どんな所で農業ができる?
宮崎の農業を知りたい!どんな所で農業ができる?
独自性を育みながら
発展を遂げる7つのエリア
美しい海岸線や緑深い山々、
火山が形づくった雄大な景観など、
多様で豊かな自然環境を有する宮崎県。
地理的条件や気候によって
大きく7エリアに分かれて、
それぞれのエリアの特色を生かした
農業経営が推進されています。
[県北]西臼杵地域高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町
夏は冷涼、冬は寒冷な気候で、積雪することもあります。
世界農業遺産に認定された高千穂町などでは、集落による共同管理により、先人の築いた用水路や棚田等の美しい景観を維持するなど、地域の担い手が守り育てる魅力ある農業・農村づくりが進められています。
[県北]東臼杵地域延岡市、日向市、門川町、諸塚村、
椎葉村、美郷町
日向市など大消費地かつ商工業都市がある東側は、平野があり比較的温暖な気候となっています。
山間の椎葉山地域では伝統的な山間地農業が行われており、グリーンツーリズム等の活動を組み合わせた付加価値の高い農業経営を目指しています。
[県西]西諸県地域小林市、えびの市、高原町
三方を山に囲まれた広大な山間盆地を形成しており、大小の川に挟まれた平坦部一帯が水田地帯となっています。えびの市の『ヒノヒカリ』は宮崎県で初めて米食味ランキングで「特A」ランクを獲得しています。
[県西]北諸県地域都城市、三股町
年間を通じて1日の最高気温と最低気温との差が大きく、盆地特有の気候です。広大な農地を生かして、イモ類や水稲を中心に土地利用型の農業が行われています。畜産はこの地域の農業産出額の8割を占めており、輸出に向けた体制を更に強化していきます。
[県南]南那珂地域日南市、串間市
県内で最も温暖な地域で、多雨・多照な自然条件を生かして超早場米やかんきつ類などの栽培が盛んです。「儲かる農業」の実現に向けて、ICT導入の推進や6次産業化、さらには海外への輸出促進による新たなマーケット創出を目指します。
[県央]中部地域宮崎市、国富町、綾町
宮崎平野に属する広大な平野があり、大淀川をはじめとした流域沿いには広大な水田地帯と畑地帯が形成されています。県内農業算出額耕種の約3割を占める県内有数の農業地域で、高度な管理技術を備えた次世代施設での施設園芸が盛んです。
[県央]児湯地域西都市、高鍋町、新富町、西米良村、
木城町、川南町、都農町
西部には広大で急峻な九州山地が広がり、山麓から海岸線に至るまでゆるやかな丘陵地帯を形成しています。マンゴーをはじめ数々の新品目を生み出すなど、県の農業の発展を牽引する活気あふれるエリアです。