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【地域おこし協力隊募集】 任期満了後の不安を見事解決!? 隊員OBと支援団体企業に聞いて納得。他にはない制度とは?

【地域おこし協力隊募集】 任期満了後の不安を見事解決!? 隊員OBと支援団体企業に聞いて納得。他にはない制度とは?

都会の喧騒から離れ自然豊かな環境で暮らしたい、地域おこしに貢献したい、古里に戻って地域に恩返しがしたい。
全国の自治体が募集する「地域おこし協力隊」には、さまざまな夢や理想を抱いた方達が集まります。
今回ご紹介する宮城県角田市では「生業」を提供することで協力隊の「営み」をサポート。
行政と民間、そして地域住民が一丸となって支える角田市における地域おこし協力隊の制度や仕組みをご紹介します。

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角田市の魅力を自分の手で発信したい!協力隊OB舟山直道さんの選択

2016年6月に角田市の地域おこし協力隊に着任。3年間の任期終了後、支援団体に入社した舟山直道さん

2016年6月に角田市の地域おこし協力隊に着任。3年間の任期終了後、支援団体に入社した舟山直道さん

宮城県南部に位置する角田市は、市内を南から北にかけて流れる阿武隈川と山々に抱かれた穏やかな気候の町です。

そんな角田市に2016年6月、地域おこし協力隊としてやってきたのが舟山直道(ふなやま・なおみち)さんです。

同市の出身である舟山さんは東京でサラリーマンとして働きながら、古里の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいとその方法を模索していたと話します。

「角田市には豊な自然と美味しい食べ物がたくさんあるのに、情報発信の部分が弱いと感じていました。写真が好きということもあり、生まれ育った町の風景を自分の手で発信したいと、地域おこし協力隊としてUターンを決意しました」。

協力隊として舟山さんが担ったのは同市西根地区の地域振興。
日本の原風景ともいえる四季折々の西根地区の自然や田んぼアートなどを切り取り、SNSを通じて情報発信を行いました。

「3年間地道に続けたことでフォロワーが増え、県内外の多くの人からコメントを頂けたことはとても励みになりました」。

と、地域おこし協力隊として活動することで古里の魅力を再発見したと話す舟山さんはやがて任期満了後の定住を考えるように。

しかし、仕事を探すとなるとハードルが高く、悩む日々が続きます。

そんな時に出会ったのが『株式会社veeell(ビール)』代表取締役の小林光輝(こばやし・みつてる)さんです。

飲食店やゲストハウス、観光メディア、コワーキングスペースを運営する同社はそのリソースを活かし、角田市の観光促進に尽力しています。

「誰でも自由に利用できるコワーキングスペース『Gomboppa』に通い、小林社長を始め、さまざまな方の意見を聞くことで情報は発信するだけでなく、関係人口を増やして地域に利益をもたらさなければならないことに気付きました」。

協力隊としての任期を終えた2019年6月、舟山さんは『株式会社veeell』に入社し、現在は観光事業を主に担当しています。

SNS等で情報発信を行う舟山さん

満面の笑みで農作業に従事する舟山さん。食材の出口となる加工食や飲食店での利用を目指します

地域おこし協力隊の受け入れ「母船」として、地元企業が目指す姿とは

角田市地域おこし協力隊支援団体でもある『株式会社veeell』では協力隊員を受け入れ、隊員の活動拠点としてその活動を生活面も含め全面的にサポートします。

実はこの制度、地域おこし協力隊1期生である舟山さんの時にはなく、協力隊は自分で日々の仕事を見つける必要がありました。

その現状に疑問を抱き、行政に協力隊支援団体制度の働きかけをしたのが小林社長を始めとする地域の企業や団体でした。

宮城県角田市『株式会社veeell』CEOの小林光輝さん

宮城県角田市『株式会社veeell』代表取締役の小林光輝さん。協力隊支援団体制度の働きかけを行い、雇用のサポートも行っています

「地域おこし協力隊として角田市にやってきた彼らはいわば、同じ船に乗るクルーです。 “やりたいことは自分で見つけなさい” ではいきなり船長になるようなもの。支援団体は「母船」として彼らを受け入れ、同じベクトルを持って地域に根差した産業や観光資源を創出していくことが役目だと考えています」。

そう話す小林さんは、地域おこし協力隊は「自分探し」ではなく、明確なビジョンを実現する場だと言葉を続けます。

「ここでどんなことがしたいか、どんな地域貢献がしたいか、その思いをぜひ、聞かせてください。そこに私たちが描く未来像に一つでもリンクすることがあれば実現に向けて取り組むことができるのかと考えます。企業の一員となって地に足をつけ、共に歩んで行けたら嬉しいですね」。

宮城県角田市、地域おこし協力隊OBと支援団体の談笑

舟山さん(左)と小林さん(左)がみせてくれる笑顔からも、角田市の支援制度の信頼感が垣間見れます

小林さんと出会ったことで、角田市に足りないもの、自分にとっての「生業」がはっきりしたと舟山さんは今後の抱負を語ります。

「自分自身がそうだったように角田市には産業が少ないため地元を離れて就職する人が多いというのが現状です。若者が誇れる古里を創出し、産業を根付かせることが目標です」。

『株式会社veeell』代表取締役の小林さんからメッセージ

新たに一次産業に取り組み、食材の出口となる加工食品の開発や飲食店での利用。そしてこれまで培ったノウハウで地域資源に新たな価値を創造し市場につなげることで地域活性の実現を目指しております!
この思いをカタチに2020年春にスタートしたばかりの農業生産事業を発展させていくため、共に農業へチャレンジしたい方を、角田市と連携して『地域おこし協力隊』として募集します。
一からスタートしたばかりの農業生産事業ですので、私たちも日々学びながら取り組んでいます。
私たちと同じ方向に歩みを進め、共に事業を成長させていきましょう!

地域おこし協力隊支援団体:株式会社veeellについて知りたい方はコチラ

株式会社veeell企業情報
地域おこし協力隊募集ページもご覧ください

「山は宝」。協力支援団体『仙南中央森林組合』の支援体制

宮城県角田市『仙南中央森林組合』の組合長佐藤正友さん

宮城県角田市『仙南中央森林組合』の組合長佐藤正友さん。自然の中で働くことに生きがいを見出す人が増えていると話します

『株式会社veeell』の他、角田市では特色が異なる4つの企業団体が地域おこし協力隊活動支援団体として登録されています。

その一つである『仙南中央森林組合』は角田市を始め、近隣の3町を管轄し、組合員と協力しながら地域の森林・林業活性化に取り組んでいます。

代表理事組合長の佐藤正友(さとう・まさとも)さんは森林の活性化活動に参加することで、自分らしい生き方を見つけて欲しいと期待を寄せます。

「木材などの林産物の供給に加え,生物多様性の保全など多様な機能を持つ森林は近年,地球温暖化防止における森林の働きが多くの人に認識されるようになってきました。無限の可能性を秘めた森林で木と共に生きることで、自身の成長を実感しながら働くことができる、それが林業です」。

林業とひと口に言っても、その仕事内容は多岐に渡ります。
植樹、育樹、間伐のほか、住宅建材を始めとする木材活用などその可能性は無限にあると言っても過言ではありません。

「かつての林業といえば、いわゆる3K(キツい、汚い、危険)というイメージがあったかもしれません。しかし、暮らし方や働き方が多様化すると共に自然の中で働くことができる林業に生きがいを見出す人が増えているのも事実です。これからは環境、快汗(汗を流す)、感動という新3Kの時代。ぜひ、地域おこし協力隊として楽しく生きがいを持って働く姿を発信していただきたいですね」。

同組合では協力隊員としての任期終了後も継続雇用も可能としています。

地域おこし協力隊の課題のひとつ「定住」へとつなげる角田市のこうした取り組には、協力隊員が地域林業の担い手として地域に根付き、活躍する期待が込められています。

地域おこし協力隊支援団体:仙南中央森林組合について知りたい方はコチラ

仙南中央森林組合

令和2年度角田地域おこし協力隊募集!

角田市ではこれまで2名の地域おこし協力隊員が活躍し、2人とも任期を終えて市内に定住しています。

同市ではこれに続く協力隊員を募集します。

行政と支援団体によるサポート例

  • 隊員の活動
  • 生活面
  • 任期満了後の就業、企業

定住に向けて丁寧なサポートをしています。

角田市まちづくり交流課定住交流係の浅野広平

『角田市まちづくり交流課定住交流係』の浅野広平さん。地域おこし協力隊をサポートしています

「地元の人では気付かない角田の魅力を、外部の視点から発掘し、関係人口増加へとつなげて頂きたいと考えています。そして、任期満了後はぜひ定住いただき、地域の一員となってもらえるよう行政もサポートしていきます」と、角田市まちづくり交流課 定住交流係の浅野広平(あさの・こうへい)さん。

地元企業と行政が一丸となって協力隊の暮らし、そして生業をささえる角田市は、新たなクルーを待っています。

準備中ですのでお待ちください

過去の掲載記事もご覧ください

■問合せ先■

〒981-1592
宮城県角田市角田字大坊41

宮城県角田市 まちづくり交流課 定住交流係
TEL:0224-63-2112
machidukuri@city.kakuda.lg.jp
角田市HPはコチラ

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