峡南地域

山梨県ってどんなところ？

ARTICLE 09: 峡南地域

1: 峡南地域の特徴

県の南部に位置する峡南地域は、市川三郷町、早川町、身延町、南部町、富士川町の５町から構成されています。
山梨県の南側、富士山の西側一帯に広がる地域で、富士川の悠久の流れとともに歴史を刻んできた、温暖で豊かな自然あふれる地域です。
峡南地域は、世界最古の温泉旅館のある西山温泉や、武田信玄公のかくし湯として知られる下部温泉郷、日蓮宗総本山の身延山久遠寺といった歴史的施設を多く有するほか、西嶋和紙や市川和紙、雨畑硯、六郷の印章などの伝統文化も息づく由緒あるエリアとなっています。
中部横断自動車道の山梨・静岡間開通を機に、東京都心や中京圏へのアクセスも向上しました。移りゆく四季の自然を五感に感じ、のんびりとした暮らしを満喫できる地域です。

2: 峡南地域の農業の特徴

峡南地域では管内のほぼ中央を流れる富士川に注ぐ支流域ごとに、温暖な気候を生かして、それぞれの風土に適した農産物が生産されています。
市川三郷町ではスイートコーンや大塚にんじんの生産が盛んです。また、富士川町では棚田での水稲栽培やユズ、身延町ではあけぼの大豆、早川町では茂倉うり、南部町では茶、タケノコの栽培が行われており、各地域で伝統的な農産物が数多く生産されています。
また、淡水魚養殖やニホンジカ等のジビエ加工も行われています。
最近では、中部横断自動車道の山梨・静岡間開通を機に、沿線の道の駅や直売所での農産物の販売等、県外からの観光客向けの観光農業も盛んになっています。