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一次産業とは~事前に知っておきたい業界知識~

一次産業とは~事前に知っておきたい業界知識~
一次産業とは~事前に知っておきたい業界知識~

一次産業とは

業界について知ろう

一次産業とは、農業・酪農畜産・林業・漁業などです。普段は聞きなれないですが、二次産業とは自然界から採取した資源用いて加工する産業で、製造業・建設業などが当てはまります。次いで、一次産業・二次産業に当てはまらないものが三次産業と呼ばれ、商業・金融・サービス業などが分類されます。

ここでは、おもに一次産業の生産現場への就職・転職を検討する際に事前に知っておいていただきたい情報をまとめています。

農業

「農業」には、野菜やお米を生産する畑作のほか、牛乳を搾る「酪農」や食用肉を出荷する「畜産」(養豚・養鶏含む)、花を育てる「花き」。庭園や花壇を作ったり手入れを行う「園芸」なども農業というカテゴリーに属します。

林業

「林業」と主に木を育て森林を保全し、育った木を伐採して利益を得る産業です。近年の林業の役割はそれにとどまらず、豪雨や台風などの被害を抑えるための造林・間伐といった治山事業といった側面も高くなっています。

漁業

漁をする漁師のほか、陸で稚魚から育てる養殖業や、加工を行う工場まで幅広い分野を指しています。獲る魚の種類や漁の種類により漁師の生活パターンはガラッと変わりますので、希望の地域で獲れる魚や漁の方法の調査は大変重要です。

一次産業の人口と人材育成

農家人口は1990年から2000年の10年間で20%以上減少しており、地域別では都市部での減少割合が著しく高い状況であり、1990年に557万人いた農業人口は2020年には111万人まで減少しています。2020年では、農家人口は2000年の約60%まで減少している現状です。このように、農業就業者数が引き続き減少する予測の中、将来にわたって持続可能な力強い農業を実現するため、担い手の育成・確保を推進するための研修や様々な資金援助の制度があり、国や自治体が積極的に担い手の確保を推進しています。これまで未経験から農家となっていた方の事例も増えてきており、これから新規参入する方の受入れ土壌が整っています。

エリアごとの特徴

農業林業漁業
北海道日本の食糧倉庫で、その農業算出額は全国1位。ジャガイモ、トウモロコシ、大豆などの畑作から酪農まで盛んで、研修施設が充実しています。全面積の70%以上が森林で、その55%が国有林です。製紙用のパルプ材が主で、針広混交林が特徴的な風景を作っています。3つの海に囲まれ、多様な海産物を産出します。漁業は全国1位で、温暖化による不漁も問題となっています。
東北奥羽山脈によって東西に分かれ気候が異なり、肥沃な土壌で各県ごとに特産物があります。高齢化や震災影響で大規模経営化が進み、新規就農者は法人で働く方も多いです。森林率は70%で、県ごとの樹種が異なります。合板用のカラマツ需要が高まり、東北で生産される木材の30%は合板用です。また、バイオマス発電の増加で木質チップの需要も増えています。八戸港や宮古港など有数の漁港を持ち、リアス式海岸に恵まれた三陸海岸ではウニやアワビ等の漁場があります。近年は養殖業や栽培漁業が盛んで、震災後の復興も進んでいます。
関東人口の30%が住む食料消費地であり、茨城、千葉などは農業大県です。各県で特産品があり、野菜や果樹、花きの栽培が多く、限られた土地を有効活用しています。林業産出額全国の20%を占め、特に栽培きのこが多い。長野県が大部分を産出し、森林植生はスギが半数。製材工場も多いが、工場数は減少、製材出荷量は増加傾向です。 関東農政局沿海都県の海面漁業・養殖業産出額は全国の10%で、海面漁業が96%を占めています。カツオ、イワシなどが主産物で、6次産業化も進んでいます。
東海名古屋を有する愛知県が農業生産額が最も多く、静岡県は茶や果樹、岐阜県と三重県は牛肉の畜産で知られています。都市部の農地転換と若手人材確保が課題です。 愛知県の森林率は42%で人工林が多く、岐阜県は森林率全国2位で木材生産が盛ん。三重県も人工林が約70%を占め、上質なヒノキを生産。東海地区は林業の歴史が長く、森林資源が豊富です。 東海農政局は三重県、愛知県、岐阜県を有しており、三重県では志海女漁業や真珠の養殖、愛知県ではクルマエビや内水面養殖、岐阜県では内水面漁業が特徴的で盛んに行われています。
北陸・甲信越日本海側の新潟県は米作が盛んで全国トップ。北陸の富山、石川、福井県も米づくりが中心で伝統野菜の栽培も。山梨県は果実、特にブドウが主力で長野県は高原野菜とキノコ類が特徴。高齢化は課題となっています。 石川県は県土の68%が森林でアテやスギが主な植生、新潟県は65%が天然林で地形や気候に合わせた林業が行われており、スギの人工林が特徴的です。北陸3県は海面漁業が主で冬のズワイガニやブリが観光資源です。新潟県は海面漁業と養殖業の両方があり、ニジマスや全国的に評価の高い錦鯉が育てられています。
関西農業規模は大きくないが、ブランド牛や京野菜、酒米など特色ある農産物があり、施設園芸も盛ん。和歌山県はウメやミカンの生産が特徴。高齢化による農業就業人数の減少が課題となっています。兵庫県や和歌山県では利用期を迎えたスギやヒノキの森林資源が豊富で、京都府では林業大学校で即戦力の育成を始めています。大阪府などでは森林の公益的機能の維持・向上も重要となっています。近畿農政局の管轄地では、特に和歌山県と兵庫県で水産業が盛ん。大阪湾ではイワシ類を中心とした沿岸漁業が行われています。
中国・四国山陰では鳥取県がラッキョウ、島根県がワサビで知られ、瀬戸内では果樹栽培が盛ん。各県は新規就農者獲得と生産効率向上に注力しています。約84%という日本で最も高い森林率を誇る高知県を有する中国・四国地方は、地形の多様性が特徴。特に四国の森林管理技術は進んでおり、森林資源の持続的な供給と保全に注力しています。 瀬戸内海は栄養豊富で養殖業が盛ん。広島はカキ、愛媛と山口は鯛の養殖で知られ、特に愛媛ではみかんを使った特色ある養殖も行われています。
九州・沖縄九州は温暖で平地が多く農業が盛ん。鹿児島県は肉牛、宮崎県は畜産、熊本県は野菜や馬肉が特徴。沖縄や鹿児島県の離島ではサトウキビや南国果実が主力です。 九州の林業は全国の20%を占め、高い木材自給率を誇りますが、高齢化や住宅需要の減少が課題。沖縄では森林の保全とキノコ類の生産が盛んです。 九州は漁業が盛んで、特に長崎県と鹿児島県の産出額が全国トップクラス。海苔類やブリ、マグロの養殖と「あおざかな」の漁獲が主力です。

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