その価格を一日も早く実現する」と述べた。農政の構造改革への意欲も表明。これに先立ち、農相に就任する小泉進次郎氏と官邸で会い、備蓄米放出の手続きを随意契約に見直すよう指示した。価格抑制につなげる狙いがある。
全国のスーパーで5~11日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格は前週に比べ54円高い4268円だった。首相は党首討論で「4千円台ということはあってはならない」とし、値下がりが実現しなかった場合「きちんと説明するのは、政府の責任だ」と語った。市場で取引されるコメの価格について、政府が具体的な水準に言及するのは異例だ。
価格高騰の背景にコメの生産を長年減らしてきた構造的な問題があるとも指摘し、農政の改革への意欲を示した。増産の方向にかじを切るべきだと訴えた国民民主党の玉木雄一郎代表に対し「同意する」と応じた。
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首相、コメ早期に3千円台 備蓄米の契約見直し指示

ライター:共同通信社

石破茂首相は21日の党首討論で、高止まりするコメ価格を巡り「(5キロ当たり)3千円台でなければならない。
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