株式会社坂根牧場 坂根 遼太

加工食品/卵・牛乳
- 坂根 遼太さん
- 株式会社坂根牧場

- 栽培品目
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- 牛乳
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- エリア
- 北海道広尾郡
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- 設立
- 2015年
自己紹介動画
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実家が酪農家なのですが、酪農は辛いとかネガティブなイメージがあって、継ぎたくないと思っていました。就農したのは15年前で、きっかけは妻でした。カフェをやりたいというので、「実家が放牧酪農をしているから牛乳ならあるよ」という話になり、牛乳を加工してチーズにして、自分が作ったもので人々を楽しませることが出来るというイメージが沸きました。「放牧の牛乳ってあまりないんだよ」という非農家の妻の言葉から、酪農の魅力を再確認出来ました。
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牛乳を飲んだ時に幸せな気持ちになります。
一般的には長持ちさせるために、120度で2秒間の高温殺菌をするのですが、坂根牧場では63度以上で30分間じっくりと低温殺菌しています。そうすることで、絞りたての牛乳本来の旨味を楽しめます。放牧の時期は青草の風味がしますし、牛舎でサイレージを多く食べている時期は脂肪分が含まれ濃厚な味わいを楽しめます。
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牛が本来の行動要求を満たし、ストレスが少なく過ごすことができる環境づくりをしており、『アニマルウェルフェア畜産認証』を取得しました。
牛が食べる草づくりにもこだわっていて、SRU(Soil Research Union)という土壌研究組合に依頼し、牧場の土を分析して足りないものだけを施肥をしています。毎年同じ場所の土のデータを取って常に良い状態の土をつくり、良い草が育つようにしています。
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『アニマルウェルフェア畜産認証』を取得する時が大変でした。牛舎の広さや水槽の清潔さなど、私たちがすぐに改善できるものだけでなく、牛のけがや病気など、クリアするまでに時間のかかるチェック項目もあります。一番苦労したのは「逃避・逃走反応」。人間を怖がっていないかをチェックするのですが、牛の気持ちの問題なので、日々の距離感や接し方を意識しました。今では牧場にお客さんが来ても、怖がる牛はいません。
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まずは土づくり。完全オーガニックではありませんが、化学肥料は必要最低限にして、土の分析結果を元に、化学肥料も必要であれば使用し、微生物が住みやすい土づくりを大切にしています。そして、私たちも楽しく仕事すること。持続可能な農業を実現するためには、「酪農をやりたい」「農業をやりたい」という人が続いてくれることも重要です。まずは私たちが楽しんで酪農をすることが大事だと思っています。
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