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「花き」での新規就農が若年層に浸透中!コンパクトな初期投資で叶える安定経営に注目/沼田町

「花き」での新規就農が若年層に浸透中!コンパクトな初期投資で叶える安定経営に注目/沼田町

東京と北海道を結ぶ旭川空港から車で約1時間半の「北海道沼田町」を有する北空知エリアは、全国的にも評価の高い「花き」の一大栽培地として知られています。新たな担い手を確保、育成するために2021年4月に設立されたのが「ぬまたアグリファーム」。沼田町を始め、町の農業委員会、地域の農協、農業改良普及センターなどで構成された花き栽培に特化した人材育成組織です。研修から就農、その後の経営までを各分野のプロが様々な角度からサポートする体制をリポートします。家族で移住して新規就農の夢を果たしたいと考えている方や、田舎暮らしに憧れる若年層の方にもおすすめできる「花き」の就農スタイルをご紹介します。

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小さな敷地から始められる「花き」
ブランド力の高さが安定につながる

 海にも山にも近く、豊かな自然に囲まれながら交通面の利便性にも恵まれている「北海道沼田町」。水稲や蕎麦、小麦などと共に主要作物となっているのが「花き」。スターチスを始め、ユリ、ブルースターなど、様々な品種が44戸もの農家で栽培されています。

『花き栽培は、1~2ヘクタールの土地で収益を出すことが十分可能なんです』と語るのはぬまたアグリファームの運営に携わっている神薮太さん、山﨑永尋さん。『ハウスで栽培できるため土地代の負担が比較的少なく、資金面で不安がある方が新規就農しやすい点は大きなメリットだと思います。労働力の面でも2名が稼働できる状態なら経営できるシミュレーションが立っているんですよ』。花き業界で、沼田町産の花きは「北空知ブランド」として評価を得ていますが、従事者の高齢化が懸念されてもいます。『若い方に移住、就農してもらうために立ち上げたのが「ぬまたアグリファーム」です。ぜひ沼田町で「花き」栽培を始めて、成功してほしいですね』。

取材に伺ったのは7月初旬。ハウス一面にスターチスが咲き乱れる季節でした

将来の夢に向かって、
尊敬できる夫婦の下で修業開始

『幼い頃から畑仕事が大好きで、進学も迷わず農業高校を選んだんですよ』と話すMAYUさん(25)。この春から地域おこし協力隊として沼田町に移住。株式会社ITFで花き栽培を学んでいます。

「植物の感覚を肌で感じたい」というMAYUさんは、素手で作業を行うことが多いそう

高校卒業後、数年間は『農家になっても必要なコミュニケーションや営業の力をつけたい』と接客販売や介護などの仕事を経験しながら就農先を探していました。そんな時に北空知の知人から紹介されたのが株式会社ITFです。『切り花の栽培は学校で少し学んだ程度なんです。でも切り花はもらった人を笑顔にしてくれると思い、魅力を感じるようになりました。それに、経営者の石田さんご夫婦は技術だけでなく、人柄も本当に素晴らしいんです』。師匠になってほしいと思える人の下で働きたいと考えていたMAYUさんはITFを3回訪問して弟子入りを決断しました。『花は毎日変化があって、育てるのが本当に楽しいです』というMAYUさんは将来、農業を通じて子供たちにいのちの大切さを教えるとともに、子供たちの心の拠り所を作るのが夢だそうです。沼田町の地域おこし協力隊(地域活性のために活躍する多業種の有志が在籍)に所属し、色々な仕事に携わっている人から学びを得ながら自らの夢の実現に向かって毎日修行に励んでいます。

懸命な研修のかたわら、ドライフラワーの試作や飼い猫チロとの戯れなど都会とは違う時間が流れます

 

花作りという「仕事」を続けて
高められたブランド力

 MAYUさんが師匠と仰ぐ一人が株式会社ITFの石田佐智子さん。70歳という年齢を感じさせないパワフルなお母さんです。『ITFでは「花き」だけでハウスが17棟もあるんですよ。私の場合は朝4時から作業を始めて17時くらいまで毎日働いています。かがまないといけないから腰は楽じゃないけどね(笑)』。農家に嫁いで仕事を始めてから50年にもなる大ベテランの佐智子さんは品種選別と育成のスペシャリストです。『私は経営にも携わっていますから花を育てるのが仕事だということを忘れてはいけないんです。利益が出るから次のハウスを建てられた。その繰り返しで現在があるんです。最初の頃はかすみ草を育てていたんですが、今のメインは色んな種類のスターチス。それもちゃんと利益を考えてのことですよ。キレイに咲いて私たちを助けてくれるんです』。

ハウス栽培の花きの他、「観賞用かぼちゃ」や「ほおずき」など露地花もある

ITFは沼田町「花き」栽培の先駆者的な存在。市場で高く評価される、日持ちが長く、しっかりした植物体で高さのある美しい花を出荷し続けてきました。気候や土壌に恵まれているのはもちろんですが、佐智子さんのような先輩たちが積み重ねた努力と培った技術が町の花全体のブランド力を高めているのです。

沼田の花の母や先輩が
新たな就農希望者を応援

 『うちから巣立っていった人も結構な数になりますね』。MAYUさんのようにITFの花作りを学びたいと弟子入りした人は過去にもいて、独立に成功している農家も多いそうです。しかし、佐智子さんは特別なことを教えているわけではないと話します。『理屈じゃないんですよね。身体で覚えないと上手くはいきません(笑)』。農家に限ったことではなく、まず素直に真似をすること。先輩の仕事をしっかり見て、いっぱい話すこと。その繰り返しが成功につながると佐智子さんは自らの体験から話します。『これから「花き」農家を目指す人を応援してくれる先輩が沼田にはたくさんいますから大丈夫!「やる気」と「元気」をもって来てくれたらいいね。「稼ぐに追いつく貧乏なし」ですから(笑)。がんばりましょう』

祖母と孫のような年齢差のふたりは師匠と弟子の関係

成功に向けたシミュレーションや
支援体制の充実ぶりにも注目を

沼田町で「花き」での新規就農を果たすにはまず2年間の研修がスタートとなります。
例えば下記のような研修を行います。


◆町内の農家や農業法人から栽培技術の習得
◆ぬまたアグリファーム指導員から経営管理、マーケティング知識の習得
◆関係機関が実施する研修の受講及び資格取得


研修が2年目に入ると、ビニールハウス1棟をまかせられ、花き栽培の1年間を実体験。就農前に成功も失敗も学べることは大きな財産になるでしょう。

 

就農開始は50mサイズのハウス6棟から。育てる花は手間が少ないシネンシス系スターチスを推奨しています。経営を軌道に乗せやすい提案とサポートをぬまたアグリファームが行います。『将来的にはハウスを10棟まで増やすことを第一の目標にして頑張ってもらいたいです』と事務局の神薮さん。それまでの期間のために、当初数年間の支援を充実させているそうです。

就農時及び就農後の支援(一部抜粋)
  1. 経営開始1~3年目
  2. 年間150万円(夫婦で225万円)を交付。4~5年目は120万円(同180万円)

  3. 独立・自営就農の助成
  4. 100万円/世帯を支給

  5. 農用地等取得の助成
  6. 就農から概ね5年以内の農用地等取得に係る費用の1/2以内、200万円/世帯を限度に補助(農用地等が賃借の場合も補助有)

  7. 施設新規購入の助成
  8. 施設園芸用のビニールハウスの新規導入に係る経費の80%、200万円を限度に補助

※上記には、ぬまたアグリファームの他に沼田町、国の制度も含みます。

研修から就農、そして経営が軌道に乗るまでを見守り、サポートしてくれる「ぬまたアグリファーム」。北海道で「花き」農家として新しい一歩を踏み出しましょう。インターンシップも受け入れていますので、お気軽にご連絡ください。

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【お問い合わせ】
ぬまたアグリファーム
北海道雨竜郡沼田町南1条西3丁目6番53号 沼田町役場2階
電話:0164-35-2113
FAX:0164-35-2393
mail:nougyou@town.numata.lg.jp

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