ピーマン農家 保坂政孝さん

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ピーマン農家 保坂政孝さん

みやざき就農希望者発掘事業農業で生きていく。みやざき就農希望者発掘事業農業で生きていく。
  • 日本のひなた宮崎県
  • 宮崎県Miyazaki Prefecture

みやざき就農希望者発掘事業農業で生きていく。

宮崎の農業を知りたい!

どんな人々が就農している?

ピーマン農家(宮崎県 児湯郡 川南町)

保坂政孝さん

『さららピーマン』を生産。
福岡での店舗経営、営業職を経てJA尾鈴トレーニングセンターへ。
夫婦2人でピーマンづくりに励み、2020年独立。

日本中回って見つけた理想の地、宮崎。
「楽しく暮らす」を第一に、無理なく独立。

活用した制度と学び
「最新鋭の設備で栽培技術、実践的経営を2年間学ぶ

福岡での営業職時代は連日、帰宅時間が22時過ぎ。妻は当時パン屋勤務で朝2時起きでしたから全く逆の生活ですれ違いの毎日でした。「何のために結婚したんだっけ?」の妻の一言がきっかけで心機一転、2人とも仕事を辞めて全国を3カ月かけて理想の地を探す旅に出ました。結果、温暖な土地柄と豊かな食、実家にも帰れる距離が決め手となって宮崎への移住を決意。2人でやるなら店舗経営と考えていましたが、移住センターの方が「宮崎ならやっぱり農業」とトレーニングセンターでの研修を勧めてくれ、就農を決めました。2年間の研修では、JAのピーマン部会のベテランや施設の責任者の方から農機の扱いや栽培の基礎をみっちり学ぶことができますし、独立に向けた模擬経営研修など実践的な知識も習得できます。独立時には資金や土地探しが課題になりますが、ここでは研修修了後も敷地内の農地・ハウスがリースで利用でき、15年間で払い終えると農地・ハウスが自分たちのものになるので、無理がありません。各種補助金の情報も漏れなく教えていただけますし、運転資金もJAから無利子で借りられるなど恵まれています。

就農後の苦労とそれをどう乗り越えたか
「すべてピーマン優先」。ときには夫婦喧嘩の火種にも

ピーマンづくりに関しては妻と意見が対立することもしばしば。例えば私が先進農家のやり方を取り入れて、枝を通常4本に分けるところ、収量アップのために増やそうとしたら「初心者なんだからセオリーに従うべきでしょ!」と猛反対され、お互い譲らず2週間口を利かないこともありました(笑)。妻の実家は露地栽培で、スピード重視でどんどん仕事をこなすやり方ですが、私はゆっくり、丁寧にというタイプ。ハウス栽培はスピードと丁寧さの両方が大切なので、2人でいいバランスでやれていると思います。地域の人たちとのつながりを大切に、研修期間も積極的に人に会うようにしました。そのことが「これだけ地元で顔を知られたのだから絶対失敗できない」と、いい意味で自分にプレッシャーを与えることにもなっています。収量の目標は30aのハウスで年間13t(ピーマン部会の平均は11~12t)で、1年目は平均並みでしたが、2年目は14tを達成。常にピーマンと向き合い、すべてピーマン優先で行動するということを2人で決め、地道に実践した結果です。独立1年目の売上高目標は1000万円。集中して頑張れば十分可能ですし、達成したらのんびり2人で旅行でもしたいと考えています。

就農希望者へのメッセージ
誰かにおいしさを届ける喜びを実感できる仕事

先輩の農家の方がある時、「うちの子供はピーマンが嫌いなんだけど、お前んとこのピーマンだけは食べるっちゃ、本当不思議や~」と言ってくれました。みんなが食べられるものを作る仕事はすごく魅力的だし、やってみると農業は本当に楽しい仕事です。農業に魅力を感じていて、覚悟を持って就農を決断できるのであれば、ぜひ宮崎でその第一歩を踏み出してみることをお勧めします。

  • 目指す農業について

    「人生を楽しむため」
    という原点を忘れずに

    負けず嫌いな性格なので、つい規模の拡大や上を目指すことを考えがちですが、妻と「ここに来たのは楽しむためだよね」ということを確認。まずは今の規模で最善を尽くすことが目標です。

  • オフタイムについて

    地元のサッカー少年団で
    念願のコーチに復帰

    高校サッカーで全国優勝の経験があり、社会人になってからも定期的に子どもたちを指導していました。仕事に忙殺されしばらく休んでいましたが、時間に余裕ができた今、地元チームのコーチを楽しんでいます。