インターンシップを日本語で表すと就業体験実習となります。
農業・酪農の分野での就業や、業界について、理解を深めてもらうことが目的です。
「農業を仕事にしてみたいけれど、自分に合っているか心配」「農業に興味はあるけれど、実際はどんな作業をするんだろう」など、本格的に農業への途を選択する前に、少しだけ試してみることができる取り組みです。
農業の最先端を見る・知る・学ぶがすべて叶う絶好のチャンスです。
日本農業の今と未来

これまでの日本農業
一次産業など自然資源を利用した産業は、製造業などの機械産業と異なり、労働時間の変動に比例して生産量が決まるものではありません。作物の成長過程に応じて、必要とされる作業が異なるため、繁忙期と閑散期の差が大きくなってしまいます。こうした特性が原因で、労働時間の柔軟性が少なく、労働時間あたりの賃金が低くなったりしてしまうこともあったため、家族経営での営農が長く日本を支えてきました。ただし家族経営も高齢化の進行に伴い減少傾向です。農業を営む農家の戸数は年々減少、さらに従事者の約71.5%が65歳以上というように高齢化問題は待ったなしの状況です。高齢化や担い手不足が農業界に迫っています。日本農業の生産基盤の脆弱化を食い止め、農業を持続させるためには、農業界以外から新たな担い手に流入してもらう必要があります。