30代半ばにして、思い切って飛び込んだ農業の世界
販売の仕事を7~8年続けていました。退職後、何をしようかな…と悩んでいたときに、たまたま知った東京の農業フェアへ行ったんです。昔から興味はあったんです。かいわれやミニトマトもすぐに枯らしてしまうんですけどね。北海道旅行で涼しさや雪がある四季を知って憧れていたのでエリアは絞ってブースを巡りました。ファームトピアさんは「30代半ば」「未経験」「非力」と三拍子揃っている私をウェルカムムードで対応してくれたんです。「仕事が大変なのは何でも一緒。ここでやってみよう!」と3日後には応募しようと決断していました。私、思いきりがいいんですよね。
未体験のまま飛び込んだが故に、感じたとまどいも
事前にインターンシップなどで、どんな仕事をするか見て聞いて体感しておくことはやはり大切だと思います。初めて現場に来たときは、正直なところ「あれ?想像とちがう」って思うこともありましたね(笑)。畑作の作業は、畑で行うものと思っていたのですが、4月頭に現地に来て最初にしたのは男爵イモの種イモ切り。作業場でナイフを持ってイモに切れ目を入れる作業を黙々と続けました。土に触れない作業がこんなにもあるなんて!と、びっくり。でも単調に見えるイモ切りの作業にも実は意味があって、コツもある。早く畑に行きたいと、当初は感じていましたが、先輩たちと同じ空間で長い時間を過ごし、色々な話を聞ける機会となり学びの機会になりました。
達成感のある毎日に、どんどん意欲が湧いてくる
日が暮れてくると「私、今日これだけ頑張ったんだな」と目に見えるのが嬉しくてやりがいを感じています。できることをもっと増やしたいと思うようになりました。今までオートマ限定のペーパードライバーだったのですが、この冬に30キロくらい離れた教習所に通って、マニュアルも運転できるようになり、大型特殊免許の取得にも成功したんですよ。今年からは畑から畑への移動だってできるようになるので今から楽しみです。ここはすごく気さくな職場で、人と人との距離を近く感じています。何でもすぐに尋ねたり、相談できる環境で働けるのが楽しいです。