省力・低コストで直播栽培にも嬉しい複合効果をもたらす水稲用除草剤
『イッソウ1キロ粒剤』は、ノビエやホタルイ、ウリカワ、オモダカなどに効果を発揮する、協友アグリ株式会社から発売されている水稲用除草剤です。

『イッソウ1キロ粒剤』(登録番号 第23835号)
一番の特長は、それらの雑草が大きくなってからでも効くことであり、4葉期のノビエ、花茎10cmのホタルイや、矢じり葉3葉期のオモダカにも、高い防除効果が期待できます。
特に、直播水稲では稲1葉期~ノビエ4葉期までの適用があり、散布適期の幅に余裕があるため、初期剤を省くことも可能です。すると、初期剤の費用や散布労力が削減できるだけではなく、初期剤の効果を安定させるための湛水管理が不要になり、落水出芽が徹底できることから、稲の出芽・苗立ち確保が安定しやすくなるメリットも出てきます。
つまり、出芽促進、低コスト化、省力化の“一石三鳥”が期待できます。
福井県農業試験場に聞いた! 「大きくなった雑草にも効く。だから一発処理も可能なのです」
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お話いただいたのは 福井県農業試験場 企画・指導部 高度営農支援課 主任(農業革新支援専門員) 山口泰弘様 |
「『イッソウ1キロ粒剤』 ホタルイ・ノビエ多発水田に有効な一発処理剤の使用法」
現在、福井県の直播栽培の除草体系は、播種後10日と20日の2回の散布を奨励しています。これまでの通常の一発剤は、初期に生える雑草、例えば2、3cmほどのホタルイまでしか効かず、この期を逃すと残草してしまったからです。しかし、『イッソウ1キロ粒剤』は直播であればヒエ4葉期、ホタルイ4葉期まで効くことがわかっています。
そのため、雑草の状態にもよりますが、これまでの2回目に近いタイミングで処理することで、『イッソウ1キロ粒剤』1回で除草が完結することが可能だと言えます。つまりそれだけかなりの省力化・省コストを実現できるわけです。
当試験場でも、播種後18日と20日で『イッソウ1キロ粒剤』を散布しましたが、どちらの圃場でも、ホタルイもヒエもほぼ除草できたという結果が得られました。今までの慣行もあり「1回だけでは」と心配される方々も少なくないでしょう。最初は小区画等で試しながら、ぜひ『イッソウ1キロ粒剤』のメリットを実感し、取り入れて頂ければと思います。

イッソウ剤を播種後18日目まで(稲1葉期~ノビエ4葉期まで)に散布します。
カルパーコーティング直播では、播種後10日目と20日目の除草剤2回散布が基本だったが、『イッソウ1キロ粒剤』なら播種後18日目までに散布することで、1回目の除草剤を省略可能となります。つまり、それだけでかなりの省力化・省コストを実現できるわけです。
上手な使い方
雑草の生育は気温により異なるため、ノビエ4葉期、ホタルイ4葉期までに遅れないように散布してください。又、落水出芽中に田面のひび割れが多数生じた圃場は、湛水後に大きく減水する可能性があります。除草効果を安定させるためには、散布前に一度入水して水持ちを落ち着かせ、翌日以降に再度入水してから散布をすることが上手な使い方となります。
生産者が使って実感! 『イッソウ1キロ粒剤』の効果
では、実際にどのような活用事例があるのでしょうか。実際に使用しているという福井県の生産者にお話を伺いました。
「これは一番のヒット商品!」
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杉本営農機械組合 代表 竹内一廣 さん 水稲:いちほまれ・コシヒカリ・ハナエチゼン・イクヒカリ…13ha 他、大麦・ブロッコリーなど |
直播栽培では、雑草が増えるのは避けられない悩み。私の田でも大変でした。『イッソウ1キロ粒剤』を紹介され、2回体系の2回目に使用したところ、ホタルイにノビエ、そしてオモダカが見事になくなりました。いろいろな剤を紹介されて使ってきましたが、これは一番のヒット商品ですよ。
うちではホースで散布しています。圃場に入らなくてもいいし、足を滑らせ転倒する心配もない。2人もいればすぐに終わります。楽なことが、何より良いですよね。
「しつこく残っていた雑草が『一掃』されていてビックリ」
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上東郷農業生産組合 組合長 岩崎眞次 さん 水稲:ハナエチゼン・コシヒカリ・あきさかり…15ha、大麦…15ha |
水稲は直播も栽培しています。省力化が目的ですね。
本当はもっと面積を増やしたい。ですが、そうするとやはり雑草が課題になってきます。それが、『イッソウ1キロ粒剤』を試してみたら、商品名どおり雑草が一掃されていたのでビックリしました。
今では使用面積も広げています。『イッソウ1キロ粒剤』の後には何も使わずに済むわけですから、省力化はもちろん省コストにもなりますね。
「ホタルイが伸びきった圃場に救世主が現れた」
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農事組合法人成願寺 代表 磯野正之 さん 水稲:ハナエチゼン・コシヒカリ…25ha |
私は80歳で、長年、福井市で稲作をしています。ここ数年、ホタルイやコナギなどが一気に増えました。特にホタルイがひどい。以前、これに気づかず、ノビエと勘違いしてノビエに効く別の除草剤を使っていたら全く消えず、ホタルイが10cmにも伸びてしまいました。そこで指導員に勧められた『イッソウ1キロ粒剤』を半信半疑で使ったら、きれいに消えた。ノビエにも4葉期まで効くと聞いて、「最初からこっちを使えばよかった」と思いましたよ(笑)
「素直にいい剤だと思いましたね」
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大越康一さん 水稲:いちほまれ・コシヒカリ・あきさかり等…11ha |
この2、3年でホタルイ、オモダカ、クログワイといった雑草がものすごく繁殖して困っていました。日頃から信頼する指導員のアドバイスで『イッソウ1キロ粒剤』を使ったところ、懸案の雑草すべてに効いた。素直にいい剤だと思いましたね。残効性も優れていて、その後もまったく生えずに刈取り期までしっかりおさえてくれました。
省力化を進めるためにも、来年、小区画から、直播での一発処理も試してみたいと思います。
『イッソウ1キロ粒剤』は、直播水稲が更に取り組み易くなる除草剤です。手間を少なくさせるからこそ、コストが抑えられる。ファンが増えているのも頷けます。
雑草対策にお悩みの方、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
【問い合わせ先】
協友アグリ株式会社
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TEL:03-5645-0706(普及マーケティング部)
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