秀品作物のカギは「土づくり」にあった! 土壌の「見える化」で目指す、サスティナブル循環型農業の実践

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秀品作物のカギは「土づくり」にあった! 土壌の「見える化」で目指す、サスティナブル循環型農業の実践

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秀品作物のカギは「土づくり」にあった! 土壌の「見える化」で目指す、サスティナブル循環型農業の実践
最終更新日:2020年02月07日

日本の農地は、長年にわたる化学肥料や農薬の使用によって、土痩せや薬剤耐性病害虫被害が深刻化しています。そんな現状に疑問を抱き、土づくりに取り組む山形県鶴岡市の若手農家と、それを支えるパナソニック株式会社。両者の取り組みからは、サスティナブルな農業の可能性が見えてきました。

経営安定化を目指し儲かる有機栽培へ

日本海に面した山形県庄内地方は羽黒山、月山、湯殿山で構成する出羽三山、秀峰・鳥海山などの山々に囲まれた自然豊かな地域です。そんな庄内地方にある鶴岡市でトウモロコシ、ニンジン、アスパラガスなどを栽培する『ベジパレット』。代表の高田庄平さんは、祖父母が育てるおいしい野菜をもっと多くの人に味わってもらいたいという思いで、I T業界から農家に転身。しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。

「資金、農地、機械、ノウハウ、売り先、つながりなど、何もない状態で農業を始め、当初はさまざまな困難に見舞われました。教わった慣行栽培で野菜を育てても、品質、収穫量ともにいまひとつ。病害虫や台風被害が重なり、無収入という年もありました」

そう振り返る高田さんは、作物がうまく育たない原因を探るうちに、問題が土壌にあることに気が付きます。そのカギとなるのが「微生物」の存在です。かつての農地では落ち葉や動物の糞尿などの有機物を土中の微生物が無機物に分解し、それを肥料に作物が育てられていました。

しかし現在は、化学肥料の多用によって土が痩せ、有用な微生物数が減少。土の中の生態系バランスが崩れ、病原菌や病害虫が増えやすい環境となっています。
「良い土づくりは微生物の存在なしではありえない」

そう考えた高田さんは、山形大学が研究を進めている畑作農家と畜産農家による「耕畜連携(庄内スマート・テロワール構想)」に共感。セミナーに参加することで、本格的な土壌改良に乗り出します。「最初から有機栽培を目指したのではなく、どうしたら良質な作物が育ち、経営の安定化が図れるかを考えました。それを試行錯誤したら有機栽培に行き着きました」と話す高田さん。

堆肥や緑肥、微生物を加えても、それによってどのように土壌が変化したかを知るには科学的アプローチが必要不可欠です。そこで出会ったのが『パナソニック株式会社』が提供する「最適な土づくりと栽培の見える化」です。『ベジパレット』では現在、同社の協力のもと、土壌の現状を細かく分析し、土づくりを科学的に検証中。有機栽培の確立に向けて、科学的に見える化し、安心かつ、おいしい農作物を作ることに尽力しています。

土壌の見える化と、土づくりをサポート 農業を生命産業へ

データは栽培実証中のほ場の一例。適切な時期に適切な資材を投入することで、病害発生はあったが収量が約2.4倍に。播種前、除草、収穫等の作業が減り、全体的な作業負担が軽減
※取材時の栽培ほ場では、堆肥と液肥のみで栽培実証中。上記表に土壌分析費用は含んでいません

調理家電をはじめ、革新的な技術を駆使した商品・サービスを提供する『パナソニック株式会社』では、日本の農業を支える「アグリ事業」を展開しています。そのひとつが農作物の栽培環境(土・生育環境・植物生理)を科学的に分析し、可視化することで有機栽培営農を誰でも簡単に実現することを目指すサービスです。

同社で事業リーダーを務める新居道子さんは、「家電メーカーとして、日本の基幹産業である農業の発展を目指し、生産者と消費者の思いをつなぎたいとアグリ事業はスタートしました。確実に高品質な作物の栽培を可能にすることで生産者の収益向上につなげることが本事業の目的です」と話します。

セット内容の詳細や他のセット、個別対応など、お問い合わせください。今の栽培(土壌・作物)の見える化をサポートいたします。

同社は篤農家の農地で実証実験を行うと同時に、独自の検証を重ね、作物の収量向上と品質確保の両立には、土壌の肥沃度と植物生理が密接に関係していることにたどりつきました。『ベジパレット』の土壌を分析した結果、長年の化学肥料や農薬の使用によって窒素過多となっていることが判明。それが原因で、窒素を好む病害虫や病原菌が発生しやすくなっていたのです。

分析を基に両者は堆肥と太陽熱養生で微生物を活性化し、細胞形成能力を高めるアミノ酸肥料や、生化学反応に欠かせないミネラル肥料を加えることで病害虫に強い土壌づくりに着手。加えて、定期的に診断を行い、土壌の状態を「見える化」することで高品質な農作物を継続的に栽培することを目指しています。

「一次産業である農業は、生命産業でもあるとわたしたちは考えます。人と環境にやさしい土壌を作ることは、サスティナブルな社会の実現にもつながるのではないでしょうか」(新居さん)

科学的・理論的観点でサポートする同社の協力を得た『ベジパレット』は現在、パナソニックが提供する有機関連資材を使用し、本格的な有機農法に移行中です。「有機農法を確立、秀品作物を栽培し、利益から逆算する農業経営をすることで、『農業のことは庄内に倣え』と、生産者のお手本になることが目標です」と、力強く語る高田さん。若きファーマーはかつて庄内の大地に根付いていた循環型農業を現代版に改良・実践し、地域農業の活性化に情熱を注いでいます。

ベジパレット 代表 高田庄平さん

大学卒業後、都内でITエンジニアとして勤務し、2010年に専業農家へ転身。弟の耕作さんと共に、合計12haにも及ぶほ場でニンジンやアスパラガスなどの栽培を手掛けている。

[問い合わせ先]

パナソニック株式会社アプライアンス社

https://agri.panasonic.com/saibai

〒105-0013 東京都港区浜松町1丁目17番14号 浜松町ビル4階
TEL:080-9935-8422(平日9:00-17:00 土日祭日除く)
E-MAIL:agri-project@ml.jp.panasonic.com

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