ワーキングホリデー制度で働く若者がたくさん!
『株式会社 村瀬ファーム』は、70haの畑で、じゃがいも、小麦、ビート、キャベツ、小豆、大豆、長いも、イチゴの苗、行者にんにく、アスパラなどを作る畑作農家です。経営者の村瀬裕志さんは4代目。奥さまの緑さん、息子の治裕さんのほか、ワーキングホリデー制度で働く若者が農作業を手伝っています。
ワーキングホリデーの若者の採用を始めたのは平成24年。これまで中国、香港、ニュージーランド、マレーシア、オーストラリア、ドイツなどから大勢の若者がやってきました。いま滞在しているのは台湾から来た6名。春はじゃがいもの植え付けから、草取り、キャベツの収穫など、さまざまな農作業を手伝ってもらいます。滞在期間は2〜3カ月が多いですが、長い人だと1年いる人も。冬も行者にんにくのハウスでの作業や、雪室に貯蔵しているじゃがいもの選別などの仕事があるそうです。
ワーキングホリデーの若者には、敷地内の宿舎を提供しているので滞在費はかかりません。お米はもちろん、農場でとれた野菜も食べ放題です。
また、繁忙期を除いては基本的に週休2日。休みを利用して、北海道のあちこちに遊びに出かけられるのが魅力です。
経営するファームインにも外国人観光客がいっぱい!
もう一つ、『株式会社 村瀬ファーム』の特徴は、農家民宿(ファームイン)を経営していること。敷地内にはコテージが2棟あり、こちらはお嫁さんの梓さんが担当しています。
ホテルや温泉とはひと味違う、農村ならではの体験の提供がモットー。平成27年からスタートしてすぐ、インバウンドのツアーの受け入れを始めると、ひっきりなしに予約が入るようになりました。
ゲストの国籍は、インドネシア、マレーシア、中国などさまざま。取材に伺った日はオランダからのゲストがチェックインしたところでした。
宿泊客にはさまざまな体験プログラムも用意しています。じゃがいもなどの収穫体験はもちろん、大豆を使った豆腐作り、薪割りから始めるピザ作りなどが人気です。
コテージは敷地内にあるので、農場スタッフとの交流も日常的。ときにはみんなで一緒にバーベキューを楽しむなど、自然と交流が生まれます。
働きながら北海道を満喫したい。そんな若者たちをバックアップ。
今年3月から働いている呉晶晶(ゴ・ジンジン)さんは、国立台湾大学の農学部卒業。台湾で日本語を勉強しているため、会話もスムーズ。「北海道で働いてみたくて、インターネットで村瀬ファームを見つけました。農家民宿や観光農園に興味があるので、そのノウハウを学んでいます」と話します。「休日には、温泉や然別湖、阿寒湖、札幌などにも遊びにいきました。北海道はどこに行っても食べ物がおいしい」と楽しんでいるようです。
一方、日本人スタッフの松田英樹さんは、静岡出身。父親が仕事で北海道に滞在していることもあって、「農業をやってみたい」と6月から村瀬ファームで働き始めました。長芋の収穫が終わる11月までの予定ですが、「青空の下で働くのは楽しい」と言います。
村瀬裕志さんは、こうした若者たちを食事に連れ出したり、自ら運転して観光に連れていったりと、サービス精神が旺盛。「せっかくだからおいしいラーメンや回転寿司も食べさせたいし、いろんなところも見せてあげたい。休みには知床や釧路、阿寒や摩周、小樽や札幌、紅葉が始まったら大雪山にも連れていきますよ」とのこと。まるで自分の子供のように若者たちの面倒をみています。
農村で国際感覚が身につく!
北海道で楽しい思い出をつくりませんか。
『株式会社 村瀬ファーム』のある鹿追町は、帯広から車で約40分。大自然に囲まれた緑豊かな環境です。近くには然別湖があり、カヌーや釣りを楽しむこともできます。
それでいて、海外からやってくる観光客やスタッフが多いので、国際感覚も身につきます。外国語でのコミュニケーションも自然に磨けます。
「全員独身ですから、交流も盛ん。ここで知り合って国際結婚した人も3組ほどいるんですよ」と村瀬さん。それだけ楽しく働ける環境だということなのでしょう。
大地の上で汗を流して働きながら、休日は北海道を旅して回る。いろいろな国からやってきた仲間とコミュニケーションを深めて交流できる。若いうちだからできる、そんな体験をしてみませんか。きっと、忘れられない思い出ができるはずです。
株式会社 村瀬ファーム
〒081-0214
北海道河東郡鹿追町北鹿追北11線3番地7
TEL/FAX:0156-67-2035
E-mail:info@murasefarm.com
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