匠の手 自動農機編 過酷な農作業を多角的に省力化、効率化。

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匠の手 自動農機編 過酷な農作業を多角的に省力化、効率化。

CHAPTER 2 「使える」スマート農業。

過酷な農作業を
多角的に省力化、効率化。

GNSSガイダンス・自動操舵システム 後付けで設置可能なGNSSガイダンス・自動操舵システム『Trimble GFX-750+APMD』は、補正情報を使用することで数cmの誤差で農業機械を自動操舵し、作業効率を向上させます(写真提供:株式会社ニコン・トリンブル)

「匠の手」のスマート化とは、自動運転トラクタ、コンバイン、自動運転田植機や、モニタリング・農薬散布・肥料散布ができるドローンなど、まさにスマート農業の代表選手を指しています。自動運転トラクタを例に挙げると、AIによって耕す深さを場所ごと作物ごとに最適かつ自動で変えられるので、コシヒカリの代掻き(田んぼに水を張って、土を細かく砕き、かき混ぜて、土の表面を平らにする作業)の直後にあきたこまちの代掻きにも対応できます。無人にして1人で3~5台を動かすことも理論的には可能です。また、後方に散布機をセットすれば肥料を撒くこともでき、配合の調整も農家ごとに遠隔コントロールで変更が可能。 さらに稲作の後にニンジン畑を耕すといったことも可能です。高価な機械ですが、地域のインフラ的な価値を持ちますので、JAなどが所有して地域で共有する方法も考えられます。こうした農機シェアリングに対しては、「農業競争力強化支援法」に基づいて農業資材事業者の事業参入を促進する支援を行うなど、農林水産省のサポート体制も整ってきています。
他にも自動除草ロボットは、長時間にわたり肉体的負担がかかる除草作業を楽にしてくれますし、比較的低価格の製品も登場しつつあります。このように、機能を絞ったロボットを賢く使うことも、スマート農業活用のポイントです。

自動運転田植機

はじめにほ場外周を手動運転で作業すると、残りのエリアは無人走行ができる自動田植機。誰でも熟練者並みのスムーズな旋回と真っすぐな植え付けができます(写真提供:農研機構農業技術革新工学研究センター)

汎用自走ロボット

100㎏の荷物を積んで生産者を追従走行できる多機能型農業ロボット『MY DONKEY』。着脱式アタッチメントにより運搬や農薬散布など複数の作業に対応します(写真提供:株式会社日本総合研究所)

ロボット草刈り機

スマートフォンでコントロールでき、エリアワイヤーで定めた作業範囲内を充電を繰り返しながらランダムに自律走行し、自動で草刈りを行うロボット草刈機『KRONOS(クロノス)』(写真提供:和同産業株式会社)

ドローン

ほ場上空30~50mを自動飛行して、薬剤散布と生育診断を同時に自動実行する農業用ドローン『Nile-T20』。特別な操縦スキルがなくても毎回同じ精度で散布作業ができます(写真提供:株式会社ナイルワークス)