現在の栽培作物と営農形態を教えてください

千葉市で果樹農園「千の葉ライチ」を経営し、ライチやマンゴーを栽培しています。社員は妻と私の2人で、直売所にパートが1人。台湾から直接苗木を輸入し、生産、販売まで自社で一貫して手がける経営スタイルです。販路は、農園併設の直売所、オンライン、青山ファーマーズマーケットでの直販。ブランドホームページやSNS、YouTube配信をマーケティングに活用しています。
主力のライチは、ハウス面積約1,700㎡で3品種・約240本を栽培。日本では珍しい「玉荷包(ぎょっかほう)」が全体の8~9割を占めています。「黒葉(こくよう)」と「竹葉黒(たけはぐろ)」は主に授粉用ですが、果実も販売しています。このほか、約160本を育苗中です。
マンゴーは、ライチの約1割の規模で、日本で一般的な「アップルマンゴー」に加え、「玉文(ぎょくぶん)」「金煌(きんこう)」「黑香(ヘイシャン)」などの希少品種を手がけ、宮崎や沖縄などのマンゴー産地からも注文をいただくほど付加価値の高い品目になっています。
さらに、千葉が和梨の産地であることから、同じ梨でも別系統の洋梨100本以上、6~7品種を山形から導入し、ハウス周囲の環境整備を兼ねて植樹。自分が好きなブドウも緑系・赤系・黒系・紫系品種を各1本ずつ栽培しています。これらの果樹が実をつけるようになったことに加え、今年はミツバチの飼育にも乗り出し、ハチミツの生産に挑戦しています。就農5年目を迎え、販売品目が大幅に充実してきました。
妻のあやは、主に作業補助や、Instagramの更新、直売所の運営を担っています。ライチを栽培しているハウス内は、ライチが頻繁に落葉するのでこまめな清掃が必要になります。地味な作業ですが、時間もかかり大変です。そんな清掃作業を主にこなしてくれています。 今年度からは直売所の管理や、Instagramの更新などの大部分を妻が行っています。栽培責任者は私、販売担当者は妻という役割分担が徐々に出来てきました。








