューはトマトスープと野菜チップスです。特に野菜チップスはスロフ畑で採れたサツマイモを使用しています。また、トマトスープは野菜界のだしともいわれるトマトの旨味をふんだんに活かした模擬店に出すにはもったいないくらいの一品です。

そのほかにも合宿、BBQ、地域の催し物への参加など、学外でも積極的に自然や食についてのイベントに意欲的に参加し、楽しみながら都市農業の魅力に触れています。「食」を通してみんなに笑顔を届けたい。それがスローフードクラブの信念です。

なぜ、学生はこんなにも農業に魅かれるのか…?次ページでは、菅井さん自身がその答えを教えてくれました。

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