有限会社横田農場 横田 祥

米・穀類
- 横田 祥さん
- 有限会社横田農場

- 栽培品目
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- 米
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- エリア
- 茨城県龍ケ崎市
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- 設立
- 平成8年
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- 栽培面積
- 169ヘクタール(2023年現在)
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- 従業員数
- 社員10名、アルバイト2名
自己紹介動画
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私は結婚を機に就農しました。初めて農場に来た時、田んぼがずーっとどこまでも広がって、空も高くて、日の出から日の入りまで見える風景がすごく気持ち良くて。誰かに強制されたわけではなく、ここで仕事ができたら楽しいだろうなと思ったんです。横田農場は茨城県龍ケ崎市で800年以上前からお米を作ってきました。夫も小さい頃からコメ農家になると決めていたそうです。現在は「お米が好きすぎる農場。」として毎日お米のことを考えながら育てています。
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横田農場では手間暇をかけても農薬に頼らない有機栽培や特別栽培をしています。なるべく肥料も与えすぎず、稲本来の力を引き出すような育て方をしています。肥料をたくさんあげてたくさん実らせると収量(収穫量)は増えますが、おいしさの食味にも影響しますし、重くて稲が倒れてしまいます。また、ふだんからお求めやすい価格で良いものを食べていただきたいので、作業面でのコストカットを徹底して、この20年間ほとんど価格を変えないよう工夫してきました。例えば、ドローンを使用して肥料をまき時間短縮をしたりIT技術を積極的に取り入れたりと、すべての作業で効率化を図っています。
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私が就農した当時30ヘクタールだった田んぼが、現在は約170ヘクタールに増えています。それは周りの農家さんがどんどん辞めていっているからです。うちが引き受けないと耕作放棄地になってしまいますし、地主さんたちも先祖代々の土地を耕作放棄地にしたくないという思いがあるんですよね。だからうちでなるべく引き受けています。今後も増えていくことを見越してライスセンターを設立するなど準備をしていますが、人手不足への対応には今も毎年苦労しています。
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うちは養鶏会社と提携して、循環型農業に取り組んでいます。飼料米を育てて養鶏場に送り、その飼料米を食べた鶏のフンで作った堆肥(たいひ)を有機肥料として、全部の田んぼにまいています。2023年は特に肥料の価格が高騰して苦労された農家が多かったと聞きました。でも私たちは循環型農業の取り組みをやっていたのであまり打撃を受けることがなく、以前から取り組んでいて本当に良かったと思っています。
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横田農場は循環型農業に取り組み、持続可能な農業をめざしています。また20年前から「田んぼの学校」という取り組みも行っています。親子で田植え体験や稲刈り体験、生き物探しなどを通じて、みなさんがいつも食べているお米がどんなところで育っているのかを、実際に見てもらっています。 私たちのお米作りへのこだわりや努力が評価され、平成25年度『第52回農林水産祭農産部門 天皇杯』を受賞しました。 そんなお米が好きすぎる農場・横田農場のお米をぜひおいしく食べていただけるとうれしいです。
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