牛乳のおいしさ再発見!!
牛乳の味は、何でできるのか?
えさの違いでの味わいの変化
乳牛は草食動物ですが、草だけではミルクを出す能力を十分に発揮できませんので、「粗飼料(牧草・野草・サイレージ・わらなど、粗繊維含量が高く、養分含量の低い飼料)」と 「濃厚飼料(可消化養分が高く、水分が少く、容積が小さくて粗繊維含量の少ないトウモロコシや大麦などの穀類、米ぬかやビールかす、しょうゆかすなどを使用した飼料)」をバランスよく与えています。
一般的に粗飼料を多く与えると乳脂肪分が増加し、無脂乳固形分と乳量が減ります。逆に濃厚飼料が多くなると、乳脂肪分は低下し、無脂乳固形分と乳量が増えます。濃厚な牛乳が好みなら…乳脂肪分が多いもの、さらっとした牛乳が好みなら…乳脂肪分が少ないもの。
乳牛の種類
その他
殺菌方法の違いや無脂乳固形分の割合によっても味が変わってきます。
「牛乳」の栄養を再認識しよう
カルシウムの他にも豊富な栄養成分が!
牛乳にカルシウムが多く含まれていることは知っていると思いますが、牛乳には三大栄養素(たんぱく質・炭水化物・脂質)がバランス良く含まれています。また、カルシウム以外のミネラルやビタミンも豊富に含まれています。
牛乳は約87.7%が水分で、残りの約12.3%が固形分です。固形分は乳脂肪分(3.8%)と無脂乳固形分(8.5%)に分かれ、無脂乳固形分の中にはたんぱく質、炭水化物(乳糖)、ビタミン類、ミネラル(無機質)が含まれ、五大栄養素がバランスよく含まれています。虚弱体質や疲労の回復に有効な牛乳には、貧血や便秘の予防、乳脂肪による胃粘膜の保護など、体にうれしい働きがいっぱいです。
最大の特徴は、カルシウムの量が飛び抜けて多い点で、コップ1杯(200cc)を飲めば、1日の所要量のおよそ1/3が簡単に取れてしまいます。
美肌効果にも期待!?
牛乳に含まれる「ビタミンA」が、皮膚や粘膜を保護して外からの刺激を防いでくれます。また、「ビタミンB2」が、テカリや黒ずみ・開きと言った毛穴トラブルの原因となる皮脂の分泌をコントロールし、肌のターンオーバーを正常に保つ作用があります。
牛乳を使った身近な商品
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