マイナビ農業TOP > DEEP VALLEY Agritech Award > DEEP VALLEY Agritech Award 2021 アーカイブ > ファイナリストインタビュー2021 株式会社井上寅雄農園

ファイナリストインタビュー2021 株式会社井上寅雄農園

ファイナリストインタビュー

オンライン営農指導支援サービス『アグティー』

株式会社井上寅雄農園 井上 隆太朗 さん

株式会社井上寅雄農園

貴社について教えてください

弊社は3つの事業を通して農業界に新しいシステムを創造します。
1.農業生産事業:長野県佐久市でイチゴの栽培と観光イチゴ園を運営しています。
2.農業スポットコンサル事業「アグティー」:悩みのある農家さんが全国のプロ農家さんに自分の悩みを相談し解決できるサービスです。現在は100名を超えるアドバイザーに参画いただき、農家の様々な悩みに対応できるようにしています。
3.農業動画のまとめサイト「ファームラン」:農業系の動画を1つピックアップし【1分で読める農業コンテンツ】をコンセプトに、内容を要約し文字に起こしています。

提案する技術(サービス)について教えてください

「アグティー」を使って農業者の離農問題と農業指導者減少問題を解決します。総務省のデータによると35%の新規就農者が4年で技術・経営不足を理由に離農しており、農業普及指導員もここ20年で約半数に減少しています。 今までのアグティーは農家同士の相談ツールでしたが、栽培方法や形態には地域差が非常にあると感じました。そこで地域の農業普及指導員様、農協の営農指導員様、農業資材会社様が参画できるようにシステムを改修し、悩みのある農家がチャットとビデオ通話でプロ農家、各指導員などに相談できるプラットフォームを形成します。

深谷市および全国の農業にどう貢献していきたいか教えてください

弊社はアグティーを通じで農業の課題を0にし、農業経営の発展を加速させることをミッションとしています。そのためアグティーを通じて深谷市及び全国の悩みのある農家がアグティーに相談し、自身が目指す農業経営の形に1歩でも近づけるように貢献していきたいと思います。

最終審査に向けて意気込みをお願いします

まず深谷市の離農問題、指導員の減少問題を解決し、全国の離農問題、指導員の減少問題を解決していきたいです。
全国の農業者の離農問題、指導員の減少問題は深谷市でも同じです。
平成22年から27年までで2200戸の販売農家が離農しています。JAの営農指導員も10年で半数以下に減少しており、単純計算ですが1人あたりの指導人数は425人となっております。本来であれば農業を続けられた意欲ある農家が十分な指導を受けられないことにより離農する現実を、このアワードを通して解決します!

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する