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契約農家インタビュー・冨田文夫さん

Interview.03

茨城県鉾田市

冨田文夫さん

就農歴
50年以上
加工用トマトの栽培歴
50年以上
契約農家の地域
茨城県鉾田市
収穫形態
手収穫
加工用トマトの平均収量
8.2t/10a(過去10年平均)
加工用トマトの栽培面積
1.7ha
加工用トマト以外の
栽培作物
大根、長芋

Schedule

年間スケジュール

契約栽培を
はじめたきっかけ

もともとは両親が加工用トマトの契約栽培をやっていて、20歳の頃からそれを引き継ぐ形で取り組んできました。当時は加工用トマトに取り組む生産者が近所に7~8名いて、農協が調整配布してくれる薬剤(石灰ボルドー)を皆で一斉に散布するなど、地域の作物として栽培されていました。農協が行う生産者募集の説明会に参加したこともあり、不安なく始められる作物として年間の経営作物として取り入れています。


契約栽培の良いところ

出荷期間中の価格変動が無く安定していることが大きな魅力です。また特別な資材や設備も必要としないので大きな面積で作付けができ、まとまった収入が期待できます。長年栽培してきたので栽培のポイントが身につき、今では何か問題があっても対処がしやすい作物だと感じています。管理は楽ではありませんが、手を掛けたらその分収量が上がる作物だと思います。高収量が得られる作物の状態を頭の中にイメージできているので、常に理想を求めて管理を頑張ることができます。昔と比べると栽培の方法もより良いものへ変わってきていると感じますね。


JAや契約メーカーの
サポートについて

防除スケジュールをメーカーから提示してもらえることがありがたいです。他の作物では使える農薬の提示はあるものの、使用時期や種類の選定まではしてくれないことが多く、自分で選ぶ際に何が適切かわからず不安を感じることがあったので助かっています。加えて加工用トマトでは、JAメーカーが定期的に講習会や圃場巡回を実施したり、その年その時期の状況に合わせた提案もしてくれるので安心感があります。


栽培をしていて
印象に残っていること

販売会に参加した際は用意したトマトジュースがすぐに完売して驚きました。たくさんの方に求められている商品の原料を作っているのだと実感できたことはとても嬉しかったです。加工用トマトは完熟で収穫するので、自分の家で普段から生で食べますし、おいしいと感じます。トマトジュースは昔ながらの塩が利いたものが好みですね。


今後の目標

収穫した分がすべて売り上げになるので張り合いがあります。大きな面積をやっているので管理が行き届かない部分もありますが、常に高収量を目指しています。今後もできるだけ長く継続していきたいです。手を抜かず努力しただけ結果に表れるので収穫以外の管理はすべて自分で行っています。過去に表彰を受けたことがありますが、また受賞できるように頑張りたいです。

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