就農2年目で農業収入1000万越えを実現! 福島県喜多方市の“キュウリ”でガッツリ稼ぐ農業、始めませんか?

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就農2年目で農業収入1000万越えを実現! 福島県喜多方市の“キュウリ”でガッツリ稼ぐ農業、始めませんか?

就農2年目で農業収入1000万越えを実現! 福島県喜多方市の“キュウリ”でガッツリ稼ぐ農業、始めませんか?
最終更新日:2020年10月06日

非農家出身者の就農。一人前の農業技術や知識を身に付けるには、研修期間を含め数年を要するほか、経営を軌道に乗せるためにはさらに年月を重ねることになります。そのため、せっかく就農への夢を実現させたのに収入が安定せず、離農を余儀なくされる人も少なくありません。こうした収入面での不安を抱えている就農希望者にオススメなのが、福島県喜多方市でのキュウリ栽培です。同市ならではの風土を生かして“ガッツリ”稼ぐ方法をお聞きしました。

非農家出身の新規就農者が、地域に根差したキュウリ農家になるまで

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「蔵とラーメンのまち」喜多方市。市街地の風情ある蔵の佇まい

会津盆地の北方に位置していることにその名が由来する喜多方市。農業情勢を見ると水稲をはじめ、東北有数の生産量を誇るアスパラガスをはじめ、ミニトマトなど夏秋野菜の生産が盛んに行われています。中でも近年、高い評価を得ているのがキュウリです。施設栽培の利点を生かし、安定供給を実現するその取り組みは、J A会津よつばのキュウリ部会のメンバーが中心となり、産地ブランド化を目指しています。

そんな喜多方市の農業に活路を見出し、2015年9月に東京から同市熱塩加納町に移住・就農した畑田京平(はただ・きょうへい)さんは非農家出身。「喜多方市で農業をやるならキュウリしかない」。そう覚悟を決めた背景には熱塩加納町の地域性があったと話します。

「3人目の子供が生まれたことを機に、自然豊かな環境で子育てをしたいと考え妻の実家がある喜多方市に移住しました。仕事を探す中、同市ではキュウリ栽培が盛んなことを知り、脱サラをしてキュウリ農家に転身した方の話を聞いたことが就農のきっかけです」。

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就農のいきさつを語る畑田さん

地域では単にキュウリ栽培が盛んなだけではなく、成功者が多いことも畑田さんの背中を強く押しました。「キュウリなら食べていける」。それを先輩生産者が証明していることも心強かったと畑田さんは言葉を続けます。

「もともと子供たちのために家庭菜園をやっていたので、農業にマイナスのイメージはありませんでした。でも、仕事となると家族を養っていけるか不安しかなかったというのが本音でしたね。そんな時、キュウリで子供を全員大学に行かせたベテラン生産者や、リアルな年収を教えてくれた先輩方の姿は本当に励みになりました」。

「キュウリは稼ぐことができる」。そう確信を得た畑田さんは農業職業訓練校で半年間学んだ後、喜多方市内の農業法人のもとで研修を積み、2017年4月、念願の独立就農を果たします。

目標反収を就農2年目で達成! 喜多方市だから実現できた「稼ぐ」農業

就農初年度はハウス4棟からスタート。その際もハウスの施工から機材のレンタルに至るまで、熱塩加納町の先輩生産者が手伝ってくれたとのこと。この地域の団結力こそが喜多方市の強みと言えます。

「生産者は競合相手ではなく、みんなで地域の農業を盛り上げ、稼いで幸せになろうという心があるように感じました。栽培技術も共有してくださるので、それを見習うことで自信にもつながりました」。

キュウリ栽培のエキスパートであるベテラン生産者に倣いつつ、液肥の葉面散布などの工夫を加えながら、畑田さんはキュウリ栽培に情熱を注ぎます。その甲斐あってわずか就農2年で目標反収※を達成。平均14tを大幅に上回る20tという大成功を収めます。現在は6棟までハウスを増設し、農業収入は約1200万円と、文字通り“稼ぐ農家を実現。ベテラン生産者も太鼓判を押すまでに成長を遂げました。

「キュウリに適した良い農地を紹介してもらえたことや、JA会津よつばキュウリ部会、県農業普及所、そして地域住民の皆さんのバックアップがあったからこその結果だと思っています。これからも日々試行錯誤を続けていきたいです」。

*一反(約10a)当たりの作物の収穫量

地域を、雇用を守るために。目指すは法人化

朝夕の2回、収穫を行うキュウリ栽培は11月中旬まで続きます。冬場はタラノメのハウス栽培に移行する畑田さんは今年から作付した水稲、ソバやサトイモなどの栽培にも力を注いでいます。

「生産者の多くは夏はキュウリ、冬は除雪で収入を得ています。自分としては農業をやるからには専業でやっていきたいという思いがあり、冬場でも作れる作物に挑戦しています。現在は繁忙期だけアルバイトを雇用していますが、将来的には法人化して、年間を通して正規雇用できる体制を作り、地域の農業と農地を守っていける経営体を目指していきたいと考えています」。

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現在、5人のお子さんのパパになった畑田さんはさらなる発展を目指し、邁進し続けています

儲かる仕組み作りで農業を魅力ある職業に

畑田さんも所属するJ A会津よつば キュウリ部会の部会長を務める渡部一(わたなべ・はじめ)さんは、『(株)渡部ふぁーむ』代表を務める、地域農業の牽引者です。

「喜多方市のキュウリはその品質の高さから市場価格が上がり、取り組む若手生産者も増加してきています。その理由の一つに、喜多方市のキュウリはハウス栽培のため、5月から11月までに1日2回の収穫ができ、長く安定した出荷ができるという点が挙げられます。収量が増えると収入も確保できるため、新規就農者にとっても魅力的と言えるのではないでしょうか」(渡部さん)。

キュウリは定植から約25日で収穫することができ、施設栽培の中でも比較的初期投資が少ない作物です。こうした入り口のハードルの低さに加え、新規就農者が喜多方市に集まる理由は、渡部さんをはじめとした「目標となる生産者」の存在が大きいと言えるでしょう。

「農業は儲からないのではなく、儲かる仕組みを作らないから儲からないのです。どんな土壌が適しているのか、栽培方法や肥料はどれがベストなのか、成功している生産者の取組を学び、倣うことが成功の近道です」。

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喜多方市でのキュウリ栽培の魅力を語る渡部さん。(株)渡部ふぁーむは、第60回福島県農業賞(農業改善部門)において、最高位の「農林水産大臣賞」を受賞されています

(株)渡部ふぁーむでは、「農の雇用」事業を活用した農業研修生の受入なども実施しています。「農業は楽しい、儲かる」と、実態を持って示すことが生産者の務めと渡部さんは話します。

「キュウリは短期間で収穫できる作物ですが、栽培技術は決して簡単なものではありません、葉を一枚とるだけでキュウリの形は変わります。そうした厳しさは反収にダイレクトに影響します。収支計画を立てる際、目先の販売収入だけではなく、そこに行き着くまでの技術習得期間や経費を考えることも大切です」。

現在、冬場の収入確保に向けた新たなプロジェクトとして、中玉フルーツトマトの水耕栽培を手がける渡部さんは、次世代の地域農業を担う若者の選択肢を増やしてあげたいと展望を話します。

「喜多方市も後継者不足は深刻な問題です。それは法人でも同じこと。身内が継ぐだけではなく、この地で農業をやりたいとう若者に農地を託すというやり方もあります。その際、負の財産を背負わせるのではなく、地域農業が発展していく財産を残してあげたいですね」。

J A会津よつばでは、全国初となるJ A全農福島との共同運営の選果場『会津野菜館』を2020年6月に稼働開始。これまで生産者の負担が大きかった選果や箱詰め作業が一気に軽減されました。こうした地域の取り組みが後押しする喜多方のキュウリは、産地ブランド化に向け、地域一丸となって取り組んでいます。

喜多方市では新たに農業経営に意欲をもって取り組もうとする方に対し、国の支援に加え、就農準備から経営開始初期段階の各ステップに応じた支援「新規就農者経営確立支援事業」を実施しています。自然が織りなす四季折々の暮らしが楽しめる同市で、儲かる農業を始めてみませんか?


【問い合わせ】
〒966-8601
福島県喜多方市字御清水東7244-2
喜多方市役所 産業部 農業振興課
電話:0241-24-5277 Fax:0241-25-7073
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