有機野菜農家 根津弘毅さん|マイナビ農業
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有機野菜農家 根津弘毅さん

山梨で生きる就農ライフ -Live in yamanashi-

INTERVIEW 09
有機野菜農家
根津 弘毅さん
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山梨県に就農したきっかけ、経緯は?

東京農大の出身ですが、実際に畑で作業をしたことはありませんでした。普通に就職活動をしていくなかで農業という選択肢もあるなと思い、インターネットで調べてみると、農家で研修して独立できる道があることがわかりました。実家のある東京近県で検索すると数件の候補に絞り込まれたのでとりあえず全部に連絡して、一番反応がよかったのが山梨県北杜市の有機農家さんでした。
「来週にでもおいで」と言われるがまま農業体験をさせてもらい、大学卒業後に山梨県北杜市で3年間「農業地域おこし協力隊」として有機農家さんのもとで技術を習得したのち、独立就農しました。農業地域おこし協力隊の期間中は住み込みの寮生活で、独立就農したタイミングで、東京で仕事をしていた妻が山梨へ来てくれました。妻は相当悩んだようですが、独立就農するということを理解してくれたようです。

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栽培作物について

無農薬無化学肥料で年間約40種類の有機野菜を作っています。有機農業をやりたかったというわけではなく、研修先がたまたま有機農家だったので、独立後も同じやり方を踏襲しています。旬の野菜を時期に合わせて順次栽培し、無理な時期に作らないのがこだわりです。また、変わったものは売れないことが多いので、定番品をしっかり作るようにしています。
作物は地元のスーパーと飲食店のほか、学校給食にも出しています。営業活動はあまりしていませんが、最初の一軒の飲食店さんからクチコミで広がり出荷先が増えました。この地域にはスーパーや飲食店が多く、有機野菜を作っている農家が他にいないので、一番近い畑から新鮮な野菜を直接届けられることにメリットを感じてくれているようです。

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農地はどのようにして見つけましたか?

研修先の農家さんから引き受けました。農業をやっているうちにいろいろと畑を使ってほしいと話をもらうようになり、昨年からもう一カ所、自宅の前に新たに農地を借りています。農業にコツコツと取り組んでいると、人との繋がりで運もめぐってくるものだとつくづく思います。

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どのような支援制度を使いましたか?

山梨県北杜市の「農業地域おこし協力隊」として3年間、給与をいただきながら技術を習得し、独立就農して2年目からは「農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)経営開始型」を活用して助成金を4年間いただきました。自治体が農業者の状況を把握してくれて、情報を色々と紹介してくれるのでとてもありがたいです。

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苦労したエピソードはありますか?

有機野菜は基本的に標高の高いところで作るため、最初は栽培に苦労しました。標高の高い北杜市と平地の市川三郷町では作物の栽培時期がずれるので、初めの1~2年は、いつ播く、いつ植えるかのテストに費やしました。
失敗しながらもデータを取ることはしっかりやってきたので、助成金の受給が終わる4年目には安定して採れるようになり、今では微調整するだけでよくなりました。

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収入安定まで不安はありましたか?

助成金をいただいている間に販路も少しずつ増えていったので、それほど収入の不安はありませんでした。我が家には息子が二人いますが、市川三郷町では現在小学校の給食費が無料で、学童保育費もかかりません。医療費は高校生まで無料です。保育所や幼稚園もたくさんあるので入れないことがありません。子育て支援はとても手厚いです。
生活にお金はかからないし、野菜は食べ放題。貯金もできて、家を建てることもできたので、これといった不満もありません。

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やりがいと目標をお聞かせください

作った野菜は、自分で配達できるところに出しているので、誰がどのように扱っているのか、反応がわかることが楽しいです。みなさん予想以上に褒めてくれます。この地域で、有機野菜を生産者から直接仕入れできることは珍しいので、うまく差別化できています。 これといってビジョンがないまま農業に入って、運良くここまできました。これからも求められることを地道にやっていくことが目標です。野望はあまりありません(笑)

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就農希望者へメッセージ

農業をやろうと思ったら、まず体験してみてください。大変なこともありますが、やってみるとなんとかなるところもあります。ただ、仕事を辞めるのは、作れるようになってからでいいと思います。どんな農業が自分に合っているかを知ることが一番重要だと思います。
有機野菜は特にそうかもしれませんが、知識やイメージだけでは続かないことが多々あります。農業を仕事としてやるという強い気持ちがあれば辛いことも乗り越えられるのではないでしょうか。

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