マイナビ農業TOP > プレスリリース:トルビズオン、福岡県添田町にて4社連携により、4tの林業資材をDJI FlyCart30で空輸

トルビズオン

トルビズオン、福岡県添田町にて4社連携により、4tの林業資材をDJI FlyCart30で空輸

公開日:2025年04月08日

トルビズオン
約2か月の作業がわずか2日に! 安全管理と効率向上を両立する“林業DX”最前線

ドローン事業開発コンサルティングを手掛ける株式会社トルビズオン(福岡市中央区、代表取締役 増本 衛、以下「トルビズオン」)は、有限会社九州バーク運輸、株式会社セントラルベース26、株式会社アイテム、添田町森林組合と連携し、福岡県添田町の山間部において大型物流ドローン「DJI FlyCart30」を活用した林業資材の大規模空輸業務を実施しました。


本現場での連携チームと大型物流ドローン DJI FLYCART30

■実施内容の概要
2025年3月の2日間に渡り、福岡県添田町の林業現場にて、大型物流ドローンによる林業資材の空輸を実施。総重量4tの資材(アンカー資材・サプリガード・苗木など)を、最長608m・平均429mの飛行距離で10箇所の荷下ろしポイントに運搬しました(トルビズオンはオペレーション支援、地上補助マニュアル作成)。これにより、従来の人力運搬に比べて大幅な作業時間短縮と作業負担の軽減を達成しています。

■参画事業者と役割
・ 有限会社九州バーク運輸 - 現地ディレクション
・ 株式会社セントラルベース26 - 事業アレンジ、業務支援
・ 株式会社アイテム ドローン事業部 - ドローンによる運搬主体
・ 株式会社トルビズオン - 操縦支援・マニュアル整備

■実証の背景と目的
林業現場における資材運搬は、担い手不足や重労働といった課題を抱えていました。今回の実証事業では、物流ドローンを活用した新たな運搬モデルを検証し、地域の持続可能な森林管理と作業効率の向上を図ることを目的としました。

特に苗木保護用サプリガードは、急傾斜の林業現場で苗木が落下や摩耗、風雨などによるダメージを受けるリスクを軽減するために必要です。苗木は特に初期段階で繊細なため、現場の急な斜面や不整地での輸送・設置時に、保護用のガードが苗木をしっかり守ることが成功の鍵となります。

また同プロジェクトでは、サプリガードは28kgの単位で100個以上という大量輸送が求められており、その運搬自体が急傾斜の現場では非常に大変な作業となります。急勾配の地形で重くかさばる資材を安全に搬送するためには、専用のドローンや高度な物流手法が必要となり、現場での運用計画や安全対策も一層厳密に行われなければなりません。

■搬送された物資と作業イメージ

サプリガード

苗木

サプリガードにて苗木を防護


急勾配の苗木設置現場

範囲の狭い荷下ろし現場

■検証項目と成果
本実証では下記の項目について検証し、定量データを収集・分析しました。
飛行安全性(障害物回避、電波状態管理)
搬送効率(搬送重量・時間・バッテリー消費)
作業負担軽減効果(人力との比較)
コスト面のメリット(費用対効果)
これらの検証結果から、物流ドローンの実用性と導入メリットが明らかになりました。

参考動画から抜粋

搬送現場の様子

空路イメージ

詳細はYouTubeにて

-->

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。