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先輩漁師インタビュー 木村 好孝さん

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INTERVIEWS

先輩漁師インタビュー

小笠原島漁業協同組合所属

木村 好孝さん

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プロフィール

  • 年齢
    45歳
  • 出身地域
    埼玉県さいたま市
  • 就業地域
    小笠原諸島・母島(小笠原母島漁協所属)
  • 就業年数
    26年(乗組員9年/独立17年)
  • 家族構成
    妻、子ども4人(19歳、17歳、13歳、10歳)
  • 趣味
    野球・スポーツ観戦
  • 船名
    光延丸(船長)

※2026年2月現在

ー 1日のスケジュール ー

底魚一本釣り漁(日帰り)の場合 主な対象魚:ハマダイ、ヒメダイ、ハタ類等

1日のスケジュール

漁師を目指したきっかけ

内陸の浦和で育ったため、子どもの頃から海への憧れを抱いていました。高校まで野球に打ち込み、卒業後は進学よりも早く社会に出て働きたいと考えていました。海の仕事がしたいという漠然とした思いを持ちながら進路を探していたところ、母島に住む知人から漁師という仕事を紹介してもらいました。漁業協同組合に連絡すると、ちょうど組合に所属する親方(当時の組合長)が乗り子を募集しているタイミングで、都内(浜松町)で面接を受けて、船に乗せてもらえることになりました。

小笠原についての知識はほとんどなく、「南の島」という漠然としたイメージしかありませんでしたが、東京都の島と聞いてどこか安心感を覚えました。詳しいことは行ってから考えればいい。自然の中で勝負してみたい。そんな気持ちで飛び込んだ決断が、今の自分につながっています。

一人立ちまでの流れ

小笠原で一人立ちするには、親方の船に乗って修業して独立を目指します。乗り子として働き始めて3年目に、「この島で自分の船を持つ」と決意しました。親方と先輩のもとでロープワークや道具作り、仕掛けの準備、船上処理まで一つひとつ身につけ、トータル約9年間かけて技術と信頼を積み重ねました。
修業を続けられたのは、結果がはっきり見える仕事だからです。魚が釣れ、水揚げになり、良い仕事ができれば親方に褒められる。それが次も頑張ろうという力になりました。最初は大変でしたが、自分の判断が結果に表れる面白さを知ってからは、厳しさも楽しさに変わりました。
東京都の支援制度を活用して、船舶免許と無線免許も取得し、独立の1年前からは親方や漁協と相談しながら船探しと資金計画を本格化させました。「若くてバリバリ稼げるうちに、しっかり借金して頑張れ」という親方の言葉に背中を押され、東京都の沿岸改善資金(無利子の支援制度)も活用して新船の購入を決断。保証人になってくれた父と義父、それぞれの名前から一文字ずつ取って「光延丸」と名付けました。二人への感謝と独立への決意を、この船名に込めています。

漁師になる魅力とは?

小笠原の漁師の魅力は、自分の船を持ち、すべてを自分で決められることです。どの海域で操業するか、どの漁法を選ぶか、判断のすべてが自分の手の中にあります。たて縄漁ではまとまった量を一気に水揚げする迫力があり、一本釣り漁は高級魚を自分の手で仕留める手応えがあり達成感がある。漁法ごとに異なる面白さがあります。

仕事の組み立て方にも、自分ならではの工夫が生きます。無線で他船と連携しながら、各船が最適な段取りで結果を出していく様子は、スポーツの試合運びに似た面白さがあります。頑張った分が稼ぎに直結するからこそ、やりがいも大きい。長年漁師をやっていても、「こんなスポットがあったんだ」という発見がいまだにある。それが小笠原の海の奥深さであり、可能性だと感じています。

新規就業者へのメッセージ

私は親方に育ててもらいました。次は自分が後継者を育てる番です。今いる乗り子が独立した後に、また次の若い人を育てる。その循環をつくることが、親方への恩返しです。

島の漁師は助け合いながらも、お互いを高め合う関係です。操業の安全のために衛星電話を備え、仲間と家族を守る責任を持って海に出ています。休日には草野球で汗を流し、年に一度は父島との交流戦を楽しんでいます。若い人が増えれば、小笠原の漁業全体が活気づく。その力になりたいです。

何より、自分は海が好きです。今も、陸にいてもつい海を眺めてしまう。それくらい、この海で働けることがうれしい。本気でやる覚悟があるなら、全力で面倒を見ます。世界自然遺産の海が、あなたを待っています。一緒に、この海の可能性を広げていきましょう。

Contact

お問合わせ

東京漁業就業支援センター
「東京フィッシャーズ・ナビ」

〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1
東京都産業労働局農林水産部水産課内

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