『第三回 やまなしオンライン就農座談会』開催レポート|マイナビ農業
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『第三回 やまなしオンライン就農座談会』開催レポート

山梨で生きる就農ライフ -Live in yamanashi-

『やまなしオンライン就農座談会』
ARTICLE 03
12/11開催
イベントレポート

2021年12月11日(土)、山梨県での就農に興味がある方々に向けて『第3回やまなしオンライン就農座談会』が開かれました。はじめに県の担当者から山梨県の農業と支援制度、移住についての説明があった後、今回は畜産と有機野菜の先輩就農者に中継を繋いで現地から生配信。参加者が聞きたい質問にリアルに答えてくれた座談会の様子をダイジェストでご紹介します。

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果樹だけじゃない、畜産と有機野菜の魅力

山梨県といえば果樹のイメージが強いと思いますが、畜産や有機野菜など多様な農業が行われています。畜産は、富士山麓を含む富士東部地域、八ケ岳南麓を含む中北地域が主な産地で、甲州統一ブランド食肉として甲州牛、甲州ワインビーフ、甲州地どりなどが生産されています。このほど、山梨県では全国に先駆けて「やまなしアニマルウェルフェア認証制度」を開始。県として持続可能な畜産経営を推進しています。「家畜福祉」と訳されたアニマルウェルフェアは、家畜の快適性に配慮した飼養管理を行うもので欧米を中心に広がりを見せています。

    

山梨県への就農を目指しているけれども、農業経験が少なく自分に何が向いているのかわからない方のために、専門学校の山梨県立農業大学校では就農トレーニング塾を用意しています。平日1日・平日2日コースのほか、「もも」「ぶどう」「野菜」「有機農業」から選ぶ週末コース(年10回)もあります。その他、就農・移住支援について話があった後、現地の先輩就農者と中継がつながりました。

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青空がきれい! 先輩就農者の農場・農園から中継

まずは甲斐市の標高1100mの小林牧場から。社長の小林英輝さんと従業員の松本紗理那さんが牧場の紹介をしてくれました。小林牧場は牛舎16棟で、甲州ワインビーフになる牛1100頭と甲州牛となる予定の黒毛和牛200頭を肥育している県下最大級の肉用牛農家です。甲州ワインビーフは、ワイン加工後のぶどうの搾りかすを発酵させて飼料の一部として与える循環型農業によるブランドです。
従業員の松本さんは、3カ月間の研修を経て8月から正社員として牛の世話をしています。動物が好きで牧場の仕事を探していたそうです。勤務時間は朝8時30分から夕方5時30分まで。週休1日プラス隔週日曜が休みでプライベートも充実しているとのこと。

続いて北杜市の標高650mの有機野菜畑から。八ヶ岳が見える絶景畑で多品目の野菜を有機栽培している田中千春さんです。2018年に就農し営農開始して4年目。通年約30品目の栽培で合計1.4ha(サッカーコート2面分)の畑を一人でまわしています。今の季節(冬)は、ケール、ホウレンソウ、小松菜、大根、ニンジン、カブなどを育てているそうです。もともとは東京で農業とは関係のない仕事をしていた田中さん。違う世界が見たい、自然の中で暮らしてみたいと農業インターンシップに参加したことがきっかけでハマって、北杜市の景観に魅かれて移住就農したそうです。

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参加者が知りたいことにリアルに回答

座談会では、就農までの経緯、必要な貯金額、地域・品目の決め方など、参加者が知りたいことを中心に質問。松本さんは「フリーターをしながら地元の山梨で牧場を探していてやっと求人を見つけました」とのこと。応募者6人のうち女性はただ一人。社長の小林さんは「体力のいる仕事ですが面接で“この仕事がしたい”と言ったのは彼女だけ。きっとやってくれると思った」と周囲を押し切って採用。松本さんの活躍で今では女性を望む声が聞こえているそうです。
松本さんは「来たときは全然なついていなかった牛が、世話をしているうちにすり寄って来てくれるようになりました。それが可愛くてとても嬉しかったです!」と話してくれました。参加者からは、「若い女性がやりがいを持って従事されていることに感銘を受けた」との声が聞かれました。

「どんな暮らしをしたいのか、何をやりたいのかをすごく考えた」と言うのは田中さんです。果物王国の山梨で果物を見ないのはいかがなものかと週末農業塾の「もも」コースに通い、ももで笛吹市に就農することも考えましたが、「その先の人生プランがよく見えなかった」そうです。
「北杜市の景観に惚れてここに住みたいというのが一番にあったので、この土地の適作である野菜、植物に対する興味が大きくて一本に絞れないから多品目栽培を選びました」との話が、移住就農を検討している参加者に刺さったようです。
貯金は就農後2年分の生活費と初期投資分を準備して、販路は先輩農家とのグループ出荷で確保、3年目で生活できる収入が見えたなどの具体的な話に、参加者は移住就農のイメージが持てたようです。

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「心を動かされた」と参加者の声

今回のオンライン就農座談会には、首都圏、関西圏、山梨県内などから約50名の申し込みがあり、参加者には小林牧場のカレーとシチューのセットが届けられました。先輩就農者の経験談がとても具体的で参考になったという声が多数寄せられた今回の座談会。「やりたい仕事に就いてやりがいを持って働いている様子が印象的だった」「それぞれがやりたいことを実現されたことに感動です」という声も。先輩就農者の思いを聞いて一歩踏み出す勇気が持てた人も多かったのではないでしょうか。
山梨県ではやりたい農業に取り組む多様な生産者を応援しています。興味を持ったらぜひ就農・移住の相談窓口へ。オンラインでも相談を受け付けています。

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