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現役地域おこし協力隊インタビュー

先輩インタビュー
地域おこし協力隊

イチから自分で作ったもので生計を立てたい
それを叶える場所が「野田村」でした

地域おこし協力隊(山ぶどう)
吉村 大悟(よしむら・だいご)さん、雅子(まさこ)さん

イチから自分で作ったもので生計を立てたい
それを叶える場所が「野田村」でした

神奈川県でサラリーマン生活を送っていたわたしですが、以前から自分の裁量で仕事ができる農業に興味を持っていました。その思いは年々強くなり、農家になるための情報収集を数年かけて行い、妻には説得できる自信をもって相談しました(大悟さん)。

吉村さん

主人から相談された時は驚きしかなかったのですが、話を聞くうちに本気度が伝わり、やがてわたしも農業をやってみたいと思うようになりました。当時はまだ、場所も栽培作物も決まっていなかったのですが、就農フェスに参加したことで野田村が募集する「地域おこし協力隊」の存在を知りました(雅子さん)。
岩手県は妻の出身地ということもあり、せっかくなら縁のある場所で就農したいと考え、2020年9月に夫婦で協力隊に就任しました。任期3年の任務は山ぶどうの生産支援。活動を通して農業を学び、同時にさまざまな作物を栽培することで、将来につなげていきたいと考えています(大悟さん)。

吉村さん

穏やかな時の流れのなかで感じる
暮らしやすさと心地良さ

村内の山ぶどうの圃場(ほじょう)をまわり、管理や収穫などの手伝いをするのが協力隊としての仕事です。天候によって作業が予定通りに進まないこともありますが、臨機応変に対応できるよう、スケジュールを立てながら取り組んでいます(大悟さん)。
農作業にはつきものの虫が苦手だったわたし。でも、1週間もすれば慣れました(笑)。ずっとインドア派だと思いこんでいたのですが、農業に携わったことで、外での仕事が好きなことに気がつきました。村に流れる穏やかな時間もまた、そう思わせてくれる理由です(雅子さん)。

吉村さん

任期満了後の目標を教えてください

任期満了後も定住し、多品目栽培での営農を検討しています。現在、取り組んでいるのが「ホウレンソウ」です。山ぶどう同様、地域で栽培している農家が多く、土地に根付いた作物を作りたいことがその理由です。奇をてらったものではなく、当たり前のものを当たり前に作ることができる農家を目指していきたいです。
農業についてはまだまだ経験不足。農閑期には地域の農業改良普及センターが栽培セミナーなどを定期的に開催してくれるのでとても助かっています。卒隊後、村内で起業すると支援を受けることができる制度もあるので、活用しながら野田村に恩返しができるよう、頑張っていきたいです。

協力隊OB、先輩農家との関係は?

わたしたち同様、山ぶどうの生産支援員として協力隊に入隊した先輩がいます。卒隊後、野田で山ぶどう農家として起業した先輩は、とにかく面倒見が良く、なんでも相談できる頼れる存在です。自分のことは二の次に、人のために協力を惜しまないその姿勢には脱帽です。その意志を受け継ぎ、今度は自分たちが先輩協力隊として、サポートしていきたいと考えています。
圃場をお預かりしている先輩農家のみなさんもとにかく親切!大切な圃場を任せていただいているので、収量や品質を落とさないようにすることを目標に、今後も夫婦で力を合わせ、貢献していきたいです。

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