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【農林漁業の魅力って?】北海道で叶える、一次産業の夢~漁業編~

【農林漁業の魅力って?】北海道で叶える、一次産業の夢~漁業編~

壮大な自然が包み込む北の大地、北海道。広大な土地が広がるだけではなく、海に囲まれた北海道は農業や林業、そして漁業が盛んなことで全国的にも有名です。そんな農林漁業のすべてが充実したこの場所では現在、漁師になりたいと夢見る人の背中を押す取り組みが多く行われています。

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漁業生産量日本一を誇る、北海道漁業の魅力とは

サケ、ホタテガイ、スケトウダラの水揚げの様子

日本海、太平洋、そしてオホーツク海と特徴の異なる3つの海に囲まれている北海道は海域ごとに水揚げされる魚介類も違い、その種類の多さも魅力の一つとなっています。さらに、漁業・養殖業の生産量も堂々の全国1位、北海道が全国に誇る産業と言っても過言ではありません。その中でもホタテガイやスケトウダラ、ホッケ、サケなどは、道産の占める割合が高く、北海道の主要魚種となっています。

北海道における魚種別生産の構成(令和2年)/資料:北海道水産林務部「北海道水産現勢」 (生体重量)

令和3年の漁業生産量は、速報では118万トンと前年に比べて3%の増加、生産額においては28%増加の2,589 億円と、4年連続で100万トンを超える見込みとなっており、最新データで見てみても働き手にとって魅力的な環境ですが、その一方で漁業経営体・就業者の数はともに減少傾向に。次世代を担う働き手の確保が課題となっているのも事実です。

平成29 年~令和3年 北海道における生産総数及び主要魚種の漁業生産/資料:北海道水産林務部「北海道水産現勢」、北海道水産林務部調べ

※参考資料:北海道水産林務部「北海道水産現勢」(生体重量)、「北海道漁船統計表」 、農林水産省「漁業就業動向調査」、「海面漁業生産統計調査」、「漁業産出額」、「水産物流通統計年報」 、水産庁「水産業協同組合統計表」、「漁船統計表」 、国土交通省「海岸統計」、北海道総合政策部「工業統計調査」 、経済産業省「工業統計表」

北海道漁業の未来を支える「北海道漁業就業支援協議会」

「北海道で漁師になりたいけれど、まずは何から始めたらいいのか分からない…」そんな悩みを解決するのが北海道漁業就業支援協議会です。北海道の各地域の担い手の確保や育成のために、行政や漁業関係団体と連携して様々な事業を実施している協議会は、「新規就業を希望したい」という人と「漁業者を育てたい」という漁業現場を繋げる架け橋のような存在と言えます。

北海道漁業就業支援協議会の活動内容

相談窓口
漁業就業を希望する人の相談に対応。希望や条件などを聞いて研修制度などの紹介も行います。

就業支援フェア・漁業就業体験の実施
漁業就業に興味のある人と各受入機関をマッチングするためのフェアを開催。
また、漁業への就業・漁村地域での暮らし体験企画を実施する地域をサポートして、就業体験などの実施もしています。

研修の実施
国の制度に基づいて実施機関として長期研修を支援。
そのうち雇用就業を目指す希望者を対象に、北海道の制度に基づいた研修も支援しています。

新規就業者のフォロー
就業後も、新規漁業就業者が定着するため、面談やアドバイスなど定期的なサポートを実施しています。

そのほかにも、関係機関との連絡会議や情報の共有など、新規漁業就業者と各地域のために様々な活動を行っています。

協議会では3日~1週間程度の漁業就業体験を実施。実際に宿泊して就業体験を行うことで、働く環境や地域の雰囲気などをよりリアルに感じることができるので、漁業就業の入り口に最適です。また、国の制度に基づいた「長期実地研修」も実施機関として支援しています。これは自らの将来の働き方によって1年以内の雇用型と3年以内の独立型のどちらかを選び、漁業現場で現役の漁師さんから指導を受けながら技術と経験を培っていくための研修です。さらに、雇用型の長期研修を修了した人の中で希望する人には、北海道の制度に基づいた応用編の「洋上研修」も用意されており、ワンランク上の技術や知識の習得もサポートしています。また、資格取得の支援なども協議会では行っているほか、各地域の自治体によっては新規漁業就業者専用の住居が整備されているところも。新規就業を希望する人を各機関がバックアップしています。
まずはフェアで北海道の漁業について知り、体験に参加した後、雇用型か独立型を選び長期実地研修という形で研修生として漁業就業。その後、雇用を希望する人は親方となる漁師さんの元で従業員として働き、独立を希望する人は独り立ちして漁師へ、という形でしっかりと段階を踏んで進んで行けるので、未経験でも安心して漁業の世界に飛び込める環境が整っています。

「漁師になりたい」という人はまず電話かメールで協議会へ問い合わせを

北海道で新規就業を目指す漁師の卵を応援する北海道漁業就業支援協議会。サポート体制も万全なので興味がある人は、まず一歩踏み出して協議会に相談をしてみるのも良いかもしれません。

未経験から漁師へ
留萌管内小平町・泉原さんの場合

「釣りが好き」「漁業に興味がある」だけど「近親者に漁師はいない」という泉原慎吾さんは、未経験から漁師となった一人。漁業就業支援フェアでの出会いをきっかけに就業し、現在では新たな漁師の採用や後輩育成に関わる立場に。泉原さんが、漁師になろうと思ったきっかけや実際に漁師になった流れ、そして毎日のお仕事のことを現場の映像とともに紹介しています。北海道で漁師を目指す方はもちろん、気になる親方との関係や漁業のスタイルなども知ることができますので、ぜひご視聴ください。

漁師になりたい人を後押しするイベントを開催

北海道の漁業就業に興味がある人は、フェアやイベントに参加してみるのもおすすめです。年に2回、札幌市で開催される「漁業就業支援フェア」や、今年7月から北海道内5地域で実施予定の「漁業就業体験」など、数多く開催されるので是非参加してみてはいかがでしょうか。
北海道の将来を担ってくれるあなたの第一歩をお待ちしています。

開催予定のイベント

漁業就業支援フェア
  毎年5月と2月に札幌市で開催。
  次回は令和5年2月に開催予定。
漁業就業体験
  令和4年7月から北海道内の5つの地域で実施予定。
  ※決定次第、北海道漁業就業支援協議会HP北海道公式HP「北海道の一次産業に就く」にて掲載します。

お問い合わせ先
北海道漁業就業支援協議会
〒060-0003
札幌市中央区北3条西7丁目 北海道水産ビル 北海道水産会内
TEL:011-280-3007
MAIL:fish01@h-suisankai.or.jp
農林漁業新規就業安心サポート事業

【動画】北海道で漁師になる 取材協力:丸共水産株式会社

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