“かん水のプロ集団”が注力する農業IoT分野の商品
株式会社サンホープは、40年以上前から最低限の水利用で最大限の効果を上げるかん水資材を世界中から選びぬき、日本の市場に提案し続けています。フランス製の液肥混入器ドサトロン、点滴のように1滴ずつかん水ができるイスラエル製のドリップチューブや節水型のスプリンクラー…。サンホープはこれらの資材を用いたオリジナルかん水システムの設計やアフターフォローにも対応する、かん水のプロ集団です。
そんなサンホープが現在力を入れているのは世界的な流れにもなっている農業のIoT。 “サンホープ スマートイリゲーション シリーズ”は、自動化、省力化を実現するかん水コントローラーです。2017年5月には、日本初のBluetooth搭載電池式かん水タイマー『DC7E-BT』、『DC11E-BT』の2機種が発売されました。
これらの商品は、スマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードしてかん水間隔やかん水時間を設定できるのが特徴。これまでのように本体のボタンを操作する必要がなく、手元の端末でいつでも手軽にかん水プログラムの操作ができます。設定時間がくると、タイマーに内蔵された電磁弁が開いてスプリンクラーや点滴チューブから自動でかん水が開始。かん水間隔は1日4回まで、曜日ごとの設定に対応します。水道水源で使える機種もあるので、農業だけでなく植栽の管理などにも利用できます。
そして、2018年8月1日から、より厳密な管理制御が行えるクラウド型の新商品『G.S.I(ジー・エス・アイ)』が登場します。
インターネット経由で、きめ細かいかん水の管理制御ができる『G.S.I』
『G.S.I』は、インターネット経由でいつでもかん水を遠隔操作できるコントローラーです。かん水開始時刻の設定、サイクルかん水、温度や雨などのセンサー類との接続、流量計を取り付ければ流量のモニタリングと過剰給水や給水不足などの異常検知も可能に。スマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードすれば、日常の監視、かん水の中断やプログラム変更といった簡単な操作ができます。異常発生時にはE-mailで通知がくるのでトラブルを見逃しません。標準モデルで8系統、機種により最大24系統の電磁弁を制御。最大8パターンのプログラムに電磁弁を割り当てられるので、品種ごとにプログラムを変えてかん水する、といったきめ細かい制御も行うことができます。
データの蓄積で最適なかん水を
『G.S.I』に流量計を取り付けるとウェブアプリケーション内に水の使用履歴が残るので、詳細なデータの収集ができます。サンホープは、東京・八王子市にある実験農場の『G.S.I』を目黒区の本社で操作してトマトの実験栽培を実施。畝ごとに施肥とかん水のパターンを変え、かん水時間の合計、使用した水の量などのデータをもとに生育を管理。収量や糖度を比較しながら、最適なかん水プログラムの構築を目指しました。
天候の変化や生育状況に応じた養水分の管理は、収量の確保や品質の良化に不可欠。『G.S.I』によるかん水の管理制御が、より高精度な栽培を可能にします。
<『G.S.I』製品仕様>
入力電圧 AC100V
内蔵ダウントランス出力 AC24V 2.5A
制御系統出力 AC24V max0.5A
最大同時出力系統数 4系統+マスターバルブ出力
外寸 105×245×255mm
動作環境 -10℃~60℃
出力系統数 8・16・24(機種による)
【お問い合わせ】
株式会社サンホープ
東京都目黒区中目黒1-1-71 KN代官山4F
TEL:03-3710-5675
http://www.sunhope.com/