宮崎県南エリア

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宮崎県南エリア

県南エリア

【県南エリアについて】サーフィンのメッカ
日南海岸がある
県内でもっとも
温暖なエリア

宮崎県南端の県南エリアは日南市と串間市の2つの市があり、森林が約8割を占めています。日南海岸はサーフィンのメッカとして知られ全国のサーファーが集い、移住する人も少なくありません。日南海岸国定公園では海岸線をドライブすると、雄大な太平洋が眼前に広がり、傍らではフェニックスが風に揺れ、眼下の海岸線には波状岩の「鬼の洗濯板」が続きます。西側は鰐塚山や小松山などの山間地域があり、ここから複数の河川が東部の日向灘に流れ込んでいます。県内で最も温暖な地域で、多雨・多照な自然条件が特色です。海岸線のドライブやマリンスポーツ、釣りが楽しめるほか、北郷温泉、串間温泉などのリフレッシュスポットも点在します。

【県南エリアの農業について】きゅうりや
スイートピーなど
施設園芸では県内でも
トップクラス

県南エリアでは温暖多照な自然条件を生かし、全国有数の産地となっている超早場米や早期栽培の「温州みかん」などのかんきつ類、完熟マンゴー、施設きゅうり、ピーマン、肉用牛、養豚、みやざき地頭鶏など多様な農畜産物が生産されています。施設園芸の県内有数の生産地で、日南市はスイートピーの収穫量日本一を誇ります。食用かんしょの産地でもあり、地場の焼酎メーカーが全国的に有名なブランドを製造しています。本エリアの今後の課題は「儲かる農業」の実現に向けて、主要品目の収量・品質の向上を目指した宮崎方式のICM(総合的作物管理)やICT導入を推進することや6次産業化、海外への輸出促進による新たなマーケット創出などです。

【就農者の横顔】大学を中退して
宮崎にIターン就農。
将来は規模を拡大し、
観光農園を目指す。

学生時代は「eat_happy」という農業サークルに属していた渡邉さん。自転車で九州一周し、日南市北郷町と出会いました。農業体験を通じてすっかり町の人々の虜になり、4年生の夏には大学を中退して東京から北郷町に移住。持参金は20万円しかなく、師匠だった農家の下で働いて資金を貯め、足りない分はクラウドファンディング方式でお客様に事前に予約購入いただく形で補完しました。渡邉さんがイチゴ農家を選んだのはイチゴの場合、そのまま口にするため差別化しやすいことと将来観光農園を始めたいと考えたためです。10年間放置されていたハウスを格安で購入し、トラック3台分のゴミを一人で片づけて、イチゴ作りを開始。奥様のサポートもあってこれまでのところ無借金経営を続けています。2018年の後半から3作目を迎えましたが、1年目にうどんこ病が発生、朝、葉っぱが真っ白になっていた時は愕然としたそうです。

渡邉泰典さん

25歳。宮崎県日南市。(株)CdeF 代表取締役 日南ベリーパーク 代表。
いちごときくらげを生産。東京都東村山市よりIターン就農。マイナビ農業でも紹介中。

販売方法はすべて直売。5割が近隣のスーパー、3割が畑で直売、2割がネット販売による県外発送です。現在は渡邉さん一人ですべての作業を完結する形ですが、ITでデータを蓄積し、再現性のある農業を目指しています。将来的には現場を人に任せ、自分は経営にシフトしていきたいと考えています。比較的手のすいた夏場には新たに「きくらげ」の栽培も始めました。「イチゴも観光農園もしょせん師匠の二番煎じ。きくらげならまだ県内で周年栽培に誰も取り組んでいないから一番を取れると思いました」と渡邉さん。スーパーの空き店舗を借りて栽培棟を作り、これから本格的に生産を開始する予定です。イチゴも土地を買い足して、品目をブルーベリーやラズベリーと増やしていき、観光農園として運営する仕組みを計画中です。人があたたかく「ようこそ」感いっぱいなのが北郷町の魅力だと語る渡邉さん。「最近は脱都会というより、ビジネスチャンスを求めてくる人が多いと思いますが、実際、そういう人のほうが長続きします。ぜひ、ネガティブではなくポジティブな姿勢で農業に取り組んでいただきたいですね」と後進にエールを贈ります。

  • 私生活について

    待望の第一子誕生。
    無言のプレッシャーも

    マンガやチョークアートを手掛ける奥様(マイナビ農業「宮崎に移住した農家の嫁日記」参照)との間に最近第一子が誕生したばかり。「もっと頑張れという嫁の無言のプレッシャーを感じます」と渡邉さん。

  • 地域との交流について

    芸は身を助く。
    バルーンをきっかけに仲間入り

    特技がバルーンアートと皿回しの大道芸。地域の敬老会や子供会で披露するとお年寄りや子供たちに大うけ。お祭りなどにも呼ばれるようになり地域に溶け込むきっかけづくりにもなっている。