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一般社団法人全日本・食学会

一般社団法人 全日本・食学会 顕彰制度2026年度『bean47』賞の受賞者決定

公開日:2026年08月31日

一般社団法人全日本・食学会
一般社団法人全日本・食学会(理事長:脇屋友詞、所在地:東京都)は2026年度『bean47』受賞者(大賞2名、生産者賞1名、流通関係者賞1名、技術・研究者賞1名、フードビジネス賞1名)を決定しました。

2019年度より「食と食文化の分野における新たな活動・技術・人材」の発掘・支援を目的として開始した顕彰制度「bean47」は、第5回となります。
毎回、優れた活動をしている方(団体)を推薦・顕彰・サポートしていくため、全日本・食学会のネットワークを活用し、世代・ジャンルを超えた交流を図りながら、自己実現の場を提供することで、受賞者たちの活動を幅広く支援してまいります。これにより、業界全体の活性化を促し、知名度の向上や話題づくりへと繋げ、日本特有の伝統的な食文化の継承や持続可能な食の実現、社会貢献等、食の新たな可能性や発展を目指してまいります。
今回は、視点を変えて「わたしのお勧め自慢!」として、日頃自身で利用している良いものや多くの方々に紹介したい生産物・活動・技術等を披露するという形で募集しました。
今回も生産物に限らず、食を通じて社会的活動や地域協力、また食や食文化として無くしてはならない継承し続ける事業などもあり、多様化という言葉が食の世界でも明確に進んでいることがわかりました。一人だけの力ではなく、協力・協業しあい、高め合いながら作り上げるものが多いことも特徴の一つでした。

【2026年度『bean47』大賞】(敬称略、以下同様)
■稲とアガベ株式会社   代表:岡住修兵(おかずみ しゅうへい) (秋田県男鹿市)
「クラフトサケ」造りと事業展開による男鹿の街づくり活動
「クラフトサケ」というジャンルを確立し、伝統的な米と麹による日本酒醸造技術に敬意を表しながら、日本酒にできない発酵文化を取り入れ、お酒の新たな可能性や市場を広げる商品づくりを行う。
同時に、秋田県内でも年間400トンほど廃棄される酒粕の価値を高めるべく、発酵調味料や酒粕お菓子工場の開設や、空き家を購入改修したレストラン、食品加工場、雑貨屋、飲食店、宿・ホテル等を展開。新たな雇用を作り、未来に残る街づくりの事業展開を続け、さらには地元で無肥料・無農薬・自然栽培にこだわる米農家とともに、耕作放棄地を開墾した米づくりにチャレンジするという酒造りを活かした【地域活性・地域貢献】が評価された。

画像出典:稲とアガベ(株)

【2026年度『bean47』大賞】
■高村 浩一(たかむら こういち) 高村刃物製作所(福井県越前市)
包丁製造
“よい材料、よい鍛造・熱処理、よい研ぎ”の信条の職人が、全て手作りで行う。切れるだけではなく、重心バランス、適度な重さ、適度なしなり、砥ぎやすさなどを考えた包丁つくり。刃物の里・越前市で、伝統の職人の手仕事による確かな技術を今に伝え、自身の息子たちもその精神を受け継ぎ、日本の「ものづくり」精神を継承する重要な役割を担っている。
本職用包丁のみならず、時代とともに家庭用包丁製造や、粉末ステンレス鋼などの新素材の包丁製造をいち早く始めた。日本国内以外の世界20カ国以上で販売・愛用される包丁は、有名シェフからの指名製造も多い。

画像出典:高村刃物製作所

【2026年度『bean47』生産者賞】
■大窪 和利(おおくぼ かずとし) ダイワファーム 代表 (宮崎県小林市)
ナチュラルチーズ製造
自社牧場のブラウンスイスなどの牛から生産した生乳をフレッシュなままでチーズ製造し、国内外のチーズコンテストで数々の賞を受賞。九州山地や霧島の山々の豊かな水と緑に囲まれた地で、60年間酪農を営む。地元天然鉱山でろ過された地下水脈の水を与えることで、美味しく栄養価の高い牛乳をつくり、その良質な牛乳を惜しみなく使った「ほんとうに美味しい乳製品」を作り、乳製品の可能性を探求し続けている。

【2026年度『bean47』流通関係者賞】
■さんさんグリーン  社会医療法人みどり会 (大阪府枚方市)
農福連携(障がい者が農業分野で活躍する実践)と6次産業化の取り組み
京都府京田辺市の耕作放棄地を活用して、宇治抹茶をはじめ、京の伝統野菜の京都えびいも、万願寺とうがらし、京花菜、京田辺市特産の京都田辺茄子、鷹の爪、京都レモンなど数々の栽培を行うと共に、加工(2次産業)・販売(3次産業)を手掛け、抹茶菓子の製造販売、農作物を使った調味料、クラフトビールなどの販売、新鮮野菜を使ったカフェの運営も行う。質の良い食材を生産し、料理人への流通販路を作りながら、社会で生きづらさを抱える人たちに農業分野での活躍の場を提供することで、地域の担い手として活躍し、なくてはならない存在であることを示す活動である。

【2026年度『bean47』技術・研究者賞】
■平沼 貴之(ひらぬま たかゆき) 平沼水産(株) (埼玉県上里町)
陸上養殖で育てる次世代型国産二ホンウナギ
閉鎖的陸上養殖で、衛生的で安全性の高い日本二ホンウナギを安定して育てる事業を地域社会との連携で、令和5年より埼玉県上里町とタッグを組み、埼玉県産うなぎの復活と普及に取り組んでいる。
世界が今後直面する問題、深刻なタンパク質危機や日本国内の食料自給率低下に対処するための持続可能な食料生産の推進、先端技術の導入で徹底した水質管理のもと、環境への負荷も考慮した取り組みである。

【2026年度『bean47』フードビジネス賞】
■安達 永補・真子(あだちえいすけ・なおこ) Happy Land安達牧場(北海道標津町)
食農教育・酪農教育ファーム
「育て、育てられ、つなぐ一杯」をテーマに、生乳生産を通じて“食と命の大切さに触れて学べる牧場”として、生産者・消費者・地域の三者が笑顔になることを目指した酪農家。
酪農と通じて故郷に人が集まれる場所をつくり、地域交流・地域連携(大学生や社会人受け入れなど)、子どもの食育体験を通して、生産者の想いや酪農への理解を醸成させる活動や、牧場の暮らしや地域の観光資源を活かした体験型酪農家民宿としてステップアップを図る。

●顕彰ロゴについて●食にまつわる産業に従事している 人知れず 食の分野で貴い「活動」をする「人」 日本中のその小さな豆(人・活動)を全国で発掘未来の日本を支えるその芽は、未来の日本の食を救います。全国47都道府県に広がる、食にまつわる未来の日本を支える小さな豆(人・活動)を意味します。

本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人 全日本・食学会 事務局
https://aj-fa.com/
info@aj-fa.com
石田/濱砂

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