はじまりは夢ファーム~この場所で農業1年生始めてみませんか~


岩手県内陸北部に位置する一戸町は、総面積300.03平方kmのうち、山林・原野が61%という高原の町です。北上山地と奥羽山脈に囲まれ、南西部にある標高1,018mの西岳を頂点に、北に丘陵地が続いていきます。冬はスキー場がオープンする雪深い地域です。青森にまで続く県内第二の大河・馬淵川が町のほぼ中央部を北に向かって貫流しています。かつては一戸城、姉帯城が置かれ、古歌にもうたわれた浪打峠のある奥州街道を中心に古くから栄え、明治時代には鉄道が通り大いに賑わいました。現在も国道4号、高速道路、鉄道など、交通の便が良い場所です。
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トマト
トマト栽培のポイント
★おすすめする経営規模
労働力が2人の場合:10a程度〜
※ベテラン農家では2人で20〜25a ※1人でも繁忙期に雇用すれば20a程度は可能。
- ★多品目との組み合わせ例としては、近隣の九戸村ではトマトとネギを組合わせた経営が多いです。
始めるにあたって必要な施設・機械等の初期費用(10a規模の場合)
パイプハウス(2a)5棟 約500万円(ハウス栽培のみ) 機械類(トラクタ20馬力、ロータリ、動力噴霧機、管理機、マルチャー等) 約360万円 軽トラック 約80万円 所得の目安(10aあたり)
ハウス栽培 簡易雨よけ栽培 備考 粗収益 約230万円 約160万円 収量: ハウス栽培 8,000㎏/10a
簡易雨よけ栽培 5,500㎏/10a単価: 293円/㎏ ※1 経費※2 約130万円 約90万円 自家育苗の場合:種苗費、肥料・農薬費、資材費、流通経費等 所得 約100万円 約70万円 作業時間 915時間 616時間 - ※1 販売単価は、年や時期により変動します。
※2 施設・機械の減価償却費は除きます。 - 出典:二戸地域就農ガイドブック(平成30年8月)
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ピーマン
露地ピーマン栽培のポイント
★おすすめする経営規模
労働力が2人の場合:4〜8a程度(ただし選果労力により変動)
- ★栽培に必要な資材が比較的少なく、新規に始めやすい品目です。果実も軽いです。
- ★定植後、根づくまでは手かん水が必要です。
- ★土壌の乾燥が続くと育成停滞や障害果が発生しやすいため、かん水ができるほ場の方が、生育が安定し収量も高くなります。
始めるにあたって必要な施設・機械等の初期費用
機械類(トラクタ30馬力、ロータリ、動力噴霧機、マルチャー等) 約470万円 軽トラック 約80万円 - ※自家育苗する場合は、上記に加えてパイプハウスが必要です。
所得の目安(10aあたり):1,587本/10a栽植の場合
備考 粗収益 約140万円 収量: 5,500㎏/10a 単価: 264円/㎏ ※1 経費※2 約50万円 種苗費、肥料・農薬費、資材費、流通経費等 所得 約90万円 作業時間 326時間 - ※1 販売単価は、年や時期により変動します。
※2 施設・機械の減価償却費は除きます。
購入苗を使用した場合で試算しています。 - 出典:二戸地域就農ガイドブック(平成30年8月)
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キュウリ
露地きゅうり栽培のポイント
★おすすめする経営規模
労働力が2人の場合:10a程度
- ★収量は、防除等の栽培管理・気象条件により変動します。
- ★収穫は、朝・夕の1日2回です。
- ★土壌の乾燥が続くと育成停滞や障害果が発生しやすいため、かん水できるほ場のほうが、育成が安定し収量も高くなります。
- ★農地を探す際の留意点:過去に葉たばこを作付けしたほ場でのきゅうり栽培は避けてください。
始めるにあたって必要な施設・機械等の初期費用
機械類(トラクタ30馬力、ロータリ、動力噴霧機、マルチャー等) 約470万円 軽トラック 約80万円 - ※自家育苗する場合は、上記に加えてパイプハウスが必要です。
所得の目安(10aあたり)
備考 粗収益 約190万円 収量: 9,000㎏/10a 単価: 216円/㎏ ※1 経費 ※2 約100万円 種苗費、肥料・農薬費、資材費、流通経費等 所得 約90万円 作業時間 1,017時間 - ※1 販売単価は、年や時期により変動します。
※2 施設・機械の減価償却費は除きます。
購入苗を使用した場合で試算しています。 - 出典:二戸地域就農ガイドブック(平成30年8月)
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リンドウ
リンドウ栽培のポイント
リンドウの作型(リンドウ:宿根草)
1年目に水田に定植 ⇒ 2年目に若干収穫 ⇒ 3年〜概ね6年目まで本格的に収穫 ⇒ ほ場更新
(古くなったほ場は水田に戻し、また新たな水田に植えつけます)★おすすめする経営規模
労働力が2人の場合:30a程度
※切花のため、ほとんどが軽作業です。 女性や高齢者だけでも栽培できます。
- ★出荷したい時期に応じて、品種を選んで植えます。
- ★栽培にあたっては各種補助事業があります。(詳しくはJAにお尋ねください)
始めるにあたって必要な施設・機械等の初期費用
機械類(刈払機、動力噴霧機等) 約48万円 軽トラック 約80万円 - ※自家育苗する場合は、上記に加えてパイプハウスが必要です。
所得の目安(10aあたり)
定植年 2年目 3年目以降 備考 粗収益 0 48万円 112万円 収量: 定植年0本、2年目12,000本、3年目28,000本 単価: 40円/本※1 経費※2 約73万円※3
補助後40万円22万円 42万円 種苗費、肥料・農薬費、資材費、流通経費等
※3 種苗費、資材費に1/2補助あり所得 ▲約73万円 26万円 70万円 作業時間 443時間 - ※1 販売単価は、年や時期により変動します。
※2 施設・機械の減価償却費は除きます。
経費は、地域によって変動します。 - 出典:二戸地域就農ガイドブック(平成30年8月)
「一戸夢ファーム」は一戸町で栽培されている柱となる園芸品目や新需要野菜等を学びながら、自分に適した品目を選び技術を身に付け、農業経営の自信を養う研修の場です。野菜や花きの園芸部門の新規就農者や後継者など農業の担い手が、基礎から勉強をすることができます。これまで行ってきたプロの農家で研修後に就農するパターンに加え、当社で2年間勉強後に就農するシステムです。
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Point1
2年間、無料で
農業
の基礎を学ぶ -
Point2
失敗OK!多彩な野菜や
花きを育てて実験 -
Point3
就農の先輩たちに
現場で学ぶ -
Point4
座学で、農の知識と
科学的な目を鍛える -
Point5
計画する農業、
じっくり就農プラン
年 次 |
学習方法 | 学習項目 | ||||
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専門作物取得 | 受け入れ農家実習 | 共通科目取得 | 自主学習 自主研修 |
先進地研修 | ||
1 年 目 |
実習 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | |
座学 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
研修 | ||||||
2 年 目 |
プロジェクト学習 | ◎ | ||||
実習 | 〇 | 〇 | ||||
座学 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
研修 | ◎ | |||||
3 年 目 |
独立・自営就農または雇用就農を目指す |
【1年目】 | (1)複数専門作物の習得と受け入れ農家実習が柱となり、自主学習と共通科目習得を組み合わせる。 実習を柱に座学を適宜組み合わせる。 |
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【2年目】 | (1)専門作物の技術習得のため、将来の経営作物を選定し責任を持って管理するプロジェクト学習法と自主学習・研修により研修効果を高める。 (2)最終的に栽培・販売の実績をとりまとめ、3年目以降の計画を発表する。 |
一戸夢ファームで研修する方は、国の青年就農給付金(年額150万円)の給付を一定条件で受けることができます。
さらに、家族構成により一戸夢ファームからの支援も一定条件で受けることができます。
支援内容は次のとおりとなります。
単身者 |
年額 最高 1,500,000円
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夫婦 |
年額 最高 1,860,000円
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夫婦 ・ 子供 |
年額 最高 2,100,000円
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- ただし、次の場合は給付金を返還していただきます。
- ・ 適切な研修を行っていない場合。
- ・ 研修終了後1年以内に原則50歳未満で就農をしなかった場合。
- ・ 給付期間の1.5倍(最低2年間)の期間、独立・自営就農、雇用就農又は親元への就農を継続しない場合。
- ・ 親元就農者について、就農後5年以内に経営継承しなかった場合又は農業法人の共同経営者にならなかった場合。