農業|先輩就業者インタビュー

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農業|先輩就業者インタビュー

「先輩農家からのサポート」と「手厚い就農支援」を後ろ盾に更なる規模拡大に挑戦

山口県山口市阿東 長安農園(トマト栽培) 長安 卓也さん

山口県内の育苗会社を経て、ふるさとにUターン。歴史のあるトマトの産地・阿東で1年間の「実践研修」を受けて就農。先輩農家のサポートと国や地域の就農支援を支えに『山口あぶトマト』の生産に取り組んでいます。

どうして「農業」を仕事に?

どうして「農業」を仕事に?

農学系の大学を卒業し、山口県内の育苗会社に就職して、野菜や花の苗作りに10年ほど携わってきました。そんな私が「トマト農家」の道を歩むようになったのは、農業を営む祖父の健康面に不安を覚えたことがきっかけで、迷わず「地元に戻ろう」と決断しました。

祖父は水稲や椎茸栽培に取り組んでいましたが、阿東は歴史のある夏秋トマトの産地で、担い手の人材育成にも力を入れていました。短期の「お試し研修」に参加後、先輩トマト農家である林謙次さんの下で1年間の「実践研修」を受け、2019年3月に就農。

台風や猛暑など、天候に左右される初年度でしたが、林さんや地域の先輩農家からもサポートを受け、年間で8.3t、就農計画での目標反収の96%を達成することができました。2シーズン目も長雨があって病気が出やすい状況でしたが、ここは産地全体がオープンな雰囲気なので、対策を気軽に相談することができ、ここまで順調に来ています。

また、就農する際は資金面がハードルになるのですが、国の制度と合わせ、県独自の支援策も活用することができました。施設や機械の導入などにも助成を受けられ、ある程度の規模で営農をスタートすることができました。現在も栽培面積の拡大を目指して準備を進めており、国や自治体の就農支援制度は心強い存在です。

「農業」を仕事にする上で大切なことは?

「農業」を仕事にする上で大切なことは?

研修先の林さんは、市外から移住して、会社員からトマト農家へと転身を果たした大先輩。林さんには、栽培技術や経営に関するアドバイスはもちろん、「地域とのつながりの大切さ」を教えてもらいました。私自身もこの1年半で、地域の方々の思いや支えを改めて実感しています。

天候や病害虫など、予想外の問題を抱えることも多々ありましたが、そんな時も地域の部会のみなさんが、何でも快く教えてくれ、時には自分のハウスを見せてくれたり、作業帰りに立ち寄ってアドバイスをくれる方もいました。そんな周りのサポートに、地域の「新規就農者を大切に育てたい」という共通した思いを感じずにはいられません。

『山口あぶトマト』の産地では、短期的ではなく、より先を見据えた「継続できる農業のカタチ」を地域が一体となって作り上げているので、そのような就農環境を探ることは重要です。また、個人的には収穫までに時間や手間のかかる農業の場合は、「物事を長期的に捉える心構え」やトマトの生長を観察して判断する「思考力」も必要だと思います。

トマトを選んだ理由
農業の未経験者におススメしたいトマト栽培
トマトは他に比べて失敗のリスクが低く、未経験から就農する人には着手しやすい品目の一つ。従来の栽培方法に加え、最新鋭の設備も充実しており、自分に合った栽培方法を無理なく選択できます。
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農閑期の過ごし方
阿東町に広がる個性豊かな農閑期の活用
夏秋トマトの農閑期となる冬(1~3月)には、ハウスの土作りや圃場の整備に注力。生産者によっては小松菜や葉わさびを栽培したり、スキー場のインストラクターとして活躍したりと幅広く活用されています。
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