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「食」について考える機会に!農業体験ができるスポット3選

「食」について考える機会に!農業体験ができるスポット3選

最終更新日:2018年07月17日

まもなく夏休み、家族で農業体験をしてみたいと考えている人もいるでしょう。また、自分の畑で農業体験を開催してみたいと考えている生産者の人もいるかもしれません。最近は「貸し農園」なども広まって農業体験の種類が豊富になり、中には農作物の作られる過程や、農作物の食べ方までを学べるような体験ができる取り組みもあります。今回は、夏休みにぜひおすすめしたい「食育にもなる農業体験」についてご紹介したいと思います。

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「食育」の意味


そもそも、「食育」とはどのようなこと言うのでしょうか。農林水産省によると、食育は生きるうえでの基本であり、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることを言います(※1)。2005年に食育基本法、2006年に食育推進基本計画が制定され、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、学校でも積極的に食育に取り組まれています(※2)。

ただ、流通が発達して何でも手軽に手に入る現在の日常生活では、自分たちが食べているものがどこから来たのかを知るのが難しくなっています。農作物は種をまき、育てる、そして収穫後に調理して食べるという一連の流れがありますが、都会に暮らす人たちにとっては、身近に畑や田んぼがないということも珍しくなく、子どもたちに食の出どころを教える方法が少なくなっていると言えるかもしれません。そんな中、収穫物を食べたり、育て方について学んだりすることで、食育にもつながるような農業体験という場の提供に取り組んでいる人たちがいます。

※1 食育の推進(農林水産省)
※2 食育って何?(文部科学省)

農作物の美味しさを五感で感じ取れる「えがおファーム」

写真提供:えがおファーム

埼玉県坂戸市にある「えがおファーム」は、無農薬・無肥料栽培を行い、同時に固定種や在来種の種を使った栽培に取り組んでいます。代表の清岡さんが目指しているのは、体に無害で栄養が豊富な農作物を育てることで、生産者の想いと消費者の願いが繋がり、ともに笑顔になれるような活動。その思いを達成するべく、1年を通して収穫物を調理して食べるところまでを体験できる企画を実施しています。

写真提供:えがおファーム

7月から8月にかけては、ナスやピーマン、伏見唐辛子(辛くない唐辛子)やオクラなどが収穫でき、その後参加者たちはその野菜を使い、協力して昼食を調理します。メニューは、夏野菜カレーやバーベキューなどがあり、清岡さんが決めたり参加者の要望を聞いたりと、臨機応変に対応しています。

写真提供:えがおファーム

写真提供:えがおファーム

清岡さんは、「野菜ができる様子を見てから無農薬・無肥料のお野菜を食べてもらうことで、普段食べているものとの違いについて、五感で感じてもらいたい。何より普段の生活とは違う、農業体験ができる空間を楽しんでほしいです」と話しています。
収穫後の野菜はお土産として持ち帰ることができるため、自宅に帰った後も楽しむことができます。農作物に対して真面目に取り組む「えがおファーム」では、自らの「食」について改めて考え直すきっかけになるかもしれません。

写真提供:えがおファーム

一般社団法人えがおファーム
住所:埼玉県坂戸市長岡61
URL:https://egaofarm.com
利用料金:大人1人あたり4,900円

“食と命の教室”を行う「みんなの農村ネットワーク」

写真提供:みんなの農村ネットワーク

千葉県成田市で活動している「みんなの農村ネットワーク」は、都市と農村とのつながりの薄さを危惧して、その橋渡しをしようと2011年に設立されました。年間を通して実施されている「食と命の教室」では、食べ物のことや農業のこと、そして農村での暮らしについて、農作業を実際に体験しながら学ぶことができます。2月から11月まで年間を通じて行われていますが、1回からの参加も可能。土作りや田んぼでの農作業、納豆や糀作りなど、農業歴48年で有機野菜を育てるベテラン農家さんに教わることができます。

写真提供:みんなの農村ネットワーク

そして教室の合間には、獲れたての野菜を使った昼食が用意され、希望した人たちは食べることができます。農家さんの家族が手作りで用意しているのですが、この手料理を楽しみに参加する人もいるほど味は絶品だそうです。そして、農村の暮らしを体験できるのも、大きな魅力ですね。

参加者は獲れたて野菜の食卓を囲む(写真提供:みんなの農村ネットワーク)

7月はミニトマトやキュウリ、ゴーヤなどの夏野菜の収穫やゴマ畑などの草取り作業などを行い、8月は田んぼの草取りや秋冬野菜の種まき、そして小玉スイカを好きなだけ食べられる企画を開催予定とのこと。帰る前には、採れたての野菜や自家製の油、無農薬米などの貴重なお土産ももらえるそうです。

「田んぼと畑の工作教室」の様子。参加者は裸足で田んぼに入る(写真提供:みんなの農村ネットワーク)

このほか、子どもたちに自然を満喫してもらおうと、親子向けに「田んぼと畑の耕育教室」も開催しています。夏休みの機会に「通える農村」を作るのもいいかもしれません。

みんなの農村ネットワーク
住所:千葉県成田市内
URL:https://www.minson.jp
利用料金:参加費:4,500円(単発での参加の場合。★昼食代は別途500円)

「しろうま農場」では白馬村の大自然で素材の旨みを体験

写真提供:しろうま農場

冬はスキー客でにぎわう長野県白馬村にある「しろうま農場」では、自然と調和しながら、環境に配慮した農作物生産を行っています。そして、日本にある昔ながらの自然や白馬村の文化を体や心で感じてもらいたいと、農業体験を実施しています。雪国の白馬村には、雪国ならではの「雪中甘藍(せっちゅうかんらん)」という雪の下から収穫するキャベツがありますが、秋には収穫せずに置いておき、冬の雪の下で甘く仕上げるのだそう。「しろうま農場」では冬にはこうした体験も行っていて、雪国ならではの個性的な農業体験も提供しているのだそうです。

写真提供:しろうま農場

豊富な種類の農作物を栽培していて、これから7月から8月にかけては、ブルーベリーやミニトマト、スイートコーン、ジャガイモやレタス、ズッキーニなどが収穫が体験できるといいます。そして、収穫後はその野菜をダッチオーブンで蒸し上げて、調味料などほとんど使わずに、素材そのものの味を体験できる企画も実施しています。収穫して、調理し、食べるところまでの一連の流れを経験できるため、自分たちの食べているものがどこから来て、どうやって食べているのか、そしてその素材の味がどんなものか体感できることができるのです。

写真提供:しろうま農場

写真提供:しろうま農場

野菜はその場で食べるだけではなく、お土産で持ち帰ることができます。参加した人たちにとっては、農業体験だけでなく、白馬アルプスの美しい景色の中で、田んぼの生き物や、植物との出会うことが素晴らしい体験になるでしょう。安心安全な農作物の栽培を行い、本当においしい作物作りに努めている農場だからこそ、充実の体験ができそうです。白馬村の大自然を満喫してみるのもよいですね。

しろうま農場
住所:長野県北安曇郡白馬村神城24197
TEL:0261-75-3301
URL:http://tm-hakuba.shop-pro.jp/
利用料金: 4歳~小学生:2,000円、中学生以上:3,000円

生産者が工夫を凝らして開催し、「食」について考える機会になる農業体験。ぜひ、夏休みの機会に、参加してみてはいかがでしょうか。

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