現在の栽培作物と営農形態を教えてください

房総半島の東側、九十九里海岸を有する白子町で、新たまねぎと葉たまねぎを栽培しています。千葉県立農業大学校(以下農大、東金市)に通っているとき、県の農業や産地の状況を知り、白子町のたまねぎに興味を持ちました。
白子町は全国区の新たまねぎの産地。ミネラル分を多く含む土で作られ、甘味があります。乾燥・貯蔵せずに新たまねぎとして出荷される「白子たまねぎ」は、特産品として50余年の歴史とブランド力があります。
しかし、たまねぎを専門に作る農家は意外に少なく、大規模生産者は一握りです。白子町で農業をするからには、たまねぎに特化して集中的に投資をすることで、競合する産地との差異化をはかりたいと思いました。
妻の眞美子も白子町で出会いました。研修先の農家からの紹介が馴れ初めです。独立就農した翌年に結婚し、一緒に白子潮風ファームでたまねぎを作っています。
そのほかにも農福連携を活用して、多くの方の力を借りて営農しています。