桃づくりにかける想いはダテじゃない 福島県桑折町
本町は福島県中通りの北部に位置し、緑豊かな自然と数多くの史跡や文化に恵まれた町です。気候は福島盆地に位置するため、夏は高温多湿で強い日差しが降り注ぐことから、果樹生産が盛んに行われています。
JR東北本線と東北新幹線、国道4号線が縦貫し、伊達・桑折ICからは東北中央自動車道(相馬福島道路)、東北自動車道を利用でき、交通アクセスにとても優れています。
良好で安価な住環境に恵まれているほか、近くには大型スーパーなども立地しているので、買い物にも便利。公共施設や病院が多いのも安心です。
地元で長年愛されてきた食堂や、町産野菜や果物をふんだんに使ったピザを味わえるカフェなど、バリエーション豊富なグルメスポットも魅力です。
果樹王国・桑折町で、
のんびり快適スローライフ
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小山果樹園 小山尚文 さん
栽培品目:果樹(桃・柿)小山果樹園の紹介
東京からIターン就農し、2017年秋から福島県桑折町で小山果樹園を営んでいます。作付面積は、桃2haと柿20a。妻と二人で、極早生品種「はつおとめ」「ふくおとめ」から主力の「あかつき」、晩生品種「ゆめかおり」など、桃の生産をメインに行っています。徐々に経営も安定してきたため、桃ジュースなどの加工品やいちじくの栽培にも挑戦しています。
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就農の経緯
東京都奥多摩町出身で、大学卒業後は都内で行政書士事務所を経営していました。自然が好きで、休日に知人の果樹園を手伝ううちに農業に興味を持ち始め、2016年に福島県伊達市の農業体験ツアーに参加しました。そこで知り合った地元の農家の方に話を聞き、農業に対する知識と意識の高さに心を動かされ、本格的に就農を決意しました。福島県農業総合センター果樹研究所で1年間研修を受け、2017年秋に桑折町で新規就農しました。
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桑折町の生活感
妻と愛犬と一緒に、都内では考えられない広さの畑付き住宅を借りて住んでいます。
敷地面積は、自宅周辺が畑を入れて約15,000㎡、車で10分ほどの所に約10,000㎡の畑があります。自宅の裏にはビリヤード台付きの広い作業小屋もあり、焚火をするなど毎日キャンプのように暮らしています。東京から新幹線と在来線で103分と程良い距離感なので、東京で暮らす父や友人も気軽にふらっと遊びに来て、作業を手伝ってくれたり、田舎暮らしを楽しんでいます。
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就農相談
技術の習得・就農準備
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生産技術等の習得
農業経営力の習得(町支援)●桑折町地域おこし協力隊 ●優良農地のあっせん支援 ●中古農機具の仲介
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農地・機械等の準備
就農計画の作成
就農開始
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独立・自営就農
(町支援)●桑折町就農者支援事業補助金
(国支援)●新規就農者育成総合対策事業(就農準備資金・経営開始資金/経営発展支援事業)先輩農家との交流・相談の場
「町認定農業者会」、「農協の生産部会」、「はじめての桃栽培講習会」など
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農業支援
就農したての農家さんを支援します
国支援 ・新規就農者育成総合対策事業
▶経営開始資金:50歳未満の認定新規就農者に年間最大150万円、最長3年間資金を交付
▶経営発展支援事業:令和5年度以降に就農開始する50歳未満の認定新規就農者に機械・施設等の導入資金を交付町支援 ・桑折町就農者支援事業補助金・・・年額50万円
65歳以下の新規就農者に3年間資金を交付・桑折町農業後継者奨励金事業・・・50万円
65歳以下の農業後継者に対して奨励金を交付 -
子育て支援
桑折町は子育てファミリーを応援します
- ・給食費の負担軽減
- ・保育料・授業料の減免
- ・制服のプレゼント
- ・0〜18歳までの子どもの医療費助成
- ・すくすく育児パッケージプレゼント
- ・子育て支援包括センターによる支援
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就農するには、何を準備したらよいですか。
農業で生活していくためには、①作物栽培技術の習得、②農地の確保、③農機具の準備、④就農資金が必要になります。町ではこれらに対して、手厚く補助しています。
この他に必要なものとして、「農業で生計を立てていく意欲」、家庭をお持ちの方は「ご家族の同意」も重要です。 -
現在は違うエリアに住んでいますが、
就農相談できますか。産業振興課にて随時受け付けていますので、下記問い合わせ先までご相談ください。
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就農体験はできますか。
先輩農家のもとで、剪定や収穫など、さまざまな農作業の体験ができます。
また、町には「お試し住宅“ホタピーハウス”」もありますので、就農体験をしながら、町の雰囲気に触れることもできます。詳しくは、下記問い合わせ先までご相談ください。 -
何の作物を栽培したらよいのか悩んでいます。
おすすめはありますか。一番のおすすめは、高品質で全国的にも有名な、達人農家から確かな技術を教わることができる「桃」です。
その他にも、「ぶどう」や「あんぽ柿」、野菜では「キュウリ」や「アスパラガス」もおすすめです。 -
資金面での支援はありますか。
認定新規就農者に対し、経営開始時の不安定な時期の資金を最長3年間支援する「新規就農者育成総合対策事業(経営開始資金)」(国庫補助)があります。また、就農後の経営発展のために必要な機械・施設などの導入を支援する「新規就農者育成総合対策事業(経営発展支援)」(国庫補助)もあります。
さらに町では、65歳までの新規就農者に対し、年額50万円を最長3年間支援する「桑折町就農者支援補助金」(町単独)もあります。
三大都市圏から移住就農する方は、最長3年間「地域おこし協力隊制度」を活用し、先進桃農家のもとで、栽培・経営技術を習得する研修を受けることができます。 -
家族で移住就農はできますか。
住宅探しについても、不動産会社や関係機関と連携して支援しますのでご相談ください。
また、待機児童ゼロ、給食費の負担軽減、18歳までの子どもの医療費助成、保育料・授業料の減免など、子育て面でも手厚くサポートしています。