株式会社PlayestJAPAN 加賀見 進

果物
- 加賀見 進さん
- 株式会社PlayestJAPAN

- 栽培品目
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- シャインマスカット
- 桃
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- エリア
- 山梨県山梨市
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- 設立
- 2019年
自己紹介動画
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実家が兼業農家でしたが、もともとやるつもりはありませんでした。両親を見ていて、大変であることは知っていましたから、都心で会社勤めをしていました。そんな中、両親から「手伝ってほしい」と言われ、渋々戻ったものの、当初は就農する気は無し。ただ企業に面接に行っても不採用が続き「それならば自分の力で成功してやるぞ」という思いから就農を決めました。ちなみに初年度の年収は約37万円でした……(笑)。
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農作業自体は小さい頃から見ていたため、知っていました。ただ、子育てをしながらの農業は、保育園に預けていても、土日は一緒にいますし、なかなか作業が進まず苦労しました。さらには、収穫期に子供が熱を出し、収穫できずに桃がただ腐って落ちていくのを見ていたことも。100万円以上もロスしてしまったのを覚えています。ですが、慣れ親しんだ地元で、周りの知り合いの農家さんたちの支えもあり、かなり優遇された環境で農業を始められたと自覚しています。
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環境に恵まれた産地のため、ほぼ自然任せにしています。あえて言うなら、木々の健康管理にはかなり気を配っていますね。特に、木々に病気や病害虫がついていないかには注意していますし、対応も工夫しています。病害虫がいても、すぐに農薬で対応をするのではなく、自然に淘汰されるものかを判断して、なるべく植物本来の力で問題に対応できるように、木のお手伝いをしています。
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農業を次世代につなげていくために、生産者自身がしっかりと農地を保護する必要があります。私もこれまで、荒れ果てた耕作放棄地(約2ha)を開墾してきました。ですが、就農者の高齢化に伴い耕作放棄地は年々増えています。新規就農者を増やすために、農業体験の受け入れや、若い力で頑張っていることの発信にも力を入れています。また、高齢化の進む産地を維持し発展させていくために、産地で協力して省力栽培に取り組み、生産者の負担が少しでも減るような取り組みもしています。
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私たちが大事にしているのは、関わってくれた方、皆さんが笑顔でいられることです。農業では猛暑や大雨でも作業を休めない時もあり、体力面でのつらさもあります。そんな中でも、私たちは最大限に農業を楽しみ、おいしい桃やシャインマスカットを生産し、それを食べる消費者の方も笑顔になってくれたらという思いで頑張っています。私たち生産者の思いや、農作物がお手元に来るまでの栽培から収穫までの作業という裏側のストーリーまで想像しながら、笑顔でおいしく召し上がっていただけたらと思います。
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