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中山間地域 農業の複合経営魅力物語 富山 幸祐さん

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中山間地域農業の複合経営魅力物語

03

富山県(北陸)

株式会社ヒルフロント

富山 幸祐さん

富山さん
PROFILE 人物紹介PROFILE 人物紹介

栽培作物

そば、水稲、啓翁桜、えごま

耕作面積

19.5ha

経営規模

株式会社

移住形態

Uターン

前職

商社

農地の取得

借地

就農までの期間

1年

移住した年

2014年

農業

×

農業

  • 多品目
  • Uターン
  • 事業継承

かねてから目標にしていた農業を始めるため、東京から地元・富山市にUターン。後継者を探していた山田清水地区の農家さんから、そば、水稲、啓翁桜の栽培と経営を学び、株式会社ヒルフロントの設立に合わせて、農地ごと事業継承。栄養素にまでこだわったそばづくりや、地域全体の活性化にも力を入れる。

事業継承で農の世界へ。
こだわりのそばと米、地域の未来を作り出す。

今はそばアレルギーなので、自分が栽培したそばを食べられないのが残念ですが(苦笑)

移住を考えたのはいつごろですか?

富山市の出身で、新潟県にある大学、大学院で物理学を学んでいました。卒業後、3年後には地元に帰って起業する、という目的をたて、修行のためと思い、東京の商社に就職。3年後、計画どおりに地元に戻り、まずは働き口を探そうとハローワークに。事業の後継者になることを条件に募集している一軒の農家さんの求人がご縁に。

長寿の村と有名な富山県中央部の山里、山田村で蕎麦の栽培を

前職の経験は意外なところで生きました。

田植え機に乗ったことないやつが来るとは思ってなかった!

農業に関する知識や経験がなかったですが、田植え機に初めて乗ったとき、まっすぐに田植えをすることができたんです。商社で働いていたときに、海底の地形を測る機械を扱っていたのですが、海底の地図を作るためには、その機械の付いた船をまっすぐ進めなければならない。どこを見ながら走ればいいかなど、漁師さんから教わったことが、農業の世界で生きました。

研修は、農林水産省の農の雇用事業を使い、2年間。

研修2年目からは補助金の申請、運用などについても教えていただきました。事業の引き継ぎの準備が整ったので、2015年に会社を立ち上げ、同時に教えてくれていた農家さんを、今度は従業員として雇うという形で事業継承、同時に就農しました。

「清水そばそば峠」は(株)ヒルフロントが栽培したそばを使用

 

事業継承というカタチで地域の農業の新たな担い手に。

販売ルートの継承は事業継承のメリット。

農産物の販売ルートも引き継ぐことができたのは、事業継承の大きなメリットです。農地は事業継承させていただいた農家さんから借り、農業機械もリース。当初は農地も機械も持たない、農業を事業とする法人というのを売りに。

事業継承のマイナス部分についてはしっかり把握を。

事業継承は、あるものをそのまま継承すると、どんぶり勘定の部分まで受け継ぐこともあるので、注意が必要に。慣習的に支払っていた組合費や経費などは、徴収目的等を明確に。
現在は、そば、水稲、啓翁桜、畑を管理するための野菜を少し栽培しています。水稲はコシヒカリを、慣行、減農薬、自然栽培の3種類のやり方で。

農業には科学的アプローチも必要。

そばの栽培は、水稲よりも管理する期間が短いので比較的楽です。ですが、栄養の面でも理想のそばにしていくために試行錯誤が必要でした。足りていない成分はなにかを科学的に考え、いかに人間が食べものとして摂取したときに意味のあるものになるかに注力しています。

商社時代の知見も活かして肥料つくり。

不足した成分を補うための肥料には、北陸に由来したものを使いたいと思い、実践しています。たとえば、商社時代の仕事の記憶から、石川県は牡蠣で有名な生産地だったと思い調べてみると、県の事業で牡蠣殻を使った肥料が実際につくられていたことがわかり、導入しました。成分にまでこだわって育てたそばの栄養価などを検査したとき、医師からもお墨付きをいただきはうれしかったです。

集落全体の未来のために集落のメンター的な役割を担いたい。

水稲はコシヒカリを、慣行、減農薬、自然栽培の3種類のやり方で

組織を超え、一つにまとまって活動を。

ここは20軒ほどの小さな集落です。人が減っていくのは確実ですから、組織を超え、一つにまとまって活動しようと、そばの栽培においても、うちで成果の上がった栽培技術は周囲の農家さんに積極的に公開していますし、総務省の地域おこし協力隊のメンター的な役割も担ったりしています。

地域としてなにをどう選択していくか、それが喫緊の課題。

今までは農地の維持と管理をしていればよかった時代だと思うのですが、これからは選択の時代に。イノシシ獣害対策用の電気柵もいらないえごまの栽培は、作業効率等を考えたときに、現在のそばに代わる作物になるのではないかと、地元で話し合っています。

取材・文=乾祐綺 写真=乾祐綺 編集=養父信夫

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