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「努力と工夫次第でどんな未来も描けるのが農業」そんな働き方に憧れ、祖父の作った農場を舞台に、夢を追いかける

「努力と工夫次第でどんな未来も描けるのが農業」そんな働き方に憧れ、
祖父の作った農場を舞台に、夢を追いかける

新規就農
07
栽培品目:きゅうり/ネギ/水稲
髙久 敬至 さん
新規就農 髙久さん

子どもの頃から圃場で祖父を手伝うのが好きだった髙久さん。当時から「トラクターに乗せてもらったり、農業機械を触らせてもらうとワクワクした。なにより自分なりに考えて進められる自由な働き方に憧れた。」と、祖父の農場は自分が継ぐと決めていたそうです。農業高校を卒業後、就農に備えて社会経験も積んでおこうと他県の企業に就職。しかし、入社3か月で祖父が急逝してしまいました。髙久さんは急遽、地元・那須塩原に戻って農家を継ぐことになったのです。

那須塩原の人と土地に支えられ、一人前の農家を目指す挑戦の日々

「農家を継いですぐ、畑にスクスクと育っていたネギを必死で収穫しました。わからないことも多い中、周りの農家の方に教えてもらいながら、なんとか出荷までできました。」 共に働きながら、祖父のノウハウや経験を少しずつ受け継ごう。描いていたそのプランは一気に崩れ去り、翌年は「休耕によって収入や未来の資金が尽きてしまうことは避けなければ」と、髙久さんがほぼ一人で水稲とネギの栽培を行うことに。

その中で見つけたのは、祖父が残した作業日記。日記を頼りに手探りの1年目は収量を大きく減らすも、生活や来年の営農を続ける売上をなんとか確保できました。作業の中で出てきた注意点や反省を書き加えた祖父の日記は、髙久さんを支える大切な共同日記となりました。

新規就農 髙久さん

他にも、「髙久さんの孫が頑張っているから」と手を差し伸べ、支えてくれる人の存在を知るたびに、長く営農してきた祖父の大きな存在を感じるそう。 種苗店やJAのみなさんに「孫が継いでくれるんだ」「孫はすごいんだ」と笑って嬉しそうに自慢していたという祖父。

一方、髙久さんの前ではとにかく厳格な人だったとのこと。周りの方からそのような話を聞いたとき、髙久さんは、祖父の想いに応えねばと、気持ちを引き締めました。「就農してまだ2年目。技術も作物の質も、赤ん坊みたいなもの。でも、少しでも消費者の方や、祖母を含め、支えてくれる周囲の方の期待に応えたい。」そして、一人前の農家になったよ、と胸を張って祖父に言いたいと髙久さんは力強く話してくれました。

新規就農 髙久さん