ひなたいちご園 長友一平さん|マイナビ農業
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ひなたいちご園 長友一平さん

みやざき農業人材発掘事業農業で生きていく。みやざき農業人材発掘事業農業で生きていく。

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宮崎の農業を知りたい!

どんな人々が就農している?

イチゴ農家 ひなたいちご園
(宮崎県 宮崎市)

長友一平さん

福岡の上場企業で5年間、貿易関係の通関士業務に従事した後、
自分なりのモノづくりをしたいと、宮崎にUターン。
実家のイチゴ農家で修業した後に9年前に独立。

大企業の貿易関連のプロから一転、
イチゴで世界を目指す。

宮崎で農業を始めたきっかけ・取り組みの内容
自分の手で作ったものを売りたくて、実家にUターン

実家はイチゴ農家でしたが、子どもの頃から大変な仕事だと思っていたし、親も継がなくていい、というので、福岡の上場企業に就職しました。でも2万人も従業員がいる大企業の仕事は自分でなくても代わりが利く。それよりも自分の手でこしらえたモノを売りたい。イチゴなら老若男女、誰にでも喜ばれるものだと考え、日本一のイチゴ農家になることを目指しました。
1年目は親の元で修業し、作り方を学び、2年目はハウスの一部を借りて栽培。親のやり方をそのまま真似るのではなく、水の与え方(潅水)や肥料を変えたら、これが成功。地域の生産者グループの中でも上位の出荷量となり、自信を深めました。
ところが栽培方法で親と対立。自分は自分なりのやり方を究めたいし、親もこれまでの作り方のプライドがある。口も利かない関係になり、3年目からは親元を出て、自分で中古のハウスを借りて、栽培を始めました。
しかし独立したとたん、全部がうまくいかない。観察眼がないので、苗が炭疽病になりかけていても気づかず、大半が病気に。また、パック詰めを担当するパートさんが家庭の事情で急に休まれると、一人で黙々と作業を進めなければなりません。農園運営全般の難しさを知り、親の偉大さを実感しました。

農業をやっていて良かったこと/農業ならではの面白さ
農業はまだまだ変革の余地があるブルーオーシャン

その後も4年目に自分でハウスを建て、味の良い品種の「ゆめのか」を導入。5年目に高設栽培を始めたり、6年目には環境統合制御器を導入したりするなど、新たな挑戦を続けてきました。決して順風満帆ではなく、台風災害で2か所のハウスのうち1か所が浸水し、苗が全滅した年もありました。「ゆめのか」の価格が暴落したこともあれば、収穫期中心のパート採用だと、通年勤務ではないので、ベテランパートが育たない悩みもあります。
でもずっと変わらない夢は「日本一のイチゴ農家」になること。これは生産量ではなく、日本中の人が美味しいイチゴを買おうと思ったら、私が作るイチゴを買う、ということです。そのために、平均糖度15度以上、最高糖度は20度を超える甘くて美味しいイチゴを作っています。また、栽培だけでなく、自社カフェや直売所、イチゴ狩り園も運営。多くの方に知ってもらう努力も続けています。「ひなたいちご園」という法人も就農7年目の2年半前に立ち上げました。
まだまだ道半ばです。でも生産から販売、イチゴ狩り園まで総合的に手掛けて成功している人は少ないし、失敗の中から次のやり方を見つけて今までやってきました。美味しいイチゴを作り、安売りをしないブランディングで、ホテルなど販売先も広がっています。イチゴは魅力的なフルーツだし、サラリーマン経験がある自分から見ると、農業はまだまだ変革の余地があるブルーオーシャンです。脱炭素やSDGsの追い風もあります。農業を参入障壁が少なく、しっかり稼げる仕事として確立し、日本一そして世界を目指せる魅力的な仕事にしていきたいと思います。

就農希望者へのメッセージ
「農業でも…」という安易な動機は失敗の素

私は「イチゴでハッピーを届けたい」と思い、イチゴ農家になりました。サラリーマンの仕事に魅力を感じられなくなったのは事実ですが、だからといって「実家で農業でもやれば」と安易な思いでUターンしたのではありません。だから農業に何かしらの思いを持って臨んでほしい。また農作物は品質が大事だと考えているので、まずは栽培から。売るのは二の次でいいと思います。これからの農業には技術投資も必要なので、貯金も大事です。

  • 農作物の特長

    サプライズのある
    イチゴメニューを開発中

    直売所では、自家製イチゴを使ったイチゴバターやコンフィチュール、イチゴソースなどの加工品も販売しています。カフェでは自家製イチゴを45%も使ったイチゴソフトやココナツ味をベースにしたイチゴカレーも提供。今後、生のイチゴと加工品のセットをふるさと納税にも提供予定です。

  • いちごマイスターについて

    イチゴの分野では
    私が第一号

    日本アグリマイスター協会認定。日本初のイチゴマイスターとして認定されました。これは安心安全な食物提供のために、食味分析を行い、厳しい基準値を満たした食品の生産者に与えられます。土づくりから考え、地道に取り組んできた成果です。これからも自信をもって私たちのイチゴをアピールしたいと思います。