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EXPERIENCE

先輩レビュー(宗谷南酪農ヘルパー利用組合)

酪農ヘルパーとして1年を過ごした
二人に聞いた、将来のこと

高橋美紀さん・小原椎奈さん

髙橋美紀さん(21歳)東京都出身
小原椎奈さん(21歳)神奈川県出身

高橋美紀さん・小原椎奈さん

こんな牧場で
インターンシップしてきました

宗谷南酪農ヘルパー利用組合

事業内容
酪農ヘルパー業務
場  所
北海道宗谷地方(枝幸郡枝幸町)

専任ヘルパー5名が在籍しており、加入している酪農家は97牧場(2021年4月現在)。搾乳牛30~200頭の牧場が加盟しており、平均は50~60頭ほど。北海道内では中規模の牧場がメインとなります。日本の酪農最北端といえる宗谷地方で、酪農家のサポートを行っています。

農場の一日

農場の一日

高1の春、人生初の飛行機で向かった町で見つけた将来

「東京に暮らしていて、高校に入った頃は愛玩動物を相手にする職業を考えていたんです。でも競争率や収入の面が不安で、両親が見つけた宗谷南のインターンシップに興味を持って参加しました。高校1年の春休みで世間を何も知らなかった私が、人生初の飛行機に乗って、知らない土地で、知らない人の家に泊まったのですからすごい行動力ですね。最初はおとなしい牛だけを担当したのですが、3日目には個性の強い牛にも対応できるように。『私、この仕事にむいているかも!』と今にして思えば根拠のない自信ですけど、すごく励みになりましたね。進学も北海道の学校を選び、在学中も時々枝幸を訪れてヘルパーさんの話を聞きました。おかげで安心して就職することができたんですよ」。小さい体ながらも、大型のトラクターの運転も今ではお手のものの、高橋さん。

酪農家人生の始まりにヘルパー職を選ぶきっかけに

「私は専門学校1年の時、担任の先生の勧めがあって宗谷南のインターンシップに参加しました。2度の訪問で、放牧、つなぎ飼い、フリーストールのそれぞれを体験させてもらえたのはありがたかったですね。搾乳のスタイルも牧場によって色々な違いがあって、メリット・デメリットもそれぞれなんだな、と肌で感じることができ、とても勉強になりました。宗谷南では地域の牧場さんが一体となって若い人を育てようという思いが感じられます。インターンシップで訪れた際、とても丁寧に対応してくれて嬉しかったです。色々な方とお話しする機会があるので学びが多く、コミュニケーション力もどんどん磨かれていくヘルパーは、酪農家の第一歩にぴったりだと思っています」。(小原さん)

将来、どんな酪農家になるかをイメージできる仕事

酪農ヘルパーという仕事を1年経験して、「将来自分が牧場をやるとしたら」というビジョンを思い描くようになったというふたり。「私は、女性だけでも経営できる牧場が夢。夫婦で経営していて、互いに何かあった際には、私たちのような酪農ヘルパーの力を借りることになります。酪農ヘルパーは女性が多く活躍している職種なので、もし男性がいない状況になっても経営を続けられる効率的な環境作りを思い描きながら働いています」(高橋さん)。「色んな牧場を訪れるので、経営への考え方を知れるのはもちろん、搾乳機なども実際に使って良し悪しを確かめられるのは大きいですね。農業機械はメーカーにより使い心地が全然違うものなんですよ!専属で1軒の牧場にいると何年も掛かることを1年で体験させてもらえたと感じています」(小原さん)。この仕事を知ったのはインターンシップがきっかけ。「最初は不安もありました。だからこそ、一度現地を訪れることはとても大事。きっと貴重な時間になりますよ」(高橋さん・小原さん)。

宗谷南らしさ

宗谷南酪農ヘルパー利用組合の雰囲気は、とっても和やか。事務局の阿部さんは、自身も現役ヘルパーとして活躍しているので、日々の作業の相談などにも親身に対応してくれますし、仕事以外の相談事にも乗ってくれます。酪農家さんも「家族」として扱ってくれる牧場が多く、一緒に夕食をご馳走になることもあるそうです。酪農に興味がある方をサポートしますので、ぜひ宗谷南に来てくださいね!!

高橋美紀さん

高橋美紀さん東京都出身、21歳

東京都出身、都内の農業高校在学中に宗谷南でインターンシップを体験。北海道の農業大学校へ進学後も度々同組合を訪れていた

小原椎奈さん

小原椎奈さん神奈川県出身、21歳

神奈川県出身、三重県の農業高校を経て北海道の専門学校へ進学。大学時代に2度、宗谷南でインターンシップを体験

インターンシップ受付担当より

餌やり、乳搾り、掃除など、ヘルパーの作業は単純労働に見られがちですが、実はとても奥が深い仕事です。牧場によってスタイルが違いますし、牛たちもそれぞれに違う個性を持っています。柔軟な対応力が必要とされるんですよ。若い方たちにはここで色んな経験を積みながら、自分が進むべき道を見つけてほしいですね。

もっと知りたい!

アグリインちゃん
ヘルパーに休日はあるの?
小原椎奈さん
シフト制で月7日の休日をもらえます。「この日に休みたい」という希望にも対応してくれます。ふたりの休みが一緒のときは名寄まで出かけて、ローカル店の美味しい回転寿司を食べたり、ショッピングをしています。
アグリインちゃん
インターンシップに参加する際の補助は?
高橋美紀さん
学生時代だったので交通費を半額負担してもらえるのがありがたかったです。宿泊は農家さんのご自宅にお世話になりました。初日から家族のように気さくに接してもらえるので、すぐに親しくなれると思いますよ。
アグリインちゃん
後輩に伝えたいことを一言!
小原椎奈さん
酪農と言えば「放牧している牧場で働きたい!」など、イメージが強くある方も多いと思います。でも、固定概念が強すぎると道を狭くしてしまう可能性があります。視野を広げるためにも、放牧だけでなく「繋ぎ」や「フリーストール」などの現場もインターンシップでみてほしいと思います。

ヘルパーにはこんな先輩も

畑作を学ぶも、酪農の道へ。
人生を変えたインターンシップ体験

長谷川泰斗さん 25歳 北海道江別市出身

東京農業大学 北海道オホーツクキャンパスで畑作をメインに学んでいた長谷川さん。新規就農のイベントで畑のブースを回り話を聞くと「すぐに新規就農して身体を動かす仕事をする」という希望が困難なことと知ります。そこで出会ったのが宗谷南の酪農ヘルパーという仕事。興味をもってインターンシップに参加してみると「酪農については何も知らなかったのでとても新鮮で、『これしかないな』と思いました」。ヘルパーとして正式に働き始めてまる3年が経過。「実は牛乳が元々大好きなんです。自分が搾ったものが世に出ていることにやりがいを感じています。それに牛たちが可愛いんですよ。しっぽで顔面をはたかれて、眼鏡が飛んだときは『憎らしい!』と思ってしまいますけどね(笑)」