株式会社イカリファーム 井狩 篤士

米・穀類
- 井狩 篤士さん
- 株式会社イカリファーム

- 栽培品目
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- 米
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- エリア
- 滋賀県近江八幡市
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- 設立
- 2008年
自己紹介動画
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大学在学中、中国の大学に行く機会がありました。その時、海外の留学生がこぞって農業に注目していて「食料の生産量を上げないと世界が大変なことになる」と話していたんです。当時、私は公務員を目指していましたが、海外の留学生が話していたことが印象的だったこと、また実家が農業をしていたこともあり「せっかく家族が立ち上げた農業法人があるなら継ごうかな」と考えたのがきっかけでした。
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これまで無農薬栽培や無化学肥料栽培に取り組んだことがありました。でもコストなどの理由で、お客さんと生産者の間でwin-winにならないことが多かったんです。そこをどうにか最適化できないかと考えた結果、減化学肥料・農薬による栽培を行うようになりました。さらに畜産農家と協力し循環型農業にも取り組んでいます。稲刈りで出た稲わらを近江牛の餌に利用し、その牛糞をたい肥として圃場に入れています。
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水質保全にすごく力を入れています。琵琶湖の水は滋賀県内外で、飲み水はもちろんさまざまな産業で使われています。私たち生産者にとっても、良い水質を保つことは重要度が高いです。そのため、田んぼから流出する肥料や農薬で水質が悪化しないよう、使う農薬は環境への負荷が非常に少ないものを選び、そもそも少量しか使いません。無駄に農薬を使わないことが大事なポイントだと考えています。
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SDGs的な考え方はこれまでも大切にしてきました。すべての産業が持続可能でなくてはならないと思いますが、特に農業は食を支える産業。途絶えてしまうと人間が生きていけません。生産者としてどう農業を続けていくかという意味での持続可能性と、環境への配慮のバランスが大事だと考えています。そこで化学肥料や農薬を一切使わないのではなく、過剰に使わないことを重視し、現在は減化学肥料・農薬による栽培や、循環型農業に取り組んでいます。
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私たちイカリファームは生産者であり、消費者でもあります。だからこそ、消費者に向けて発信しながら、みんなでいいものをチョイスしていけたらと思ってます。私には小さい子どもがいますが、「自分の子どもに安心して食べさせられるか」は大事な基準だと思うんです。そういった安全性への不安を抱かずに選べるものを作ること。これが私の考えであり、弊社の商品の特長でもあります。
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