地域おこし協力隊で見つける理想のくらし

宮城県角田市ってどんなところ?
角田市は、宮城県南部に位置し、
人口約3万人の田園風景が広がる自然豊かなまちです。
東北有数の大河、阿武隈川や、
環境保全地域に指定されている深山や斗蔵山などの自然資源を有し、
安全でおいしい農畜産物にも恵まれています。
基幹産業は農業で、県内有数の米処として市内各地で稲作が行われており、
梅や梨、リンゴなどの果樹栽培や苺やトマト、ブロッコリーなどの
園芸野菜の栽培、畜産業も盛んです。
また、角田市は製造業も盛んで、有名企業の工場も多数あることも特徴です。
地域おこし協力隊とは
人口減少や高齢化等の進行が目立つ過疎地域等に都市部の住民を受け入れ、「地域おこし協力隊員」として、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行ってもらいながら、その定住・定着を図ることで、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした取り組みです。角田市では、地域おこし協力隊員の活動をサポートしてくれる「地域おこし協力隊活動支援団体」を登録しており、隊員の任期中はもちろん任期満了後の就業・起業へ向けた準備など将来を見据えた支援体制を整えています。
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株式会社
舘島田ファームDeroR6年から株式会社として新しくスタートした会社です!農業界平均年齢68歳と言われている中、当社、平均年齢72歳→43歳と急速的に若返っています!
役員3名、社員2人、パートさん10名(内女性8名)この中には、R6年からの仲間も多くいます。農業未経験・女性の方でも入りやすい環境です。
今後、『食』の大切さがより重要になっていく中『食』の根っこを一緒に作っていきませんか?- 募集人数
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1名
- 活動内容
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◎農業に関する作業全般
播種⇒収穫⇒出荷までの一連の流れを経験することが出来ます。
様々な作物を作ることで夏場・冬場問わず通年で作業する環境になっています。
また、自社の農作物(梅・ネギ)を使った加工品の製造販売なども行っております。◎新規事業の展開
角田市特産の梅干しをより広く、多く普及するための加工品開発・新しい作物の導入・農作物の価値をより実感していただくための体験イベント等それらに関わる取り組み。
◎様々な作物への取り組み
基本的には株式会社舘島田ファームDeroで活動していただきますが、場面に応じて市内様々な農家さんや関係機関との関係づくりのためのお手伝い等を行い、知見を広げる動きも考えております。
◎地域イベント
ネギの収穫体験等、地域イベントの企画・運営を一緒に行っていただきます。
- 求める人物像
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- 農業・農業経営に関心のある方、現状に対して共にアイデアを出しあえる方
- 新しい風として明るく元気に活動することで活気と活力を生みながら、市民との出会いの輪をどんどん広げて行ける方
- 向上心があり、目標をもって業務に取り組める方
- 団体の事業概要
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「株式会社舘島田ファームDero」は水稲・大麦/大豆・園芸(ねぎ・梅・しそ)等の農産物の栽培・販売を中心に事業を展開しています。
角田市ふるさと安心米や梅干しをはじめとする地域の特産物を作り、農協や道の駅かくだ・ふるさと納税や各地販売店での販売により宮城県内だけに留まらず県外の消費者にも角田産の農作物を届けています!農業に関するイベントを主催することもあり、近年ではネギまつりなどを開催して市内外のお客さんから好評をいただいております。
市内のイベントに従事することで、地域を深く知ることができ、地域に根付きやすくなれます。
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公益社団法人
角田市農業振興公社地域農業の担い手として、角田で就農を目指す方を募集します!
- 募集人数
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1名
- 活動内容
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自身で農地を借り、農業を実践!
◎就農に向けた研修(農業支援活動)学びたい作物などがあれば、各農業者の下で農作業を行いながら栽培方法などを学べます。
◎廃業を検討している農業者の下で農作業支援
任期終了後には、その後継者として就農します。
◎休耕農地の復旧作業
使われなくなった農地を再び耕し、作物を育てる準備をします。任期後には自らの農業を始めることが可能です。
◎角田市農業のSNS等でのPR活動
SNSを活用して角田市の農業の魅力を市内外に発信します。
基本的に就農する場合は、自己資金で研修など、就農に向けた準備を行わなくてはなりませんが、地域おこし協力隊制度を利用して活動する場合は、国から給料を受けながら就農に向けた農業活動ができます。
また、個人農家の下で活動するため現場の農業が体験でき、就農後の自身の生活がイメージしやすくなります。さらに、角田市農業振興公社や地域の方と密接にコミュニケーションを取り合いながら活動できるため、周囲からのサポートを手厚く受けられます。 - 求める人物像
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協力隊活動終了後、角田市において起業・就業して定住する意欲のある方
住民と協力しながら、地域を元気にするために意欲的に行動できる方 - 団体の事業概要
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公益社団法人 角田市農業振興公社は、市内農業者へ各種支援活動を行っています。
- 農地の賃貸借契約の仲介
- 新規就農窓口(新規就農希望者への伴走型支援)
- 認定農業者が組織する協議会の運営(研修会や交流会の開催等)
- 角田市農業青色申告会の運営(農業者への帳簿作成支援や税務研修会の開催等) など
インタビュー
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Interview#01
平均年齢43歳の若手農業集団
お米や名産の梅、長ネギなど通年作業の創出で
安定した農業を後世に残す株式会社 舘島田ファームDero
代表取締役 大泉太貴彦さん若手ならではのアイデアで
30年後、40年後も
角田の農地を守っていきたい私が神奈川から角田市に移住してきて6年ほど。ここはいわゆる田舎ではありますが、生活に必要なものは揃っているし、子育てもしやすくて、すごく生活しやすいと感じています。農業ではお米を始め、梅や梨などの果樹やいろいろな野菜が育てられる地域なので、自分に合った作物を見つけられる環境が揃っていると思います。「舘島田ファームDero」は、2024年1月に設立したばかりですが、地域農業を維持するために立ち上げられていた「農事組合法人 舘島田生産組合」を継承する形で立ち上がりました。社員平均年齢は43~44歳で、高齢化が進む農業では若手の会社で他業種から転職した人も活躍しています。私自身も前職は不動産関係の事務職でした。
私たちの作った農作物や加工品は、中間マージンのかからない道の駅などでの販売やふるさと納税の返礼品としても販売しており、さまざまな販路を確保していることにより収支も非常に安定しています。また、農業イベントも行っており、長ネギの収穫体験イベントにはお子さんのいるご家族からご年配の方まで、組合の頃から約2000人が参加する規模で実施しておりまして、こちらも毎年楽しみにしているというお声をたくさんいただいています。これからも若手ならではのアイデアで、30年後、40年後も農地を守っていけるように取り組んでいます。
農業に正解はないので
角田で自分なりの道を見つけて
楽しんで農業をやってほしいメインとなる農作物はお米ですが、お米は4月の田植えから10月の収穫しか作業がありません。それ以外の期間も有効に使えるよう、角田市の名産である梅や長ネギの栽培にも力を入れています。梅に関しては、梅干しなどの加工品も手掛けており、通年で仕事ができる場を作っています。このほか、大麦や大豆、梅干しに使う赤しそや食用のホオズキ、お餅などに使うヨモギなども少し育てていまして、このほか新しい作物も手掛けていきたいと考えています。そういう挑戦から農業の魅力をもっと見つけて、角田市にいろんな人が来てもらえるような街づくりをしていきたいです。
私たちは法人化していることもあり、通年での仕事が用意できるため、地域おこし協力隊を受け入れやすい環境が整っています。そして角田市の農業にはいろんなジャンルがありますし、やってみたいことにチャレンジできる環境です。私たちも、例えばホームページの充実とか、ネットショップの開設、新たなイベントの企画など、新たなアイデアを求めていますし、きっと今までのスキルを活かせるものもあるはずです。地域おこし協力隊方には、1年目は農業の年間の動きを知っていただき、2年目でそこから何ができるか新しい創意工夫を一緒に探し、任期を終える3年目には今後に繋げられるような独自の取り組みを見つけていただけたらと思っています。わからないことは、どんどん聞いてください。私もまだまだですが、そうやって角田で農業をやってきました。そこに正解は無いので自分なりの道を見つけて、楽しんで農業に携わっていただきたいですね。
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Interview#02
地域おこし協力隊の方々の
農業へのチャレンジや
新たな暮らしをしっかりサポートします公益社団法人角田市農業振興公社
菅原 寛文様農業者からの相談から
交流の場の創設など
さまざまな取り組みを実施角田市は農業が非常に盛んで、古くから米どころ。梅の産地としても昔から知られています。そのほかにも、イチゴやトマト、果樹など、様々な作物を育てることができるのが大きな魅力です。
私たち角田市農業振興公社は、角田市と農協が出資し、さまざまな農業団体や農家さんと三者連携をとって、角田の農業を盛り上げるために努めています。農業者が意思決定できる組織になっているので、行政主導、農協主導とは違った意味合いを持つことができていると考えています。公社では、農業者からの経営改善、農地集積、新規就農に関する各種相談や農産物の販売促進などのほか、「あぶくま農学校」のような学びと交流の場の提供や、東京・目黒区との催事・イベント交流など、角田市の農業を盛り上げるための取り組みをたくさん行っています。
地域おこし協力隊での
3年間の下準備で
安定した就農を目指せる角田市では、新規就農者を増やすために、相談会や農業の現場体験の実施などを行っていますが、地域おこし協力隊も就農するにあたっての重要な事業の一つと考えています。3年間の任期の中で農業を実践してもらいますので、角田市の農業や地域を知り、そして必要な技術を獲得できます。言わば3年かけて就農するまでの下準備ができるので、その分しっかりとした経営に繋がるものと考えます。その他にも隊員の自主的な活動も認めています。例えば、隊員の中には農業イベントを企画した方もいましたが、そのイベントは回数を重ねるごとに大きくなり、令和6年度は「かくだ梨まつり」を開催しました。前例が無いものでも、隊員の方が角田を盛り上げるためにやってみたいこと、チャレンジしたいことがあれば公社でも後押しをしております。
ぜひ、角田市でどんな農業をして、どんなふうに暮らしたいかを、色々と見たり聞いたり調べたりしながら、イメージを膨らませてご相談いただければと思います。新しいアイデアで、もっと画期的なことも角田市で実現できるかもしれません。地域おこし協力隊として活動しながら、若い方にもどんどん農業に関わっていただきたいですし、角田市での理想の生活に近づけるようなお手伝いをできればと考えていますので、ぜひお声をお聞かせください。
応募方法
- 受付期間
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随時募集。(毎年9月末まで募集しています。採用者が決定次第、終了となります。)
※募集対象に、住所要件の記載がありますので、ご確認ください。
- 提出書類
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- ①角田市地域おこし協力隊員応募用紙
- ②個人面接カード
- ③住民票の抄本及び身分証明書の写し
※身分証明書は、本籍のある市役所等で取ることができます。
- ④運転免許証の写し
- ⑤個人番号カード又は通知カードの写し
- 書類の提出方法
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提出書類を角田市役所総務部まちづくり推進課まで直接持参又は郵送
- 提出先
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〒981-1592
宮城県角田市角田字大坊 41 番地
角田市役所 総務部まちづくり推進課
電話:0224-63-2112
FAX:0224-62-4829
Mail:macidukuri@city.kakuda.lg.jp - 応募書類
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- 応募要項はこちら
- 応募用紙をこちらからダウンロードできます
- 面接カードをこちらからダウンロードできます 【採用情報はこちら】
角田市農業振興公社 【採用情報はこちら】
(株)舘島田ファームDero
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もっと見るよくあるご質問
- 地域おこし協力隊に参加するには角田市に引っ越す必要がありますか。
- (はい)地域おこし協力隊として活動するためには、角田市に住所を移していただく必要があります。ただし、委嘱を受ける前に住所を移してしまいますと、該当にならなくなりますのでご注意ください。
- 地域おこし協力隊に申し込む前に説明を聞く機会はありますか。
- (はい)電話やメールにていつでも質問・ご相談をお受けしています。申し込んでいただく前に、協力隊制度や角田市についての説明を受けていただくことで、採用後の活動イメージを持っていただけるよう努めています。
- 角田市の地域おこし協力隊の特徴はなんですか。
- 角田市では、隊員が活動しやすい環境づくりのため、協力隊活動支援団体を公募しています。活動支援団体では、隊員の活動はもちろん、生活面のサポートや協力隊の任期満了後の就業や起業に関することなど定着に向けた丁寧なサポートを行います。
- 地域おこし協力隊の面接は直接行かなくてもできますか。
- (いいえ)面接は市役所(現地)にて実施いたします。
- 就農相談はできますか。
- (はい)専門の部署と連携しながら相談にお答えいたします。
- 地域おこし協力隊にはどんな人が参加していますか。
- 角田市に興味がある方、角田市で地域おこしの活動を行ってみたい方、観光事業や地域観光の振興、地域資源を活用した新たな事業に取り組みたい熱意の持った方々が参加しています。
- 地域おこし協力隊の任期満了後はどうすればいいですか。
- 3年間の任期中に協力隊活動支援団体とともに定住に向けた準備をしていただきます。働きによっては、協力隊活動支援団体へ就職もできます。
- 今までの地域おこし協力隊隊員は現在どのような仕事をしていますか。
- 直近では、令和6年3月末に卒隊した隊員が角田市で移住コーディネーターとして活動しています。
また、令和6年12月末に卒隊した隊員は角田市で梨農家として独立し起業しています。