竹炭が一般家庭の食費から世界の食品ロスを救う!? その驚くべき真相とは

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竹炭が一般家庭の食費から世界の食品ロスを救う!? その驚くべき真相とは

竹炭が一般家庭の食費から世界の食品ロスを救う!? その驚くべき真相とは

最終更新日:2018年12月14日

往時の姿を今に残す佐賀市古湯温泉街の一角に、世界に誇るものづくりを実践する『株式会社炭化』はあります。私たちの生活に身近でありながら、多くの山林で放置される現状にある「竹」。厄介者としてのイメージが先立つ竹に、いち早く可能性を見出し、試行錯誤の末、独自の方法で炭に変え、青果物鮮度保持剤 『タンカ フレッシュ』 として商品化を実現したのが創業者の入江康雄さんです。
2012年にわずか4名での起業から6年。「捨てられるものから有益なものを創造する」という入江社長の信念は、食品鮮度保持にかかわる3つの製品に結実し、世界規模で深刻化する「食品ロス」の救世主として、国内の農業生産者をはじめ、私たち一般消費者にまで流通の裾野を広げています。
今回は、会社の成長を一緒に見守ってきたYANG課長、原野課長そして入江代表取締役社長に設立経緯から今後の目標を伺いました。

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『タンカ フレッシュ』の誕生秘話

冷蔵庫で利用できる一般家庭用からビジネスや輸出のための法人用までバリエーションが豊富

2012年、佐賀県鹿島市に誕生したベンチャー企業株式会社炭化。代表取締役の入江康雄さんが起業に踏み切った理由は、他ならぬ食品ロスの現状にあります。農林水産省が2016年に発表した食品ロスに関するデータ(※1)によれば、食品関連事業者内のみで生じる食品廃棄物だけでも年間806万t、内、可食部分と考えられる量は330万tとされています。また同時に、一般家庭から出る廃棄物にいたっては、一年で870万tにのぼります。その実状に一矢報いたいという一心から、入江さんはかねてから着目していた「竹」をビジネスの軸に据えました。

かねてからというのも、入江さんは定年を迎えるまで大手建設会社に勤務しており、当時各地の道路やトンネルの工事に赴くたびに、野放しになった竹の現状を目の当たりにしてきたといいます。「放置された竹を有効活用できないか」と、その思いが現在の青果物鮮度保持剤を生み出す第一歩につながったのです。

現在の製造拠点は佐賀市ですが、同社が創業した2012年当時は佐賀県鹿島市に本社がありました。
「原料となる竹を山から伐採するボランティアの方が近隣にいたこともそうですし、安定した竹の仕入れが可能な環境という側面も大きかったですね」。

言うまでもなく、竹を入手するだけでは、製品とはなりません。「それをどのように【加工】していくかという段階にさしかかり、【炭にする(焼く)】というシンプルな発想が芽生えた」と入江さんは話します。
「その頃はノウハウがありませんでしたから、炭焼き工場をつくり、まずはトライしてみようという状況でした。試行を重ねるうちに、竹は単に焼くだけでは、青果物の鮮度低下を促すエチレンガスの“吸着”という観点において、めぼしい結果が得られないことが分かりました」。

炭化の魅力を楽しく語る原野課長(左)とYANG課長(右)

燃焼実験を通して導き出されたのは、最適な燃焼温度帯(600〜800℃)があるという点。つまり、火の温度帯によって竹炭がもつ吸着の効果が変わるのです。しかし、それがすべての“答え”ではありませんでした。
「最適温度で焼くのも重要ですが、それだけでもだめ。なぜなら、青果物はエチレンガス“以外のガス”を放出しているからです」。

入江さんはその代表的なものにアンモニアとアセトアルデヒドを付け加えます。エチレンガス同様、鮮度低下を誘発する各種ガスの吸着に効果的な“付加価値”のヒントとはなにか。約一年半に及ぶ研究開発の末、たどり着いた答えが“茶葉”でした。
「佐賀県茶業試験場の担当者から、竹炭にお茶を組み合わせてみてはと引き合いがあったのです」。

使用したのは、茶農家の間で廃棄されることの多い三番茶。入江さんは同所から手ほどきを受け、独自に抽出した高濃度のカテキンを本社工場でゲル化。従来の方法で各種ガスの吸着実験を実施したところ、劇的な数値が表れました。
「エチレンガスのみならず、カテキンがアンモニア、アセトアルデヒドの排除に大いに効力を発揮することが分かりました。鮮度を阻害するガスのすべてを、この竹炭と三番茶の組み合わせによって吸着できると確信しました」。
それは『タンカ フレッシュ』誕生の瞬間でもありました。

※1 特定非営利活動法人全国もったいない市場 「食品ロスの削減に向けて」

複数日数の実験を繰り返し鮮度効果を高める努力が炭化の魅力

国産農業の新たな可能性を切り開く「長期間鮮度保持」

中高温で炭化した竹炭を10μ(ミクロン)以下に粉砕し、日本茶カテキン、シリカを組み合わせゲル化した青果物の鮮度保持剤『タンカ フレッシュ』。主原料のすべてが天然由来成分による安全性の高さはもちろん、通常4日とされる青果物の鮮度を8日間も持続させる効果は、鮮度保持剤の革新的な進歩といえます。早速その特性を生かすべく、同社が真っ先に向かったのは“農業の現場”だったといいます。
「鮮度保持の進化こそ、農業活性の一翼を担うものだと考えます」。

若い担い手が減少する日本の農業を元気にしたいという入江さんの思いは、生産者の出荷までの貯蔵から輸送における諸課題を次々とクリアにしています。『タンカ フレッシュUV』もその好例です。世界に類をみない輸送用・倉庫保管用鮮度保持システムとして『タンカ フレッシュ』と並行し製品化したシステムは、佐賀県が特許をもつ酸化チタンによる光触媒を活用したもの。竹炭およびカテキンがもたらす高い吸着性と、LED紫外線+酸化チタン光触媒による鮮度低下ガスの分解(水、二酸化炭素)、抗菌・鮮度保持は、電子制御により管理され、省電力かつ長時間抗菌を可能とし、これまでにない経済性・安全性・利便性と長期鮮度保持機能を可能にしました。

竹炭を細かく粉砕し製品に適したゲルを作り出す

「昨今の国内農業の活路として不可欠な海外市場。これまでの常識では鮮度を長期間保持できない前提があったため、空輸という手段を選ばざるを得なかった外国へも、船便で輸送することが可能となりました。現在は約40日の航路距離においても、鮮度を保つことに成功しました」。

空輸から船便へのシフトは、生産者が負担する輸送コストの大幅な削減につながり、アジア圏はもとより、より遠くの地域へ多くの量を輸送することが可能となっています。その検証もかねて、同社は一回の海上輸送で最大65種類の青果物の実証実験おこなっています。例えば45品目を博多から台湾(14日間)、香港(17日)へ輸送した際の成功率はそれぞれ96%(台湾)、94%(香港)。あるいは、65品目を東京からシンガポール(19日間)、マレーシア(23日間)の航路に乗せた際は、94%(シンガポール)、93%(マレーシア)といずれも9割以上の鮮度保持を実現しています。
中でも特に、鮮度保持が困難(通常3日間)とされるベビーリーフの香港輸送(輸出先:現地スーパーマーケット)では、15日経過後もまったく鮮度は落ちず、現地バイヤーからも最大級の評価を獲得しました。さらに直近では、従来で最長となるカナダへの青果物輸送も『タンカ フレッシュUV』によって鮮度を落とさない輸出が実現したそう。
「既存の倉庫や冷蔵庫にすぐに設置できるコンパクトな形状もあって、ニーズの高まりを肌で感じています」。

世界の物流の常識が『タンカ フレッシュ』『タンカ フレッシュUV』によって覆ることはゼロではないし、むしろスタンダード(基準)として塗り替えられる可能性を秘めています。

40日間利用ができる今のスペックが50日間になれば世界中に輸出が可能になる

途上国も視野に入れた世界基準の技術提供も夢ではない

ここまで紹介した『タンカ フレッシュ』『タンカ フレッシュ UV』に加え、優れた除菌効果で倉庫内や各社コンテナ、作業スペースの清潔を保つために同社が開発した『タンカ フレッシュ ウォーター』。細菌・カビ菌、ウィルスの除去に高濃度微酸性電解水が素早く効果を発揮します。
「当社の製品シリーズのすべては天然由来成分のため、水として土に還し、循環させることができます」。

今後、発展途上国へのサスティナブルな消費・生産形態の促進を掲げる同社にあって、現地で収穫したものを衛生的に保管できる空間づくりをサポートすることは、喫緊の課題と入江さんは考えています。

『タンカ フレッシュUV』の実装実験を話す入江社長。90日前のみかん(写真右下)も鮮度を保つ

日本産の農産物を、鮮度を維持して送るシステムを確立する一方、科学的・技術的ノウハウを提供し、世界中に定着させていくことも、深刻化する食品ロスに大きな役割を果たすことにつながります。
「途上国ほど食品ロスの現状は深刻と言えます。採れたものを衛生的に貯蔵する仕組みそのものが不足しているので、決して不思議なことではないのですが、誰かが援助すべき段階にきていると思います」。

その「誰か」こそ、他ならぬ当社であり、捨てられるものから有益なものを創造してきた実績があるからこそ、他国の厳しい現実をつぶさに観察し、その状況と真摯に向き合えるのかもしれません。

また、前述した同社製品の誕生秘話や具体的な世界展開のストーリーを通して、私たちが日常生活において学びとるべき点も数多くあります。食品ロスというと、どことなく気難しく聞こえますが、私たちには「もったいない」という日本人の精神があります。「有用なものを有効に生かせないことに悔いる気持ち」という世界でも独特と称される稀有な価値観を絶やしてしまうことは、もったいない。ならば、一番身近な食卓で、今日から始めてみませんか。食べきれる分の食材を買い、それでも余してしまったら冷蔵庫できちんと保存。
もちろん、忙しいあなたには、『タンカ フレッシュ』をおすすめします。

営業、開発、総務が一体となって食品ロスに貢献する製品を世の中に提供します!

〇関連情報
ECサイトから購入できる一般消費者向けのお試しセットも大好評

炭化の会社紹介、製品紹介はこちら

〇連絡先
・正式社名:株式会社炭化
・郵便番号/住所:〒840-0501/佐賀県佐賀市富士町古湯2655-3
・担当部署名:総務
・電話番号:0952-51-8811
・メールアドレス:tanka@tanka-eco.info

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