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石井メイドオリジナル 石井 邦彦

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加工食品

石井 邦彦さん
石井メイドオリジナル
石井 邦彦 イメージ
栽培品目
  • こんにゃく

自己紹介動画

  • 就農のきっかけを教えてください。

    短大卒業後にカナダへ留学し、そこでできた友人(今の奥さん)と2人で大きなバックパックを背負って南米旅行へ行きました。旅の途中ペルーで虫歯に苦しむ子供たち(当時3歳~5歳)に出会い、衝撃を受けました。旅行者が良かれと思って子供たちにチョコレートやキャンディーをあげていたのですが、それが原因で虫歯の子たちがたくさんいました。帰国後もずっと気がかりでしたが、歯を磨く習慣のない民族だったので、てっとりばやく歯ブラシをあげても意味がなくて。食を通じて虫歯予防できればと考えていたところ、実家のこんにゃく芋農家と言うところを上手く活用すれば何かできるかもと思い、就農を決めました。
    実は農家を継ぐことに抵抗があったのですが、目的ができれば話は別です!こんにゃく芋生産のノウハウを学びながら、加工場を設立し、生芋こんにゃくや丸こんにゃくを商品化し約4年間(構想からは12年!)の試行錯誤を経てシュガーフリーのこんにゃくグミ「YUMPICK」を開発しました。

  • 商品開発は独学で行ったのでしょうか?

    生芋こんにゃくは親戚のおじさんから基礎を学びました。もともと昭和村のおじいちゃん、おばあちゃん達は自分たちで芋からこんにゃくを作る文化がありました。おじさんもその一人で、夜な夜な集合して生の芋からこんにゃく作る方法を学び、そこに自分たちのアイディアを加えながら最終的に私たちだけの製法で美味しく作る方法を確立させました。まずは自分たちでやってみるがモットーなのですがYUMPICKに関してはやってみたものの問題山済みで、地元のこんにゃく製造会社の方にヒントを沢山もらいながらやっと完成させました。

    商品開発は独学で行ったのでしょうか? イメージ
  • 苦労や困難をどのように乗り越えましたか?

    商品開発をする過程で「できないんじゃないか」と思う事は何回もありましたが、とにかく何かしら形にする、やってみるを繰り返しました。あとはYUMPICKに関しては「ペルーへ届ける」が最終目標ですが、まずは国内での販売に向けて商品作りを始めました。「売れるかどうかわからない」という不安もありましたが、自分自身が親として子どもに安心してあげられるお菓子がないと感じていたんです。同じようなニーズは国内にもあるはずだと考えて、マーケットニーズをよく観察し、1つずつ壁を乗り越えていきました。

  • 石井メイドオリジナルが大切にしていることを教えてください。

    目的や情熱をもって商品を開発することを軸にしています。そういう商品は万人に受けるものではないかもしれませんが、同じような目的意識をもって商品を選ぶお客様には絶対に届くと思いますし、商品を受け取ったときや口にしたときにこちらの想いも伝わると思っています。例えば「YUMPICK」を購入される方は、お子様を持つ親御さんや、原材料を気にされる健康志向の方が多いです。原料がこんなに少ないのは凄いですね!と言ってくださる方もいます。

  • 「持続可能な農業」という視点での取り組みを教えてください。

    まずは僕たちが事業を継続して大きくしていき、周りを巻き込んで地域全体の活性化につなげたいと考えています。昭和村はコンニャクの一大産地ですが、さらにコンニャクの生産を通じて達成したい目標を地域みんなで共有できれば、その達成のためにがんばれると思います。そのためにも、まずは自分たちの事業を大きくして、少しずつ横のつながりを増やしていきたいです。

    「持続可能な農業」という視点での取り組みを教えてください。 イメージ



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