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人の五感、手足としてのスマート農業 生産プロセスに寄り添う。

CHAPTER 2 「使える」スマート農業。

人の五感、手足としてのスマート農業
生産プロセスに寄り添う。

耕うん、播種、施肥、農薬散布、収穫という一連のプロセスは、耕作品目や品種によって違いがありますが、いずれも農業生産に欠かせないものです。これに流通、販売といった活動が連続し、農作物は消費者に届けられます。
生産活動を支えるスマート農業には、生産プラットフォームと農業用ロボット・機械などがあります。
生産プラットフォームには、農業用センサー(気温、水温、CO2濃度、栄養状況、土壌のphなどのモニタリング)、水田自動給排水システム、植物工場の環境制御、映像による生育状況の情報収集・監視(作物の生育、病害虫の監視)、農場や農作業の情報をクラウド上で管理する営農支援システム、新たな生産計画のコンサルティングなどがあります。
農業用ロボット・機械には、自動運転農機、除草ロボット、収穫ロボット、多機能ロボット、農業用ドローンなどがあります。重い荷物を運搬する際のアシストスーツもここに含まれます。
「稲作を例にとれば、自動運転トラクタ、自動運転田植機、監視用・農薬散布用ドローン、除草ロボット、水田自動給排水システム、収穫時のコンバインなどの組み合わせでプロセスをスマート化することができます。しかし、すべてを自前で購入した場合、その費用負担に見合うだけの増収増益を確保できるのか?これがスマート農業普及のボトルネックの一つでした。この点に気付いた事業者は、完全自動化よりも半自動で実際に使えるロボットを提供し始めていますし、データ収集や解析をセットで提供する例も出てきています」と三輪さん。スマート農業の実践は、生産者自らが何を課題と捉え、それを解決できる製品は何かを探し出すことから始まります。

生産プロセスとスマート農業

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