都市と農業を繋げる「農mers Café」
プレイベントでは、朝穫れ野菜や果物、米などを生産者自らが販売。近隣で働く人々や家族連れなど約200名で賑わった。
生産者は作物の特徴や産地について紹介し、来場者は興味深く聞き入っている。実は、こうした交流も『農mers Cafe」の狙いのひとつだ。都心の人が気軽に農家を触れ合い、農業に興味、関心を持ってもらうことで、農家を取り巻く“農業関係人口“を増やすことを目指している。
用途に合わせて活用できるスペース
「農mers Café」は、通常はコワーキングスペースとして開放する。約130平方メートルのフロアに33席あり、Wi-Fiも利用できる。全国の農業情報や移住、就農情報を得られる環境を整え、スペースの利用を通じて農業を身近に感じてもらう予定だ。加えて、農家によるマルシェや自治体による移住、就農相談会も実施し、農業振興につなげる。
同じ建物の別フロアには、水耕栽培でバジルを栽培。6階には調理スペースを備えた部屋やセミナールームも備え、用途にあわせて利用できる(有料)。
2018年の農業就業人口は175.3万人で、2000年の389.1万人から約55%も減少し、深刻な人口減、高齢化問題を抱える農業界。
マイナビ農業では、農家の担い手支援や、農家を支える関係人口を増やすことを目指し、総合情報サイト「マイナビ農業」や農業を始めたい人と農家をつなぐスマホアプリ「農mers」などを展開している。
【参考】「農mers Café」の詳細・利用はコチラ